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地下要塞

少し間が開いてしましました

「間に合うと良いけど」

『希望はあるよ、オークは女はすぐに殺さないから』

薄暗い森の中懸命に走る

『ただ、一つ問題が』

『何?まずいこと?』


『まずいというか、さっき学校からここに飛ぶのに使った魔法

莫大な魔力がいる上に制御がうまくいかず君の魔力をだいぶ持っていかれた』

『それって?』

『あまり、無茶が出来ないかな、じゃないと、この間みたいに途中で落ちるよ』

「さらりと不吉なことを」



「い・・・や」

「や・・め・・て、いや」

「声が聞こえる・・・・近くだ」

ミトは木の陰に隠れながら進み周囲を伺う


「見つけた、よかった無事のようだね」

少女を真ん中にオークは周りを囲んでいる

オークの数は4匹、奇襲をかけてとりあえず救出優先で・・

そう、考えていると背後でグ・グ・ググルグル変な唸り声が聞こえる

振り返るとオークが斧を振り上げていた

振り下ろされた斧を横に飛んでかわす

すぐさま、ショートソードを抜いてオークの足を払う

もんどりうって倒れたオークと距離を取りショートソードに風の魔法を纏わせる

立ち上がったオークに向かって剣を水平に構え腹部を切り裂く

グヲオオオオオッッオークの巨大な雄たけびが響く

まずい、そう思ってオークの胸に剣を突き立てとどめを刺す


この、オークたちを何とかして早く女の子を連れていったほうを追わないと

一匹目の突進を交わし2匹目を横から回り込んで胸を貫く

素早く剣を引き3匹目の首を切り裂く

突進を交わされた一匹目は振り向いた瞬間ジャンプして上から剣を頭めがけ振り下ろす

「ふー」

『お見事、やるねー』

ミトは剣を鞘に納めると女の子を連れ去ったオークを追う

少女のいたところ、そのたりを見渡す

居ない・・消えた?

ミトは耳を澄ます、かすかに鳴き声が聞こえる

聞こえる・・・・この大きな木のところから?

巨木と言っていいような幹の周りが10数メートルある木から聞こえてくる

木の後ろ側に回ると洞があり地面の下へと続いている

この中か?

『気を付けて何がいるかわからないよ』

ミトは木の洞から通じる地面の穴に入り込む

「深い・・」

垂直に切り立った壁を手探りで降りていくと

広い場所に出る

「なんだ此処なんかの基地みたいな・・明かりは松明か?」

「キャー」

「まずい急がないと」

この先だ廊下みたいなところを走り無数にある部屋の一つから声が聞こえる

あそこか、部屋に飛び込むと背後からオークをショートソードで突き刺す

血しぶきが舞う

それをまじかに見た少女は悲鳴を上げる絶命したオークを蹴り飛ばし

少女に駆け寄る

少女はパニックを起こしている「いや・・・やめ・て・こないで」

「落ち着いて、助けに来たよ」

少女はミトの出した手を払いのける

「うそよ、また置いていくんだ、やめて・・・」

ミトは慌てて少女の口を手で押さえる

『精神浄化の魔法があるからそれ使おう』

ミトは頷くと手に神経を集中させ心の中で精神浄化と唱える

ふわっと暖かい光が少女を包み目の中に光が戻る

ミトは口をふさいでいた手を放し優しく

「イリアさんで間違いない?」

「どうして私の名前を?」

「イリアさんのお友達から聞きました、とても心配していましたよ」

「もしかしてキーナが・・・みんなは、みんなは無事ですか」

ミトはにこりと笑って

「大丈夫ですよ、今は、応援の兵士の人たちや僕の仲間がついています」

「早くここを脱出して安心させてあげましょう」

イリアは目に涙を目に一杯ためて頷く

「立てますか?」

手を取ろうとしたその時

部屋の入り口に嫌な気配を感じる

「隠れて・・」

ミトたちは土くれで出来たかまどのみたいなものの横に隠れる

部屋の入り口から現れたのはオーク

イリアが声を上げそうになるがミトが口を手で抑える

「大丈夫静かに」

オークは入ってきて、さっき倒したオークの死骸を見つける

しばらく倒れているオークを見ていたが

いきなり雄叫びを上げる

ぐるるると言う、うなり声と共に部屋に数匹のオークが入ってくる

オークは何かやりとりをしているように見える

「なんだろう、言ってることが分かると便利なんだけど」

僕が独り言のように呟くと

「誰かが此処に入り込んだ、すぐに探し出せ」


「えっイリアさんオークの言葉分かるの?」

僕が聞くとイリアさんは慌てて

「違います、違います私は回復系の魔法を主に使用できます

それが感応能力系なので少し分かるのですが・・・お役に立ちますか」

「ありがとう助かるよ他に分かることある?」

「不鮮明なんですが 他の人間はどうしたとか・・なんとか」

「えっ」

僕は驚いて思わず大きな声が出そうになる

入り口にいるオークを見ると、うなりながら部屋の外に出た

それを確認してイリアさんに聞く

「それって、イリアさんの他にも人がつかまっているって事?」

イリアは首を横に振って

「わかりません、おそらくとしか・・・」

「困ったな」

「外にいる人たちに連絡が出来れば助けが呼べるんだけど」

「あの・・・」

「どうしたの?」

「もし、外にいる人の中に私と同じ能力者がいれば、これがつかえるのですが」

そう言ってイリアはミトに小さな筒みたいなものを渡す

「これは?」

「私と同じ感応能力が使える人がいればその魔道具で話が出来ます」

「凄いな、使い方は?」

イリアさんはにっこり笑って筒の上部をさして

「手に魔法を少し流して此処に向かって喋ってください、声は小さくても大丈夫です

ただ、あまり遠くには届きません半径2kmぐらいです」

「それだけ届けばいけるかな、やってみる」

ミトは手に魔法を手に流し

「誰か聞こえますか?」

「聞こえたら、応答願います」

うまく、感応能力があって通じる人がいれば良いのだけど




















少しでも読んでくださる方がいる限りなんとか頑張って

書いていきたいと思います

でも、良く見つけてくれたました(感謝)

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