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始動2

「どうぞ入ってください」

ルミナさんに促され僕を始めAクラスのメンバーが恐る恐る部屋に入る

第一応接室には先にフランシス教皇が先に席に着いていて

応接室にはテーブルを挟むように4人掛けのソファーと俗に上座と言われる位置

に一人掛けのファーが置かれている

僕を除くAクラスの4人はルミナさんに4人掛けのソファーに座るよう指示され

僕はフランシスさんに促され隣に座る

「すみません、ルミナ先生お話というのは・・・・・」

ファリアがルミナさんに声をかけると同時ぐらいに

扉が開き学院長を従えミシェル王女が入ってきた

「お待たせいたしました。」

王女様は一人掛けのソファーに座ると両側にテルミナさんと学院長が立つ

その異様な光景に僕を除く4人がキョトンとしていると


「初めまして私はシュタインベレット王国

第三王女 ミシェル・ステイアン・デル・シュタインベレットとと申します」

一瞬の間があった後

「「「「えええっっーーーー」」」」

僕は面識があるから大丈夫だけどそうなるよね

一番最初に我に返ったアルアリナさんが王女様に

頭を下げる

「も、申し訳ありません大声を出して、あまりに突然のことで・・」

王女様はにこりと微笑んで

「良いのですよ、今日はミトさんのお友達として来ています

気にしないでください」

「お友達?」僕がびっくりして王女様を見ると

「違うのですか?」と逆に悲しそうに尋ねられ

「え、いや、その、何というか、そうですかね」

と、妙な返事になってしまい

Aクラスのメンバーからは白い目で見られたけど王女様は

うれしそうにしていた


「コホン・・」

変な空気を払拭するようにルミナさんが咳払いをして話を始める

「実は、今王都は未曾有の危機にさらされようとしています」

「危機?」

「Aクラスのみんなも見たでしょ、さっきのオークの襲撃

町外れとは言っても、オークの知能的に気づかれずに学校内部まで侵入するのは

不可能に近い」

「そうですねルミナ准将、あのオークは変装をしていましたから」

「司祭様、昨日、私が乗った馬車が襲われた時にも軍隊のように統率がとれていました」

「王女様の乗った馬車が?」

「ハイ、情報が外に漏れないよう箝口令が敷かれています

皆様も口外しないようにお願いします」

Aクラスのみんなは黙って頷く

「昨日、訪問先から城に帰る途中オークの一団に襲われたのですが

まず、巧みに隠された落とし穴で馬の足を止められ、明らかに待ち伏せをされた

ようでした」

「待ち伏せ?、オークにそんなことが出来るのですか?」

Aクラスの4人が顔を見合わせる

「アリアルナさんの言うとおりオークはただ、突進するだけで

集団で暴れる場合も仲間割れしてる事の方が多いと聞いていますし」


「仰りたいことは私にもわかります・・・ですが」

「ミシェル様、よろしいですか?」

「どうぞ、ルミナ准将」

「ありがとうございます、ミシェル様の無事が確認された後、諜報機動部隊が

戦闘があった場所を調べた資料と近衛隊からの聞き取り調査した結果

馬車の隊列を足止めした後遠隔攻撃で陣形を崩し

間髪を入れずソルジャーオーク ハイオークが襲ってきたと・・・・」


「オークがそんな戦いかたを・・・」

誰ともなく恐怖の声をもらす

テルミナさんは軽く頷くと話を続けた

「さらに、驚くのは後方の部隊にはオークジェネラルとキングもいたようです

あくまでも死骸からの推察ですが恐らく間違いないかと」

第一応接室を暗く重い空気が包み込む


「あのー失礼ですが王女様」

その中でアルアリナが恐る恐る手を上げる

「何でしょう?」

「失礼ですが、良くご無事で・・・」

「はい、危ないところを助けて頂きましたので」

ミシェル様がにっこり微笑み僕を見ながら答える

「助けてって・・・・ま、まさかキングを倒したって事?」

ファリアが僕を見る

と言うか全員が僕とミシェル様を交互に見てる

僕が困っていると

「あんたって、何処まで規格外なのよまったく」

ファリアにとどめを刺される






























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