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一日がこんなに長いなんて3

ふー長いい日だったな

家に帰ってからお母さんに今日の事を話したら

抱きしめられて大丈夫あなたは何も悪くない気にすることは一つもないと言われたけど

そうかなー、気にすることはたくさんあるような

「どうしたの美味しくない?」

と、お母さんに言われ

今が食事中ということを思い出す

僕は首を振って、物凄く美味しいと言うと

「よかった」と言って立ち上がり空いた食器を炊事場のほうに持って行く

まー良いかな、考えてもわからないしこれが夢じゃないのなら今できることを頑張ろう

「お母さん、ご馳走様、とっても美味しかった」

お母さんは「まぁ、お上手ね」と嬉しそうだった

僕は明日の準備があるからと言って部屋に入った

部屋には机とベッドが置いてある

僕はベッドに横になって昼間の事を思い出す

そういえば、あの時、頭の中で聞こえた声は何だったんだろう

『それってぼくのことかな』

いきなり昼間のときと同じように頭の中に直接聞こえてきた

確かにこの声だ。

僕はベッドから跳ね起きた

「誰?」「君は誰」

『うーんちょっと難しいのだけど、君たちの言葉的にはスフィアの中心とか

魔力の核とか言われているね。』

「核、中心?」

『君のスフィアを覗いてみて』

スフィアを明かりに照らしてみる

「真ん中に金色のものが見えるでしょそれが僕」

「この小さい綺麗なのが?」

『誰にでもあるわけじゃないけどね』

「へー」

なんか、こんな不思議なことを平気で受け入れてる自分にちょっとびっくり

その時、だ・・・だれ・・・たす・・・・て

なんか聞こえる

『ん?』

お・・ね・が    た・・す

『これが聞こえるの』

「うん、ところどころだけどなにこれ?」

まって増幅する。瞬間スフィアが輝いた

だれか助けてお願いみんなを待って

姫をお守りしろ、馬車に近づけるな

「これって?」

『だれか襲われてるね魔物に』

「場所は分かるの?」

『わかるようーん』

『ミトのわかる単位だとここから20キロメートル南東の森の中

この会話の最中にも緊迫した状況がわかる

『助けに行くかい』

「今から行って間に合うの」

『多分』

「僕で役に立つの」

『もちろん』

「よし、行こう」

『そこの窓から外に出て手を天に向けて伸ばして』

僕は静かに窓を開けると外に出て手を天に向かって思いっきり伸ばす

『頭の中で風が強く吹いているイメージを作って』

風のイメージをしていくと足下から風が吹き上げてくる

『上出来、行くよー』

その言葉を聞いた瞬間、僕の体は空高く舞い上がり物凄いスピードで飛び始めた

な・・・息できない

『見えてきたよあそこ』

まだ飛んでから数秒しかたってないのに早い月明かりの下、兵士と思われる一段と

あれは、魔物?

『オークだね、多いな・・ぱっと見、50はいる』

近づくにつれなんか激しくぶつかる金属音も聞こえる

『こりゃ先手必勝と行きましょう』

『ミト、ここから急降下するから右手を左肩に置いて合図で横に薙ぎ払うように動かして

思いっきりね』

「わかった」

『いっくよー』

僕はものすごい勢いで降下しながら合図を待つ、目が明けられない

『いまっ』

合図とともに思いっきり手を横に振る

その刹那、手から放出された風がオークたちを地面ごと切り裂いていく

ものすごい爆音がして土が舞い上がる

『よし、着地するよ』

「うん」

僕は何が起こったのかわからず、唖然とする兵士さんたちの真ん中に着地する

「大丈夫ですか?」

そう声をかけると

近くにいた兵士さんが僕に剣を向けた

「な、な、なんだお前は?ど、どこから現われた」

「僕は敵じゃありませんよ、落ち着いてください」

「しんじられるか手を頭の後ろで組んで・・・貴様聞いているのか」

「来る」

『へーこれがわかるの』

『なんとなくだけどね』

僕は兵士の人へ向けて今感じていることを話す

「また攻めて来ます、さっきより数がかなり多い、今のうちに体制を建て直してください」

「適当なことを言うんじゃない」

どうして子供の戯言ぐらいにしか思わないんだろう

「でもこのままじゃ・・」

「だまれ、まず貴様を」

「止せ」

低く落ち着いた声が聞こえてくる

「こ、近衛師団長・・・」

近衛師団長さんは兵士の人を手で制し僕に近づいた

「坊や、奴らがまた来るというのは本当かね?」

「はい。この音が聞こえませんか?」

師団長は少し上を向きながら「確かにと言った」

「数もかなり多いのかね?」

「はい、もう時間がありません」

「わかった、ありがとう・・副官」

「ハッ」

「おまえたちは陛下の馬車を守れ一匹たりとも馬車に近づけるな」

「はッ、命に代えましても 師団長は?」

「私は近衛師団精鋭5人と共に魔道士殿とここで奴らを迎え撃つ」

師団長さんは僕の方を向きにっこり笑って

「手伝って頂けますか?

そう言って手をだしてきた

僕は無言で頷き師団長の手をとった

驚いたことに5人の兵士さんたちも自分たちの手を僕の手に重ねてくれた

そして

はっきりと爆音が聞こてくるえる



















やっと、なんとか戦闘シーンが出てきましたね

でもミトを寝かせてやりたいので次で長い一日に終止符を・・・できるかな


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