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作戦会議

大部分、作戦内容の説明になります

あまり面白くないかもしれませんが良かったら読んでみてください

「さて、この次の事を考えないといけないのだけど

村長さん本部としてこの部屋を使わしてもらって良いかしら?」

「かまいませんとも、お使いください」

「ありがとう助かります」

「それから作戦内容だけど、おそらくオーク相手だから殲滅戦になるわね」

マリシェルの言葉にルミナが反応する

「しかし、城下町を含め皇城周辺には30~40万人程度の住民がいることを考えると

むやみに攻め込むことも隊長の大きな魔法を使うということも不可能ですね」

「普通の魔法でも考えなしに使えば被害はかなり出るか・・」

マリシェルが独り言のように呟く

「エレノワ様、皇国近隣の住民は皆地下に避難所を持っているのですか?」

「いえ、ミトさん全部というわけではありませんが、皇国の地下の深くを南北に

巨大な風穴ふうけつが通っていまして町の住民は有事の際そこに避難することになっています」

風穴ふうけつ?」

「鍾乳洞です、私たちも皇国を脱出する時に城の地下から風穴に入り村まで来ました

此処ですと村の少し先の沢を下ったところに入り口があります」


「使えるかもしれないわね、出入り口は多いの?」

「いえ、沢山はありません自然にできた穴が2~3か所ぐらい城に1城下に2

と言ったところです」

「それなら風穴を通って一気に城下まで行って町を開放するほうが早そうね」

「風穴の中に魔獣の類はどれぐらいいます?」

「全然いないということはありませんが私たちも脱出するのに苦労はしなかったです」

「と言うか?この辺り魔獣をあまり見かけないのですが?」

「見かけない?」

「ええ、子供たちと村まで歩いて来ましたけど・・特に危険度の高い魔獣は見ませんでしたね」

「そう・・・村長さん、普段からこんな感じ?」

「いえ、普段は村から離れるとかなり居ましたが此処何日かで少なくなってきた感じですね」

「少し気になるわね」

「とりあえず、作戦を急いだほうがよさそうね・・フランお願い」

「ハイ」

返事をしてフランが立ち上がる

「この作戦はオークより町及び城の解放ですが人命優先と考えてください

今のところ風穴に入り城下の町まで行くことになりますが・・・

エレノワ様、風穴は一本道と考えても?」

「いえ、中は少し入り組んだ造りになっていてさらに暗いので迷うことはあります」

エレノワの言葉にフランは少し考えて

「エレノワ様、少し危険かもしれませんが道案内をとして同行をお願いできますか?」

「もちろんです」

「助かります、皇女様が一緒なら町の住民も安心するでしょう

となると、ミト出来る限り戦闘は控えて行動をして良いわね?」

「はい」

「あと、隠れている人達用に食糧と水をできるだけ多く用意して

持って行ってもらうけど、足りなくなった場合と

もし、怪我や病気の人がいた場合は、ミト・・かまわず転移の窓を開いてくれる」

「はい」

ミトの返事にフランは頷いて返す

「で、病人と怪我をした人たちを一時この村に非難させたいと思うのだけど良いかしら?」

フランの言葉に村長はすぐに肯定する

「かまいません、我々村民もできるだけお手伝いいたしますが・・転移の窓という」

「ありがとう助かります」

マリシェルは村長にすぐにお礼を言い話を切る

「えーと、転移の・・・・

「次に救出実行部隊のメンバーだけど、ミト」

「はい」

「それから、ルミナとミルダ」

「「ハッ」」

「二人はミトのサポートと皇女の護衛として同行を」

「わかりました」「了解しました」

「ミシェル様は本部待機連絡係をお願いします」

「ええーーー」

ミシェルは不満声をあげる

「この作戦は時間との勝負です、作戦開始は3時間後それまで各自休息を」

フランは一息つくとマリシェルに向かって

「私からは以上です、マリシェル様よろしいですか?」

マリシェルは頷いて同意する

「では、各自準備を」

「「「「「「はい」」」」」

各々席を立ち準備に取り掛かる


「ミトさん」

ミトに声をかけてきたのはイリア

「イリアさんこんなところまで大変でしたね」

「いえいえ、フランさんから魔道具の提案があって丁度、作品が上がって

お渡ししたかったので」

そう言ってイリアは手袋のような物を出してくる

「これは?」

「両手にはめて使います、手の甲の部分に付いているのは

黄魔水晶、魔力をセーブしたりコントロールするのが難しい魔法を使いやすくします」

「へーすごいんですね」

「すごいどころじゃありませんその取り付けてある黄魔水晶だけで城が建ちます

と言うか国が買えます」」

「えっ?な、なんですか?それ」

「過去、魔法王国に存在したとされる伝説の中に出てくる魔法水晶です

それすら絵空事とされ魔法王国史に描かれている

テレスフィア様の挿絵に小さく説明文が少し書かれているだけです

値段何て付けようが無いですよ」

「そんな凄いものをどこから?・・・ってひょっとしてお母さん?」

イリアはコクコクと頷いて見せる

「何者なんですかフランさんって?王妃様とも普通に話しているし

魔道具のアイデアを教えてくれたり改造の手助けをしてくれたり

それがまたすごいんですよ」

「王妃様とはお母さんがまだ子供だった時からの付き合いらしいよ

本人曰く私はすごい魔法使いだから・・って言っていたよ」

「へーすごい、私フランさんに弟子入りしようかな」

そんな話をしながら手袋をはめてみるオープンフィンガーグローブ

はめた途端、黄魔水晶が金色に光りだし水晶自体に吸い込まれそうな

ほど透明に輝く

「すごい綺麗、魔法史の記述にテレスフィア様の手に黄魔水晶が金色に光ると

あったけどその通りだわ」

二人でその光に見とれていると

「ミトその手袋付けて不用意に魔法ぶっ放すんじゃないわよ

初期のファイアーバレットだって本気で撃ったら小山ぐらい吹っ飛ぶからね」

久しぶりに、お母さんのトンデモ発言が出た


一瞬で僕の周りから人がいなくなった

いや、そんな簡単に撃ちませんて・・・・・


「気合を入れなおし、3時間後作戦決行に備えなきゃ」








何とか頑張って更新しておりますが

かなり滞っています

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