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昼食時の一悶着

昼休み

ファリアとマルナとともに食堂に向かう

「でも、魔法が使えると言っても万能ではないのね」

食堂でトレーを受け取りながらファリナがそう言った

「どうして、先生の魔法はすごかったじゃない」

僕の言葉にファリナは、右手でとったパンのお皿をトレーに乗せながら

「だってさ、攻撃魔法ってモンスターに対する足止め効果ぐらいしかないってことでしょ」

昔の勇者伝記とか読むと襲い来る無数のモンスターを吹き飛ばすって・・やってみたいじゃない」

「おっかねーなー」

それを、僕の後ろで聞いていたマルナがあきれたように呟いた

「良いじゃない、ただの夢なんだから」

そんな話をしていると少し離れたところで話を聞いていた別クラスの連中から

「けっ、ちっと色が濃いからっていい気になりやがって・・」

「なんだと」

それに反応したのはマルナだった

「言いたいことがあるなら直接言ったらどうだ、根性あるならよ」

マルナは僕より頭一つ大きく腰のベルトに剣もさしている

一目見たら、ちょっと恐い感じ

相手もちょっと引いているけど穏便に納める気はなさそうだ

「あら、ただ色が濃いだけじゃありませんのよ」

そんな、睨み合いを制すように割って入ったのはアリアルナさんだった

「魔法に対するイメージを造る想像力や魔力量、魔法センスも含まれますのよ」

「もし、そんなこともおわかりにならないのなら・・私たちの試技をご覧になったら」

「それとも、ここで試してみます?」

そう言ってアリアルナさんは腰のベルトに付けている短めで綺麗な飾りがついた杖を抜いた

不適、そんな笑顔をするアリアルナさんに

「おい、行こうぜ」と言ってBクラスの生徒は食堂を出て行った

それを見送りアリアルナさんは腰に杖を戻す

「おい、本当にぶっぱなす気だったのかよ?」

「フッあの人たちほどではないけど、あなたもまだまだですわね」

口元に手をやり笑いながらそんなことを言った

「ヘッ」

「だって習ってもいない魔法をどうやって撃ちますの?」

「あっ」「ああ」僕を除く2人は納得したように笑った

それから、遅れてきたココさんも加えて僕たちは一緒に昼食をいただいた

貴族の娘と言うからお高いのかとも思ったけどアリアルナさん、いい人そうだし

ココさんも良く笑うし

楽しそうに食事するクラスメートを見ていると

朝から何が何だか判らないままここまで来ちゃったけど

楽しいな・・夢なら覚めないで欲しいな


「そろそろ、時間ですわね」

「ほんとね、行きましょ」

僕たちは、返却口に食器を戻し食堂を後にする


あれ、忘れてたけど午後って魔法の実地訓練とか言ってなかったっけ?

だ、大丈夫かな

意気揚々と歩く3人の後をココさんと歩いて行く











ちょっと前置きが長すぎました

次回から魔法が一杯?出てきます?

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