いつもとは違うPvPイベント
平日を挟んで次の土曜日。今日はPvPイベントの日だ。まぁ、平日はバイトであまりログイン出来なかったけど、そこまで準備するものもないので、あまり問題なかった。
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ハク:【武芸千般Lv100】【二刀の極みLv100】【神闘術Lv100】【熔解Lv100】【分身体生成Lv12】【黒腐侵蝕Lv100】【魚群招来Lv100】【エネルギー吸収Lv100】【竜神息吹Lv88】【炎竜王息吹Lv100】【水竜王息吹Lv100】【氷竜王息吹Lv100】【黒鬼王Lv92】【氷鬼Lv100】【虚空Lv100】
控え:【聖剣Lv100】【鋏Lv100】【三叉槍Lv100】【金砕棒Lv100】【魔力弓Lv100】【矢生成Lv100】【獣牙Lv100】【鋼鉄牙Lv100】【鋼鉄爪Lv100】【氷結爪Lv100】【竜爪Lv100】【岩竜爪Lv100】【剛爪Lv100】【棘拳Lv100】【銃Lv100】【突撃銃Lv100】【散弾銃Lv100】【狙撃銃Lv100】【機関銃Lv100】【大砲Lv100】【電磁加速砲Lv100】
【神秘の吸血鬼Lv138】【吸血姫Lv100】【神血Lv1】
【魔導神Lv100】【溶岩魔法才能Lv62】【天候魔法才能Lv69】【大地魔法才能Lv72】【暴風魔法才能Lv69】【雷霆魔法才能Lv69】【暗黒魔法才能Lv49】【付加呪加才能Lv74】【状態異常才能Lv70】【死霊術Lv100】【死霊誘引Lv100】【死霊融合Lv43】【死霊強化Lv51】
【根源(火)】【完全支配(火)Lv100】【根源(水)】【完全支配(水)Lv100】【根源(土)】【完全支配(土)Lv31】【根源(風)】【完全支配(風)Lv65】【根源(雷)】【完全支配(雷)Lv100】【根源(光)】【完全支配(光)Lv18】【根源(闇)】【完全支配(闇)Lv18】【根源(影)】【完全支配(影)Lv100】【支配(植物)Lv45】【支配(毒)Lv100】【無限毒Lv100】【支配(糸)Lv8】【無限糸Lv12】【黒糸Lv6】【支配(力)Lv18】【眷属創造Lv100】
【HPMPタンクLv1】【物理超強化Lv100】【器用さ強化Lv100】【運強化Lv100】【神体能力強化Lv100】【五感超強化Lv100】【頑強顎門Lv100】【粘弾性強化Lv12】【骨格強化Lv100】【機動性強化Lv100】【万能視界Lv28】【神力Lv100】
【毒耐性Lv100】【麻痺耐性Lv100】【呪い耐性Lv100】【沈黙耐性Lv100】【暗闇耐性Lv100】【怒り耐性Lv100】【眠り耐性Lv100】【混乱耐性Lv100】【魅了耐性Lv100】【出血耐性Lv100】【気絶耐性Lv100】
【夜霧の執行者Lv100】【雨隠れLv100】【金剛不壊Lv100】【韋駄天走Lv100】【悪路走行Lv100】【水上歩行Lv51】【天翔Lv100】【心眼開放Lv100】【精神統一Lv100】【環境適応Lv28】【万能探知Lv100】
【神炎Lv100】【神水Lv100】【神土Lv1】【神風Lv100】【神雷Lv100】【神光Lv1】【神闇Lv1】【灰燼Lv100】【業火Lv21】【絶対零度Lv100】【絶対真空Lv100】【極雷Lv100】【氷炎Lv100】【土水息吹Lv100】【氷雷息吹Lv100】【岩炎息吹Lv100】【岩風息吹Lv100】【炎熱牙Lv28】【熱冷血Lv31】【氷結牙Lv100】【雷化Lv100】【嘲笑Lv31】【ドラミングLv100】【虫翅Lv100】【比翼Lv100】【鋼鉄翼Lv100】【魔力翼Lv100】【炎翼Lv100】【水氷翼Lv100】【天翼Lv100】【浮遊Lv100】【瞬間再生Lv100】【超反応Lv100】【解錠Lv100】【暗闇の魔眼Lv100】【催眠の魔眼Lv100】【混乱の魔眼Lv100】【鉱物創造Lv100】【竜紋Lv100】【混沌Lv100】【悪夢Lv100】【絶望Lv100】【瘴気Lv41】【睡眠Lv100】【欠伸Lv32】【夢喰いLv30】【夢遊Lv21】【堕落Lv100】【断罪Lv100】【憤怒Lv1】【反転熱線Lv100】
【竜神核Lv100】【炎竜鎧Lv100】【水神竜Lv100】【岩竜鎧Lv100】【竜王翼Lv100】【精霊体Lv100】【魔王Lv100】【死神Lv100】【死神鎌Lv100】【暴食悪魔Lv100】【暴食の大罪Lv100】【色欲悪魔Lv100】【色欲の大罪Lv100】【嫉妬悪魔Lv100】【嫉妬の大罪Lv100】【悪魔王翼Lv100】【聖女Lv100】【熾天使Lv100】【熾天使翼Lv100】【魔聖融合Lv100】【属性結合Lv100】
【機織りLv100】【糸紡ぎLv100】
【歌唱術Lv100】【癒奏Lv100】【魅了歌Lv100】【睡眠歌Lv100】【掘削Lv100】【竜騎Lv100】【農業Lv100】【テイマーLv100】【神族に愛されし者Lv100】【統帥Lv100】【総合言語学Lv100】【降霊術Lv65】【森人化Lv1】【プリセット】【巨狼の怪物との契約】
【全知全能の主神の祝福】【結婚の神の祝福】【海の神の祝福】【戦いと知恵の神の祝福】【旅人の神の祝福】【炉の神の祝福】【青春の神の祝福】【正義の神の祝福】
【天照大神の祝福】【天照大神の威光】【月読の祝福】【須佐之男の祝福】【伊邪那美の祝福】【建御雷の祝福】【木花咲弥姫の祝福】【大国主の祝福】【大山津見の祝福】【宇伽之御魂の祝福】【櫛名田比売の祝福】
【北欧主神の祝福】【北欧主神の全知】【北欧雷神の祝福】【北欧欺瞞神の祝福】【北欧美神の祝福】
SP:517
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【根源(土)】:土系統のスキルの効果が上昇する。控えでも効果を発揮する。
【根源(光)】:光系統のスキルの効果が上昇する。控えでも効果を発揮する。
【根源(闇)】:闇系統のスキルの効果が上昇する。控えでも効果を発揮する。
【神土】:神聖属性を纏った聖なる土や石を出す事が出来る。控えでも効果を発揮する。(【根源(土)】【神力】所持)
【神光】:神聖属性を纏った聖なる光を出す事が出来る。控えでも効果を発揮する。(【根源(光)】【神力】所持)
【神闇】:神聖属性を纏った聖なる闇を出す事が出来る。控えでも効果を発揮する。(【根源(闇)】【神力】所持)
【神血】:神聖属性の聖なる血液が身体を流れる。控えでも効果を発揮する。(【神秘の吸血鬼】【神力】Lv100所持)
【完全支配(光)】:全ての光に関するものを完全に支配する。光で武具の生成、強化が可能となる。使用出来る光の量が無制限になり、生み出す速度が増す。控えでも効果を発揮する。
(【根源(光)】所持 【支配(光)】【無限光】Lv100『統合』)
【完全支配(闇)】:全ての闇に関するものを完全に支配する。闇で武具の生成、強化が可能となる。使用出来る闇の量が無制限になり、生み出す速度が増す。控えでも効果を発揮する。
(【根源(闇)】所持 【支配(闇)】【無限闇】Lv100『統合』)
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いつの間にか【神血】というスキルもあったので、収得しておいた。まぁ、そもそも【聖血】を持っていたので、大きな変化があるような事がなかった。
他は属性を強化するためのスキルだ。
禁術に関するものも取ろうかと思ったけど、まだ読めていない本も多いし、ドロシーさんも急いで収得する必要はないと言っていたので、もう少し様子を見る事にした。私の戦闘スタイルに合いそうなものもあるから、もう少し勉強してから収得する。もっと良いシナジーがあるスキルがあるかもしれないしね。焦る必要もないしね。
ファーストタウンの広場に来た私の元にフレ姉がやって来た。
「よう。元気にしてるか?」
フレ姉はそう言いながら乱暴に頭を撫でてくる。
「フレ姉、ゲルダさんは?」
「いるわよ」
ゲルダさんがフレ姉の後ろからゲルダさんが出て来た。
「アカリはいないの?」
「はい。最近は、色々と作っているので、そっちに夢中みたいです」
「ああ、工場みたいなのを作ってんだってな」
「何で知ってるの?」
フレ姉に話した覚えはないのに、フレ姉はアカリが作っているものの事を知っていた。その事が気になった。
「アカリに会った時に教えてもらったんだ。ハクが材料を集めてくれるから、どんどんと進んでるらしいな」
「うん。大分形にはなってるよ。皆の手伝いもあるから、普通のプレイヤーが作るよりも遙かに早く進んでるんじゃないかな」
「それにしても面白いわね。このゲームで工場を作るだなんて。ギルドエリアを持っていないと出来ない事だわ」
「うちのギルドでも作りたいところだが、そもそも必要な機械の作り方が分からねぇからな。あいつらの頑張りに任せるしかねぇ」
「そうね」
一応機械に関する本は図書館とかにもあるはずなので、フレ姉のところでも工場を作るのは時間の問題だと思う。
そんな話をしている中で、私は一つ気になった事があった。
「ねぇ、二人はスキルとか武器を封印された?」
「ん? いや、されてねぇな。されたのか?」
「うん。異常なまでに強いスキルは封印されちゃった」
「ハクは、吸血で色々なスキルを持っているから、私達とは根本的に違うものね。最近は【吸血】を持ったプレイヤーが増えたから、同じような構成のプレイヤーは増えているのかしら?」
「二人は?」
私が訊くと、二人は首を横に振った。
「アクアの飯の方がマシなものを飲みてぇと思わねぇ。ダンジョンからもスキルは得られるからな」
「まぁ、確率は低いけれどね。フレイは、一人でレイドダンジョンも攻略してくるくらいだから、割とスキルを手に入れやすいのかもしれないけれど」
「へぇ~、フレ姉は化物だね」
「ハクに言われたくねぇ」
フレ姉から軽く小突かれた。その直後に、イベントの開始の合図が来る。
「おっ、始まるな」
「はぁ……フレ姉と会わないと良いな」
「まぁ、そうね」
「そうか? ハクと戦うのは楽しいけどな」
「えぇ~……」
そこまでで転移が始まった。白い光に包まれて、転移した先は廃都市エリアのような場所だった。一番複雑で不意打ちなども多くなるエリアだ。
「前にソルさんと暴れたから、それを警戒しているプレイヤーはいそうだなぁ。まぁ、どうにかなるか」
装備スキルは、このイベントに備えたものになっている。最初に装備する武器は白百合と黒百合だ。血刀よりは使い慣れているからね。カウントが終わり、イベントが始まる。それと同時に私は駆け出した。
このエリアは、前に戦った時と同じエリアなので、中央に大きなビルがある。取り敢えずは、そこに向かう。空を飛ぶという移動方法もあるけど、それをすれば目立つ。下手すれば、集中砲火を受ける事になるだろう。まぁ、それでも私には通用しないけど、神殺しが使えない以上、集団よりも一対一の方が戦いやすい。地上の方が遭遇率も高いから戦いやすいというのもある。
その考え通り、すぐに一人の男性プレイヤーと遭遇する。向こうは路地から出て来てすぐに私がいたので、驚いてギョッとしていた。私は迷わずに黒百合を突き出す。男性プレイヤーは、丸いスモールシールドで、ギリギリ弾く。顔を顰めているところから、【未来視】でも使っているのかな。【未来視】の弱点は、【未来視】を上回る速度で動く事だ。
私は、【雷化】を使って背後に移動する。男性プレイヤーの視線が後ろに向くけど、身体は動いていない。血液で強化した黒百合で首を斬る。その際に、血液の一部を相手の中に残した。
「うぎっ……!?」
男性プレイヤーは、猛毒と麻痺状態になる。私の血が体内に入った事による効果だ。そのまま首を連続で斬って、クリティカルを連発してHPを削り切った。
「う~ん……今まで一撃で倒してたから、ちょっと苦戦しているように感じちゃうな。でも、この感じなら問題ないか」
神殺し無しの戦闘も問題はなさそうだ。このまま突き進んでいこう。【吸血】持ちが増えての初めてのPvPイベント。神殺しもスキルも封印されている。それでもどうにか戦う事は出来そうだ。




