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マリシェル王妃 2

なかなか、3人娘が出てこない

また次回にずれ込みます

次回こそわ

「王妃様申し訳ありません お止め出来ませんでした」


「王妃様ひどいじゃありませんか、母親の私に断りもなくミトを連れて行くなんて」


「そうですわ、お母様、私もまだミトさんにお話ししたいことがたくさんありますのに」

お母さんと王女様がすごい剣幕で部屋に入ってくる


その声に僕のほうを向いていた王妃様が来るっとお母さんたちのほうに向くと

「あら、早かったわね二人とも・・・・」

王妃様は笑顔だが目が笑っていない

その迫力に二人は一歩後ろに下がる

「二人とも、正座ぁぁーーーーー」

物凄い部屋に響き渡る声にお母さんも王女様も床に正座する

「だいたい、貴方たちミトさんが戻ってきて、嬉しいのは分かります

ですが、なんです、その身なりは腫れぼったい顔に、ばさばさの髪

そんな恰好で王宮の中を歩くんじゃありません

今すぐ、浴場で身支度を整えてきなさい」

お母さんは王女様の迫力にのけぞるけど、すぐに

「でも、ちょっとだけミトに・・・ね?」

王女様もよこでウンウンと頷いてる

でも王妃様はジーっとお母さんを見ると

「そう、久しぶりに、お仕置きが必要かしらね

久しぶりよね、いつだったかしら・・あっ思い出した部下を危険にさらしたって

防衛大臣をぶん殴った時だったわね」

「防衛大臣ぶん殴った?」

王女様の目が点になる

「さーて、うふふふふ・・」

お母さんはお尻を床につけたまま後ずさる

「ミシェル様、やばいです退散しましょう」

「えっ?」

「あなたのお母さんは地獄の女神と呼ばれていて、笑いながら

平気で人の心を粉々に破壊するんです」

「し、し失礼しましたーーー」

「ま、待ってください」

二人は一目散に部屋を後にする

それを、見送り王妃様はパンパンと手をたたく

その音に合わせ何処にいたのかメイドさんが物凄い人数現れる

「あの二人、特にフランは風呂ギライでね、隅々まできれいにしてあげてちょうだい」

王妃様の言葉にメイドさんたちは会釈をするとあっという間にいなくなった


「さて、ミトさん」

「はい」

「あなたがオークの地下迷宮から救い出した3人のその後の話を

しなければなりませんね」

「はい、僕もそれを聞きたかったんです」

「彼女たちの国がオークによって占領され、助力を求めこの国にきたのは知っていますね」

「はいそこまでは、会議にも出ていたので」

王妃様は「そう」と言うと

「我々シュタインベレット王国としてはこの件に関し

救援も加勢もせず、一切かかわらないことを決めました」


ああ、なんとなく分かっていた・・でも

僕はあの3人の事を考えると何も言う事が出来なかった

命をかけ国を離れ森でさまよい奴隷商に捕まりオークに殺されかけ

最後の望みと、やっとたどり着いた国にあっさり見捨てられる・・そんなことって

でも・・・・

「何も言わないのね」

「それとも、自分一人で何んとかできる、なんて・・舐めたことでも考えていた?」

王妃様は僕の胸座をつかむと顔を寄せてきた

「いい事、よく聞いてね、あなたの話は今まで色々聞いたわ

ミッシェルの馬車の時とか凄かったそうね

確かに兵隊オークが物凄い数いたとしても貴方の実力からしたら問題無いのでしょうね

でもね、オークに攻め込まれて地下に逃れた人たちは一般の人達

ほとんどが、戦う術を持たない普通の人達なの

その人たちを迅速にいかに多く、いかに無事に救出する事ができるか、それが大事なの

そこへあなたが何も考えずに行ってドンパチ始めたら被害がどれほど出るのか

分かるわよね」

僕が、必死に頷くと

王妃様は優しく手を放し「ごめんね」と言ってくれた


「そんな顔しないで、大丈夫よ

この件については、王から決定権をぶんどってきたから」

「え?」

「助けてあげよ、あの子たちを、あの子たちの故郷を・・」


「はい」

「その代わり、私の命令は絶対だからね」

「はい、わかりました」

「よろしい、では準備をしましょう」

「まだ無理はさせたく無いけど、時間が切迫しているの

ベッドから降りてもらえる」

言われるままに、僕がベッドから降りると王妃様は

またパンパンと手をたたく

「失礼いたします」

メイドさんが四人掛かりで大きな箱を持って来た

「お召し替えを」

「え?」

僕の返事を待たないでメイドさんは僕の服を脱がしにかかり

あっという間に新しい服に着替えさせられる

青と紫からなる綺麗な戦闘用の服

そして、最後に肩当てと胸の部分を守るレザーアマ-

「この、革鎧綺麗な色ですね軽いし」

「これはベヒーモスの革から出来ていてねフランに合わせて作ったものなの」

「お母さんの?」

「まぁ、できあがる前に除隊してしまったから私が保管していたんだけど・・・

良かった、ぴったりね」

王妃様はお付きの人から箱を差し出され開けて中の物を取り出す

「後これを襟に付けて終よ」

渡されたアクセサリーのような物は金色に光って剣に星と月があしらわれ

赤い宝石のような物が3個ついている

「剣は騎士隊の星と月は魔道士隊を表しているの」

「貴方は剣と魔法が使えるでしょ、だから両方を模してるの」

「この金の土台と宝石にも意味があるのですか?」


「金の土台は将軍位を表しています

付いている石は魔除けの石で魔石の一種、数は階級を表しているの

多い方が上」


「なるほど将軍位の襟章・・・・ってなんで僕が将軍なんですか?

しかも、ルミナさん石一つカレット将軍でも二つなのに・・なんで三つなんですか?」

カレットさんもルミナさんも何も言わず僕を見ている

僕が王妃様を見ると、しょうが無いという感じで

「だってその二人はおろか、さっき貴方の足を持っていた二人、ロワンダ少佐と

ミルダ大尉まで退役してでも貴方の下に付きたいとか言うのよ」

「ハァ?なんです?」

「国として、優秀な軍人をいきなり4人も失うわけには行かないでしょ」

「だから、貴方を国内最高位にすえるしかなかったの無理矢理にでもね」

「ただ、このことは公にはしません、フランの時のことを考えれば

貴方に地位を与えればバカな役職付きの中には良からぬことを考える者もいるでしょう

そのため、特殊な任務のときのみ貴方を、魔法剣士隊将軍とします」

「特殊任務?」

「そう、今回が第一回目の作戦ね

それと、部下はそこにいる二人と後、さっき言ったロワンダとミルダの4人ね」

僕はそこにいると言われた二人と王妃様の顔を何度も見て

「待ってください、そこにいる二人ってルミナ先生とカレット少将の事ですか?」

「よろしくお願いします、ミト将軍」

カレット将軍が軽く頭を下げる

「将軍の魔法剣士隊に所属出来て光栄です、よろしくお願いします」

「先生まで・・」

困っている僕に王妃様が

「まー二人とも、普通のときは魔法師団、近衛騎士団との師団長兼任だけどね」


「さて、あの二人もそろそろ浴場から戻ってくるでしょう

「誰かスレング皇国の三人を此処へ」

「王妃様」

「何か?」

「実はスレング皇国の三人は、部屋に閉じこもってしまいまして

出てこないのです。」

王妃様は怪訝な顔をして兵士に問いかける

「出てこない、何かあったの?」

「それが、加勢、支援を一切しないと告げられた途端に・・・脱走を」

それを聞いて王妃様は激高する

「脱走?」

「それを無理やり連れ戻され・・・・・部屋に籠城されてと」

「この件は私に一任されているはずです、誰が勝手にそのようなことを?」

「バルケノ男爵と聞いています」

「チッ・・・カシアーノの子飼いか・・・王は何をしているの?」

「国王様はこの件でミレイユ様からお叱りを受けております」

王妃様は全くと言って、ため息をつく

「しょうがない、分かりました、私が行きます」

「王妃様」

「ン?」

「僕に行かせてもらえませんか?皇女様と面識もありますし」

僕の発言にカレット将軍も同調してくれる

「それが良いと思います、ミト将軍は皇女様を救った方ですから」

「わかったわ、ミト貴方に任せませす」

「ありがとうございます」

「僭越ながら私もご一緒いたしたいと思います」

「そうですねカレット将軍もあの時一緒にいましたし、お願いします」


「二人とも頼んだわよ、ルミナ私たちは作戦会議の準備よ

また、邪魔が入らないように結界をはって音も完全遮断して」

「ハッ」


























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と、書くほど面白くないのですが よろしくお願いします

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