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作戦会議

またダラダラと長いです

面白くないかもしれませんがよろしくお願いします

どうぞ、入って

お母さんに促され3人が部屋に入る


「ようこそ、スレング皇国の皆さん 遠慮無く座って」

三人はお互い顔を見回してそれぞれ椅子を引き席に着く


それを確認してマリセル王妃は指示を出す

「ルミナ お願い」

「ハイ」

ルミナ准将はドアの前に立つと目をつぶり両手を突き出すように構えると

ドアの回りが光り始め少しして消えていく

「これで大丈夫です」

「ありがとう」

「大丈夫よ、入り口に結界を展開しただけだから」

「そ、そうですか?」

「さ、みんなも席について・・あミトは私の横に来て、後は適当でも良いわ」

みんながそれぞれ席に着いていくそれを見届け


「さて、スレング皇国の皆さん初めまして、私はシュタインベレット王国王妃

マリシェルと申します、今回の作戦の責任者を務めます」

「私の娘で第三王女 ミシェル、今回作戦参謀を務めます」

ミシェル王女は立ち上がり軽くお辞儀をする

「次が近衛騎士団、師団長カレット少将、隣が魔法師団、師団長ルミナ准将」

二人は軍人だけあってピシッと立ちお辞儀をする

「私の隣が魔法剣士隊、隊長ミトです

今回の作戦における実行部隊の指揮を執ります

僕も立ち上がり「よろしくお願いします」とお辞儀をする

後二人、実行部隊の隊員がいるのだけど今はドアの外で警護しているので

後で紹介します

「最後にシュタインベレット王国、防衛大臣

フラン・スフィア・ハンジェリン、このメンバーで作戦に当たります」

黙って聞いていたフランの目が倍に開かれる

「ちょっと待ってくださいマリシェル様・・ぼ、防衛大臣って

私、何にも聞いていませんけど・・・」

慌てたフランの突っ込みにマリシェルは半眼で

「だって、あなたカシアーノとまたやらかしたんでしょ?」

突っ込み返されてフランがたじろぐ

「いや、あ、あれは・・だって」

「ミレイユから連絡は入っています、今回の処置は王の勅命

この作戦に限っての物ですがミトのそばに城の中にいたかったら黙って

あなたがぶっ飛ばして以来、空席になってる防衛大臣を名乗ってなさい」

フランは納得のいかない顔をしたが、ミトの顔をちらっと見て

ミトのそばにいれると言われては引き下がるしかなかった

「以上がこの作戦に携わるメンバーです」

そう言って椅子に座る

それを見て反対側に座るスレング皇国の3人が立ち上がる

「私は、スレング皇国第一王女エレノワです

二人は救援を求めるため一緒に国を脱出したリステとミリアです」

よろしくお願いいたします」

三人は深々と頭を下げ、着席する

「ありがとう、時間も切迫していますのでさっそく」

「王妃様」

エレノワ皇女が手を上げ発言を求める

「なんでしょう」

「お話に水を差すようですが・・大丈なのでしょうか?

私の国は小国とはいっても人口70万人ほどおり

兵士の数も2千足らずですがおりました

ですが、何もできないまま皇国は落ち我々は地下に逃げ皇都民は

散り散りになったと聞きます」

皇女はフート息を吐き続ける

「ミトさんの実力は実際に見た此処にいる二人から聞いていますし

実際、私も腕を直していただきました・・・でも、皇国に攻め入った

オークは1000匹以上はいたと聞いています」

「1000ですか」

カレットが思わず口にした言葉にエレノワが頷く

「マリシェル様発言をお許し願えますか?」

「どうぞ、カレット将軍」

「エレノワ様、よろしいですか?」

「ハイ」

「今の疑問に答える前に質問を幾つか、させていただいても宜しいですか?」

エレノワは頷き肯定する

「約1000のオークですが、実際ご覧になられましたか」

「城の窓から攻め入ってくるオークは見ましたが」

「なるほど、その時どんなオークがいたか教えて頂けますか?」

「どんな?」

「そうですね、例えば巨大なオークが何匹もいたとか、明らかに感じが違う

オークがいたとか?」

エレノワは少し考えて

「そういう意味であれば、先日助けて頂いたときに居たオークと同等ぐらいの

オークがほとんどだったと」

「ソルジャーとハイオークと言ったところですかね

あとは、ジェネラルが数匹と言ったところかな」

カレットはそう言ってルミナを見る

「おそらく将軍の推察通りかと」


あまりに、淡々とした会話にスレング皇国の3人は唖然とする

「エレノワ様、リステ様ミリア様

今からお話しすることは最重要機密事項となります

くれぐれも、他でお話にならないようにお願いします」

三人は訳も分からず頷く

「スレング皇国が襲われたのが約14日前として

そのおよそ、数日後、我が国のミシェル王女の乗る馬車が200を超えるオークに

襲われました」

「ミシェル様の・・・」

「私も現場に居たのですが波のように押し寄せるオークに

為す術無く覚悟を決めた瞬間、空から舞い降りオークを瞬殺し

あまつさえ、現れたオークキングも倒した、その勇者がミト隊長です」


「200を超えるオークをしかもキングまで・・・・?」


「信じられ無いかも知れませんがオークの第二波攻撃もありましたから

総数で言うと600を超えていたと検分を行ったものから聞いています」


「その数を殆ど一人で・・・」



「フフフ・・・」

緊張した空間に急に笑い声がする


「ルミナ、何を一人で笑ってるんだ?」

一人思い出し笑いをしている、ルミナにカレットが突っ込む

「カレット少将申し訳ありません

いや、私は現場に居なかったので後で話で聞いただけなんですが

襲いかかるオークキングにミト隊長が跳び蹴りを食らわして吹っ飛ばしたところを

見てみたかったな・・・と」

「「「ヒッ」」」

エレノワ様達は恐怖に染まった目で僕を見る

そんな目で見られてもやっちゃったんだもの

「ああ、あれか・・私も離れていたから見てはいないのだが

凄かったという話は聞いているな」

それを聞いてミシェルが手を上げる

「それ、私見ましたよ

あれはただの跳び蹴りでは無く飛び膝蹴りですね

しかも吹き飛んだオークキングに向かって サー決着を付けようかって・・

もう、とてもかっこよかったんですよ」

王女様が僕にとどめを刺し、お母さんは何故かどや顔してるし

こほんと咳払いしてカレットが話を戻す

「申し訳ございません、話がそれました

この件に関して自慢したいとかいうわけでは無く、このオークの侵攻は二か所を

同じ群れで行われたのではないかと私は思っています」


「同じ群れ?」

「はい、そうでは無いかと」


「群れを二つに分けたと言うより、スレング皇国である程度侵略し戦果を上げたので

次に、シュタインベルトに侵攻しようとしたと言うことですか?」


「はい、キングやジェネラルという呼称は我々が勝手につけたもので

よくは分かっていません・・・

ただ、巨大な力を持つものが群れを率いているのも確かです

此処からは憶測ですが、今回、オークキングが率いる巨大な群れが

スレング皇国を侵略した、でもそこには巨大な影は無かった

おそらく、オークキングは後方にいてスレング皇国占領を見届け

シュタインベレット王国を落としに向かい途中王女の馬車を狙ったのではないかと思われます

あの時も最初はオークキングの影は無くジェネラルクラスもいませんでした

現れたのは最初のオークを殲滅した後の第二波攻撃のときでした」


「なるほどね、オークの群れの上級種のあらかたは、こっちで倒しているから

スレング皇国にいるオークの中に上級種はいないのでは無いかという事ね」

ペンで机を叩きながらマリシェルが呟く

「そうです、居たとしても少ないのでは無いかと」

「うーん、そうね・・フランはどう思う?」

急に、振られたフランはテーブルに肘をついた状態でため息をつく

「私もそうは思うけどね、特にそのたちが国を脱出出来てる事実が

何よりの証拠よ、キングやジェネラルクラスが居たら人間の気配だけで見つかってるもの」


「なるほどね、我々だけでも対処は可能という事ね」

カレットとルミナが頷く

「でもそうなると、スレング皇国の実状が知りたいところね」


「皇女様たちが脱出してから10日ほどたっていますから知りたいところですが

おいそれと行ける距離じゃないですからね」


「僕、ちょっと飛んで見てきましょうか」


「「「「「ハイーーー?」」」」」


































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誰かが読んでくれるそれだけで、物凄く活力がわいてきます


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