第一話
普段はふたばや渋で二次創作ばかりしてるのですが、一度位オリジナルを書いてみたくなったので、チャレンジしてみました。
「ブレイガード!!あいつはあのすごいビームを連続で発射出来ないみたいだよ!!それにビームを撃つ時に背中のタービンから赤い粒子が漏れ出してる!!」
ーー小学4年生の僕。須野原光希が左腕に着けたブレスレットに叫ぶ。
「お手柄だ光希!!チェンージブレイガード!!ブレイジングショット!!」
空中からビームで攻撃してくる敵ロボットの攻撃を走り回って回避していた、赤いスーパーカー「ブレイガーカー」が敵の攻撃が止んだ隙に正義のロボット、「ブレイガード」に一瞬で変形した。
ブレイガードは腰のホルダーから素早く銃を抜くと、敵ロボットの砲塔をあっさりと寸分たがわず撃ち抜く。
「今だよ!!ブレイガード!!」
「キングジェッター!!」
ブレイガードが合体用サポートマシンを呼ぶ。すると音速を超えた速さでサポートマシンが飛んできて、空中の敵ロボットに体当たりをかました。
猛スピードでの体当たりを受けて敵ロボットが墜落する。
「閃光合体!!キングブレイガード!!」
敵ロボットが地面に激突するまでの僅かな時間に空中でサポートメカとの合体を終えたブレイガードが地面に降り立つ。
「コズミックブレード!!」
キングブレイガードが叫ぶと胸のエンブレムから光の粒子が放たれ、空中に銀色に光り輝く剣が出現した。キングブレイガードは空中の剣を握り両手で構える。
起き上がった敵ロボットがキングブレイガードにビームを放とうとするが、既に砲塔が破壊されている為にビームは出ない。
ビーム攻撃を諦めた敵ロボットが、キングブレイガードに格闘戦を仕掛けるべく、ホバー移動で突っ込んでくる。
「コズミックブレード!!銀河一閃!!」
キングブレイガードの両目が一瞬光り、剣が刀身の根本から先端まで金色に染まると、キングブレイガードは突っ込んできた敵ロボットを神速の一撃で切り捨てた。
上下真っ二つにされた敵ロボットは、キングブレイガードの背後にある海上まで勢いよく突っ込んでいき、そのまま大爆発を起こして地球上から完全に消滅した。
「やったね!!キングブレイガード!!」
僕が駆け寄ると、キングブレイガードは足元の僕を見て優しい声で言う。
「光希の助言のおかげさ。ありがとう」
「えへへ…。どういたしまして!!」
敵ロボットの爆発で舞い上がった海水で出来た虹の下で、僕は宇宙からやってきた正義の勇者ブレイガードを見上げて微笑むのだった…。
完結済みなので、ちょっとずつ読みやすく分割して投稿していきます。