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動き出す悪意

「うわー」「逃げろー」

「オークがどうしてこんなところに?」

オークが斧を振りかぶりフランシスさんに振りおろす

フランシスさんは恐怖で立ち尽くし、テルミナさんも動けない


危ない、咄嗟に僕はフランシスさんの腕を引き後ろ手に抜いた短剣でオークの斧を受け止める

「みんな、早く逃げろー」

大声で叫ぶ

「きゃー」 「助けてー」「逃げろ-」

みんなが逃げ惑うなか

「このオーク上級兵クラスです、テルミナさんフランシスさんを・・早く・・」

僕は斧を受け止めたまま手短に叫ぶ

「わかった、教皇様こちらに・・・」

周りから人がいなくなったのでオークの腹部を思いっきり蹴っ飛ばす

オークは転がりながら食堂のテーブルを壊し壁にぶつかる

まずいなー今度は食堂壊しちゃった、またいじめられる

「准将、あの方はやはり」

「ええ、あの短剣は間違いなく第三王女の守り刀、虹龍の短剣です」

「それより、離れましょう彼も戦いにくいでしょう」

フランシスさん達が離れたのをみて

スフィアに話しかけるが返事はない だめか

「まずい」

一瞬の隙を突いてオークの突進を受ける

斧は防いだけど吹っ飛ばされて壁に激突する

痛っ・・胸に激痛が走る

此処で魔法を使うと食堂ごと吹き飛ばしちゃうしこの短剣だけでいけるかな


短剣に雷の魔法を付与してオークに対峙する

これ以上建物を壊さないようにしないと


動こうとすると胸がずきっとする

攻撃スピードもかなり落ちてるから回復したいけど

回復魔法を使おうとすればオークに隙を突かれるから使えないし


一か八か突っ込むしかないかな、そう思った瞬間


綺麗な白い光が僕を包み込む

胸の痛みが回復していく、これは上級回復魔法


この魔法、フランシスさんが?横目で見るが違う、この魔法はその奥からだ

微かに目に姿が映る

女の子?

その子は前に出て「回復は任せてください」

「それと・・・少しぐらい壊しても大丈夫ですよ命の方が大事ですから」

その子はそう言って僕の方を向いてにっこり笑う、この笑顔どこかで

でも今はオークのことが先決

「はい」と返事をして

僕はオークに向けて突進する

いきり立ったオークも僕に向かって突進してくる

正面から振り下ろされる斧を躱して上に飛び

すれ違いざま顔面めがけて短剣を突きたてる

「ガーーァァ・・・」

オークはもんどり打って倒れ込む

しかし致命傷にはならず、立ち上がろうとするオークを僕は後ろから首めがけて短剣を

振り下ろす

首を半分切り裂かれたオークは血しぶきを上げて今度こそ絶命する


「お見事です」













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