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空中要塞グレイシアス   作者: ホワイトボックス
第一章 幼年期
3/93

第二話「父と空中要塞」

 言葉。

 


 少しだけ、言葉が話せるようになった。

 それと同時に、人が話すことを少しだけ理解できるようにも、なった。


 最初は、ただの音の塊にしか聞こえなかった周囲の会話も、徐々に意味が分かるようになった。

 でも、やっぱり言語は違ったみたいだ。


 まぁ、これは理解した。


 自分だけ言葉を話せなくて、別世界の住人ぽく思っていたが……言葉を話すことによって、初めて。家族と意思疎通を取れた。


 実際、話せない間は本当に暇だったし、少し寂しい気持ちにもなっていた。

 

 でも、こうやって言葉を交わせるだけで、あんなにも心が温かくなるんだなと、改めて感じている。


 

 こうして俺は言葉を話せるようになったけど。やはり子供だからか、物覚えがとても早い気がする。もちろん両親から教えてもらっていたのもあるけど、それだけじゃない。


 前世の知識と感覚。

 あと今の俺の物覚えが絶妙に作用しているのだろう。


 この2つも、影響があることは間違いない。

 ちなみに、時間間隔や、今が何年か何日かは知らん。

 

(まぁ、今気にすることではない)


 


 この世界はやはり分からない。


 分かることと言えば、ここが俺がいた世界とはまったく別の世界だということだけだ。

 

 異世界――なんてあり得るのか?


 そんなこと、考えたこともなかったし、現実として受け入れられるものなのか疑問だ。


 そもそも、どうやってこの世界に来たのか。

 長い疑問だ。最初に得た疑問が全く解けない。 

 なぜ俺はここに来た?



 気がつけば、赤ん坊の姿で、記憶を持ったまま母親の中から スポーン! 

 生まれた! だ。


(よくわからないな)



 本を読みながら、天井を見つめる。



 おっと、現在俺は本を見ているところなのだ。


 本棚には手が届かないけれど、そんなことで諦める俺ではない、絶対にとってやる! と思ってたけど、無理だった。

 手を必死に伸ばしていたら、父親が気づいてくれて、本を取ってくれた。


 ありがたいことだ。


 そして、またもやありがたいことに。俺が興味を示した本を取ってくれた。

 父親はいつもそうやって、さりげなく俺に手を差し伸べてくれる存在だ。


 ありがたいことだ。


 「ありがとう」と言ったら、とてもうれしそうな顔していた。笑顔だ。


 

 あ、あと。自分の名前がロベルト。ということがわかったところだね。それと同時に父親の名前もわかった。


 俺の父親の名前は『ギデカルド』というらしい。


 親の名前も「フリナ」、年上の兄は「リベサス」――。

 そして、我が家の家名が「クリフ」だと聞いた。

 どうやら、俺たちはこの「クリフ家」という血筋に属しているらしい。

 

 と、この事は置いておき。

 


 ついに本を手に入れた!



「お、おぉ。なるほど………おぉ」


 今読んでいる本は、多分……歴史の本だろう。

 なんで書いてるかは分からないけど、それでも、絵と一緒に書かれている単語が少しずつ意味を成すため、がんばる。


「ここがこうなって、あれがこうなって、こうだったんだ…… ?」

 

 そんな簡単な単語が、繋がりを見せ始める。

 やっぱり、最初は簡単なところから始めるしかない。


 でも、やはり難しいものは難しいのだ。だけど、俺は諦めない。


 読めないからどうした? 読めないからといって、本を乱雑に投げ捨てたりするような男ではない。

 

 俺の探究心は強い、ので。俺は本を読む!



 この本にはたくさんの文とともに、絵が描かれている。

 大きな城の絵、勇者や王、そして様々な人々の姿が描かれている。

 時には奇妙な生物や、信じられないような景色も目に入ってくる。


 やはり『歴史の本』で間違いないだろう。



 個人的には、魔法が載っている本が欲しかった。俺が今一番解明したいことは魔法だ。だからこそ、今。知りたいんだ。

 この気持ちが薄れる。


 目的が変わってしまう前に、魔法を知りたい。



 そんな思いああるからこそ、俺は本を読む。


(文字が読めるようになったら、その先が見えてくる……ふふ)


 

「……ん?」


 俺はページを開き、その本に載っている絵を見ていたが。その途中、俺の目を奪う絵が描いてあった。



 それは――空に浮かぶ城。


 

 今まで読んでいた本には、地面に建っている城や建物、奇妙な石、壮大な自然、そしてそこに住む人々が描かれていた。

 いわば、どこかの歴史書に載っていそうな、実際にありそうなものばかりだ。


 でも、この絵だけは違った。


 なにせ、空に浮かんでいるのだ。


 そう、空に浮かぶ城。いきなり現実味のない物が出てきた。


 普通はお伽噺にしか信じられないだろう。空に城が浮かぶなんてことはありえないし、出来ることではない。


 でも、今俺が読んでる本はお伽噺の絵本ではない。今まで出てきたのは、歴史物のようなものばかりだ。


(そもそもお伽噺ならこんな難しい字で書いてあるわけない!)


 奇妙な生き物や伝説的な出来事もあった、だけど……空に浮かぶ城なんて……信じられない。これがファンタジーか。


 じゃあ、本当にある?


 とは、いえない。でも空に浮かぶ城があるとしたら。

 この世界はいったい、どんな世界なんだ……?


 俺の心のなかに、またひとつ。新たな疑問が浮かんだ。


 次々と増えるが疑問。増えるばかりでいっこうに解けてくれない。頭がパンクしてしまう。


 早く解決しないと……でも、そんな方法あるかなぁ……。


(あー!確かめたくてむしゃくしゃするぅ〜!!!なにかないのかぁー!)


 頭を抱え悩みこむ……目の前に確かめたいことがあるのに、どうやって確かめればいいか分からない。


 この気持ち、誰か共感してくれ……。


「あ」


 思いついた、方法を。


 

(親に聞けばいいじゃん)


 なぜこんな簡単なことがさっと出てこなかったのだろう。いつも教えてもらってたじゃないか…はっ。俺としたことが、とんだ間抜けだったな。



「お父さん〜!!! お母さん〜!!!」


 親を召喚する。


 二足歩行で歩けない俺にとって、動くというのは時間がかかる。なので、大声をだして呼び寄せる。これが手っ取り早い。


 ほら足音が聞こえてきた。音の重さ的に……父親かな。


「どうしたどうした」


 案の定。父親であるギデカルドが軽やかな足取りでこちらにやってきた。筋肉ムキムキの体でこの俊敏さは、見習いたい。


 俺のところに到着。そしてそのまま俺に目線をあわせかがみ込んでくれた。かがんでもでかいな、幅広すぎるだろ。


(おっと。目的を忘れるところだった)


「どうしたんだ?ロベルト。お父さんになにかようか?」

「あ、えっと。これ!」


 読んでいた本を指で指す。少し滑舌が回りにくいがなんとか伝えられたぞ。


 ギデカルドは、俺の読んでいた本を見て、少し驚いた後。どこか懐かしそうな顔とともに、俺に聞いてきた。


「この本を読んでたのか?」

「うん」

「そうか、それで、これを父さんに見せたかったのか」

「うん。そう、この空に浮かぶ城を」


 父さんの声からはなぜか嬉しそうな感じがした。共感してくれたのかな?


「ハッハッハ。そうかそうか」


 思いでを思い出すように顔をほころばせた。


「おっそうだ。ロベルト、この城を写した写真がある。見たいか?」


 な、なんて言ったんだ……でも、すごそうだな!


「どうだ?」

「見たい!」

「よぅし! ほら、お父さんの胸においで、抱っこしてあげよう」


 そう言って父親の胸に飛び込む。ギデカルドは軽々と俺を持ち上げ、廊下を移動した。


 


‐‐‐




『空中要塞』



「空中要塞、実物の写真だ。今見ても懐かしい」


 父親に連れられやってきたのは、父の部屋。父の部屋はガラクタや武器などがいっぱいだ。少し散らかって入るが…まぁなんとか。


 俺は父さんの椅子に座らされた……でかい椅子に。


 それにしても……本当にあったんだ。

 空に浮かぶ城……空中要塞といったところか。


「どうだ? すごいだろう?」

「うん、すごい。本当にあるんだ」

「そう! お伽噺でもない。夢でもない。本当に存在する、空に浮かぶ城だ」


 今この目で見た、白黒だけど本当に実在していた!


 夢じゃないんだ。



「お父さん、これ、どうやって手に入れたの?」


 気になっていたが、お父さんがなぜこの写真をもっているんだ? 空に浮かぶ城、空中要塞の本物の写真だぞ? どう見たって希少なものに違いない。


(もしかして、それほど希少ではない………?)


「これはなぁ。父さんが飛行艇に乗ってたときに取ったものなんだ」


 ひ、ひこうてい……? あ、飛行艇のことか。


 この世界、飛行船とかあるんだ。だとすると、この世界の技術力はどこらへんに当たるのだろう。


「空……」

「そう。空中要塞に行くためだった。絶対に空中要塞に行くぞ! 歴史上一番に名を残すぞ! そう言って騒いでた若い頃があった……まぁ写真しか取れなくて結果は失敗、着陸は駄目だったがな、ハッハッハ」


 失敗……という言葉から分かる通り、行けなかったのか。


 ただ単に準備が足りなかったのか、それとも気候による問題か。

 はたまた、予想もつかないような事が起きて失敗したのか……魔法が存在する世界なんだ。ありえなくもない話だ。


「もう何年も空に出たことはない、まぁ諦めというやつだな」

「え?」


 やめたの? 空に出るの。


「父さんは、もう空中要塞に行かないの?」

「そうだな。行かないだろう」


 なんでだ? 父さんの言葉からしてすごく熱意に溢れていた。

 それなにになぜ、そう簡単に夢を諦められるんだ?

 空を飛びたかったのでは、なかったのか?


「なんで父さんは行くのをやめたの……?」


 俺は聞いた。


「理由があったのだ。大事な理由だ」


 理由か……それなら仕方ない。大事な理由か、なんだろう……やっぱり生活かな、空を飛ぶだけじゃ、生けてはいけない、なににでも、お金がいるからな……。でも。


「未練は……なかったの?」


 未練はあるはずだ。


「未練。難しい言葉だ、どこで覚えたんだ?」

「! えっと……母さんが言ってて、それで教えてもらって!」

「なんだ母さんか。母さんから未練なんて言葉が出るとはなぁ……やはりあの時のことか」


 とっさに適当な理由を入れてなんとか回避に成功したぞ……ふぅ、良かった。危ない危ない。


「それにしても。未練か……ははは。未練。父さんに未練はあった、夢を諦めたくない。空中要塞に行きたい、何度も思ったことだった」


 ギデカルドは若い頃の思い出を俺に語った。

 その気持はわかる。俺にも諦めたくないものがあった……。


「でもな、そのときに、大事な理由が出来たんだ」

「……大事な理由って?」


 俺の言葉に父さんは微笑んでこう言った。


「家族だ」


 家族。


 家族ができた……。


「家族できたから夢を諦めた。守るべきものが増えたからと言っていいだろう。母さんと結婚し、生活を始めて、リベサスが生まれて、ロベルトが生まれた。家族との思い出は最高の日々だ。……その頃だったか、空中要塞を目指すという熱意が薄れていったのは」

「………」


 大事な理由だ……大事すぎる理由だ。


「……っと、1歳のロベルトには難しい話だったな。大きくなればいずれこの話がわかるはずだ。さて、そろそろ昼食のお時間だぞ〜!食べる準備はいいかぁ〜?」


 ギデカルドは重い話を遮るべく、暖かく、軽やかな口調でお昼をよんだ。クスッと笑いたくなるな……うん。


「できてるよ」

「……よし! それじゃあ早速、出発!」


 父さんの元気な声とともに肩車され、リビングの日の当たる部屋へと向かっていった。頭をぶつけそうになったのは内緒だぞ!



 

 それから父さんといっしょに昼食を取った。


 父さん、料理できたんだと思いつつ、食事を口に運んだ。美味しかった。お父さんもお母さんも料理が本当に美味しい。お世辞じゃないぞ! これ! 本当だぞ!

 

 その時に兄のリベサスもいて、空中要塞の話を教えたけど、あまり興味は示さなかった。兄的には興味のない話のようだ。童話とか嫌いなのかな?


 まぁ、これからわかってくるだろう、一緒に生活してまだ一年だ。そう一年! 俺は一最だからな!


(俺って一歳だったのか……もっと言ってるかと思った)



 さて。


 父さんの話を聞いて腑に落ちた。


 家族。大事な存在だ。俺もわかる、大事な存在を放おってはおけない、前世でもそう。妹に接してあげたときと同じだ。


 俺の妹が泣いているときや、困っているときは、一番に手を差し伸べてあげたろう? 自分の趣味のために放おって置至りはしない。なにせ、大事なんだから。


『空中要塞よりも、大切な存在が出来た』


 これだ。


 これがそうなんだ。



 空中要塞には、俺も行きたい。実物を見てしまったんだ。行きたい気持ちが抑えきれない、興奮している!


 でも。父さんのように。俺にも大事な人が出来たら……夢を諦めてしまうのかな……今の俺じゃ、考えられないなま、はは」



 そんな気持ちが芽生えた。




‐‐‐

 

 


 二歳になり、だいぶ言葉が分かるようになってきた。そして、ようやく……二足歩行で歩けるようになった、やった!


 歩けるようになったことで、大きく移動手段が広がった。


 部屋に移動はもちろんのこと、二階やトイレ。そして、一人では行くことが出来なかった家の外。自由に外を歩けるなんて、最高! あ、普通の子供なら怖がる暗い倉庫にも行ける。


(これは、前世の記憶持ちの特権だな!……扉は開けられないけど)


 二足歩行ができたので、少しだけ外を歩いてみたりもした。


 この村は山奥にある田舎の村。俺の住んでいた場所と比較すると、まさに天と地の差がある。経験したこともない。


 それに、生活が原始的すぎる。昔の俺とじゃ、デメリット祭りだ。


 でも、こんな山奥の村にも、メリットはある。それは、自然と触れられること。

 

 前世の話だが、昔。俺の病気を治すため、担当を任せられていた毛が長いアルウェイという名医がいた。


 その人は名医であるとともに、自然を探求する博士でもあった。


 なので、アルウェイ博士から、いつものように自然について聞いていたんだ。おかげで、少しだけ自然について詳しくなれた。気がする。


(博士の言っていた通りの光景が、今ここにある!)


 壮大な自然世界は本当にあった。世界は機械だけではなかった。

 山奥の中の自然は、本で創造した世界と一緒だった。


 木々は、天を突くかのように伸び、幹には苔が柔らかく絡みついている。葉の隙間から零れ落ちる陽光は、微かに金色の輝きを帯び、その一筋の空気が漏れ出していた。


 森を包む香りは、濃密で、湿り気を帯びている。

 神秘的な光景だった。


 小川が森の奥深くをゆったりと流れ、その水は透き通っている。小川のほとりには、白い花が静かに咲き、蝶がふわりと舞い降りた。


 草の上には無数の露が朝の冷気に凍りつき、まるで宝石のように輝いていた。


 木立の奥には、小さな開けた空間があった。よく開けた場所で周りは岩の壁。天井は空間で、そこから日が差している。


 家からそう近くないところに、こんな所があったとは、驚いた。


 このあたりはあまり人が立ち寄らない場所だ。

 動物、たまに魔物がいるくらいで、本当に人けがない。


 あ、魔物というのはモンスターのこと。

 エイリアンとかの超人的生命体ではない。

  

(そうだな、ファンタジーでいうと……ゴブリンってところだ)


 ゴブリンは父親と森の奥へ散歩に行ったとき出くわした。

 緑色の体で木で作ったボロボロの武器を持って、群れを作っていた。


 あまり関わらないようにしよう。と父は言っていたが、相手は逆だったようで、こちらに襲いかかってきた。


 俺自身も、前世でそういう輩に襲われた事があったが、こんなモンスターには初めてだ。ちょい怖かった。


 その時は父がいたから、なんとか追い払うことができたが、今は一人だ。

 二歳の俺からしたら勝ち目はない。


 だから、魔物に出会ったら気づかれずに逃げる。

 二歳の俺にはそれくらいの選択肢しか渡されていない。



「それにしても――」


 独り言をつぶやきながら、今いるどこか神秘的な場所の中央へと向かい歩いていく。


 たどり着くと、周りを見渡し、全体を捉える。


「ここ。いい場所だな、何かに使えないかな」


 俺の潜在意識は、ここを何か、特別な場所に使いたい! と、判断した。二歳の子どもに眠る十五歳の心。


 そこから生まれるのは――そう。



 秘密基地だ。


 子供のお遊びと言ったら、おもちゃなどが思い浮かべるが。秘密基地も外せないだろう。


 秘密基地。秘密の基地。自分だけ知っている、もう一つの家。

 誰にも知られず、親にも知られず。自由にいれる場所……まぁ、好き勝手できる場所だ。

 

(俺も一度こういうの作ってみたかった)


 そんな思いがあるからこそ、この場所にたどり着いたのかもしれない。


 運命か?



 秘密基地にするというが……そのままではなく、何か工夫をしたいな。俺の秘密基地なんだから、俺好みの……。


 とにかく。考えておこう。


 今はまだ思いつかない、それに何を置こうかも決めてない。それに、この森は魔物もいるから、慎重に向かわないといけない。


(荷物運びどうしよう……運んでいる途中に魔物が来たら……危険だな)


 まぁ、やると言ったらやるだけだ。

 とにかく、帰ったらメモだ、メモメモ。

 目にも焼け付けておくこと。



「あっ、まだ字書けないんだった。勉強しないとな、ははは」


 


 

 


 

 

 

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