一日がこんなに長いなんて
教室に戻り各々席に着く
「それでは、午後の授業を始めましょう」
「午後は朝、説明したとおり実際に魔法を使った訓練と言うことになります
ただ、まだ皆さんはどの属性が使えるか判っていませんしまず基礎訓練をして
確かめてみましょう」
先生は丁寧に説明をしていく
「まず、目を閉じて頭の中にイメージが浮かんでくるのを待ちます
少しすると暗闇の中に光が差してくると思います」
僕も目を閉じて暗闇のなかを見つめる
目を、閉じていると真っ暗な中に光が差してくる
あれ・・・・これって
「どうですか、そろそろ、光が見えてきませんか?」
「アッ」
最初に声を上げたのはファリアイメージが固まったのかな
その声を聞いて先生が
「そろそろ、良いですか第二段階に移りますよ」と言った
手を前に伸ばし頭の中の光をを指先に流れるようにイメージしていきます
最初は時間がかかるかも知れませんが一度できるとだんだん早くなります」
「何度かイメージを指先に送る練習をしてみてください」
みんな一心不乱に練習していく
僕もわからないなりに、やってみているのだけど
いろんな色の光が出てきてどれを指先に送れば良いのかわからないでいると
ひときわ強い光が出てくるこれを指先に流してみよう
イメージしてみるとスーッと流れていく感じで仕込まれるように消えていく
パンパン
手をたたく音がして目を開ける
「いかがですかイメージは固まりました?」
先生から声をかけられみんな現実に引き戻される
「皆さんうまく行ったようですので一人ずつ魔力イメージ放出をやってみましょう」
「やり方は、手を目の高さぐらいに人差し指を立ててかまえ
そこにイメージを送るような感じでやってみてください」
「では、まずココさんやってみましょう」
指名されたココさんは先生の言うとおりに人差し指を立ててかまえ
目を閉じイメージを送り始める
少しすると手が白く光り始める
先生はそれを確認すると
「はい、良いですよ」
それを聞きココさんはフーッと息を吐いて目を開ける
「ココさんは光属性の魔法に精通していますね
光のどんな魔法が使えるかはこれからの練習にかかっています
頑張ってくださいね」
先生の言葉にココさんはうれしそうだ
「では、次のアリアルナさん」
「ハイ」
アリアルナさんはココさんと一緒で光りの属性、次のマルナはオレンジ色に光り火属性だった
次はファリアの順番、ファリアの指先が薄い緑色に光り出した
「これは珍しいですね風の属性です」
「風か」
ファリアはちょっとうれしそうだ
「では、最後ですね ミトさんやってみてください」
「はい」
僕もみんなと同じようにやってみたけど先生の反応がおかしい
目を開けて周りを見るとみんなが変な顔をしている
「だめですか?失敗しちゃいました?」
僕は恐る恐る聞いてみた
「いえ、光ることは光ったんですが色が・・・」
「色??」
「最後は金色の光に見えました、私も見たことがないので後で調べてみます」
「とりあえず、属性に合わせた攻撃魔法訓練に移りますので演習室に異動してください」
先生は少し慌てたようにそう言うと急いで教室から出て行ったでも・・・最後って何?
「あなたスフィアといい魔法属性といい、変わっていますのね」
アリアルナさんに言われたけど
今日、目が覚めるまで魔法なんて言ったら大笑いされて馬鹿にされるようなところに住んでた
ただの小学生だったんですよ
もっとも、本人も忘れていましたけど
でも今は、実習室に急がないと
僕は、みんなの後を追って教室を出た
前置き長すぎですよね
少しずつ戦闘シーも出てきますもう少し我慢を