最終回
ーー僕が女の子として生きていく事を受け入れてから、半年後。
その日の授業がすべて終わり、教室で友人達と他愛のないおしゃべりをしていると、友人の一人が窓の外を見てにやりと笑い僕に言った。
「おい光希、彼氏が外で待ってるぞ」
「彼氏のお迎え?光希ちゃんいいなあ…」
「もう!!そんなんじゃないったら!!」
僕はそう返しつつ、教科書やノートを鞄に詰め込んで席を立つ。
「今日はもう帰るね。みんなばいばい」
「おう、また明日な」
「またね、光希ちゃん」
「またなー」
3人と別れて、ブレイガーカーの側に立って待っている、ブレイガードの元に駆け寄る。
「お待たせ、ブレイガード」
「ああ。光希。先刻、ゲーリ星人の本拠地を発見したとの連絡を受けた」
僕達は今、新たに現れた侵略者と戦っていた。地球に密かに忍び込み、潜伏していた奴等を遂に見つけたという報告を聞いて、僕は気を引き締める。
「…遂に見つけたんだね。ならこれからすぐにみんなと合流して、作戦会議しなきゃだね」
「ああ。すでにみんな日本に向かっている」
「オッケー。それじゃ、行こうブレイガード」
みんなで力を合わせて、絶対にこの星を守ってみせるんだ。
「ああ。光希の生まれたこの星を奴等の好きにはさせん」
(…まったく。ホント平気な顔でいつも恥ずかしい事を言うんだから)
僕は顔が赤くなりそうになるのを必死に堪えながら、ブレイガーカーの助手席に乗り込む。
「銀河特捜隊!!出撃!!」
ハンドルを握ってブレイガードの出した出撃命令に僕は力強く返事を返す。
「了解!!」
女の子になったあの日から、時が流れて体だけでなく、僕の心も変わりつつあった。
いつか、また地球が平和になったら…。
そしたら僕ももうちょっと、素直になるからね、ブレイガード。
それまで、一緒にがんばろう。
おわり
本編終了です。
一応裏設定なんかも考えてあったり。
書くかどうかは未定。手が空いたらやるかも。
他にも何か書きたいので。
ちなみに主人公を治療して女の子にしたのは救急車に変形する仲間のロボです。
ブレイガードは彼から受けた説明をそのまま主人公に話しただけで医療行為自体はノータッチです。




