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いくら何でもいきなりすぎませんか

今日も、散々だったな

放課後、学校からの帰り道、一人空を見ながら歩く

僕の、名前は 三輪美都みわよしと12歳の男子、お父さんはいなくてお母さんと二人暮らし

仕事はよくわからないけど夕方出かけて明け方に帰ってくる

濃いお化粧で派手な洋服をまとう仕事

それもあって、クラスでは、あのこと遊んではいけませんの筆頭になっている


洋服もいつも同じものを着ているから

「おーい、着た切り雀がいるぞー」とか

「貧乏人は学校来んなよ」とか言われて毎日のように

靴を隠される教科書は捨てられる

あまりに日常化してるから気にするのもばからしくなる

小学校に入学して、すぐの頃からどんどんひどくなっていく

でも、僕が我慢すればいいだけだし

お母さんに知られたら、それこそ学校に乗り込んでまたとんでもないこになるしなー

何時か、いじめのない優しい世界にいけるかな

そんなことを考えていると

家に着いた、

家と言ってもかなり年季の入った木造のアパートの一室はっきり言うとただのボロ

お母さんの口癖はあんたがいなきゃもう少し贅沢できるんだけどねーー

だからしょうがないのよ、なんてことを言っている

「ただいまー」とドアを開けながら言っても返事はない

この時間ならもう仕事に行ったはず

お母さんの顔を見るのは

月に一度か二度ぐらいかな、顔を思い出すのにこの頃少し時間がかかるぐらい

テーブルの上には手紙などは無くいつものスーパーで買った弁当が置かれているだけ

お腹もすいているけど

今日は水溜まりでおされて服が汚れてしまったから早く洗わないと明日着るものがない

洗濯や部屋の片付けなどをしていると日も暮れて夕飯の時間になる

冷たくなって美味しくないお弁当を半分食べる

全部食べちゃうと明日の朝ご飯がなくなるからしょうがない

軽く後片付けをして古い畳にごろんと横になると少し悲しくなってくる

いろいろな考えが頭の中かけめぐる目を閉じると

そのまま、意識が深い水の底に落ちていく・・・・・

真っ暗ななか自分が浮いているのがわかる

そのときその暗闇のさらに奥から声が聞こえてくる

「辛いか?・・・」

えっ・・・

「悲しいか?・・・・」

・・・・・・・

「運命を変えたいか?・・・」

なにを言われているのかわからず

僕が黙っているとスーッと暗闇が消えて明るくなってくる

ハット目が覚めた、あたりを見渡す

意識がはっきりしてくると真っ暗の中、月明かりに照らされたいつもの部屋

眠っていたのかな・・じゃーあの声は夢

時計を見ると11時を超えていた

ずいぶん頭に響く声だったなー

「運命を変えたいか?」どういう意味だろう

考えていても仕方がないのでパジャマに着替え布団に潜り込む

明日もまた同じことの繰り返し運命なんて変わらないよ・・・


いつの間にか深い眠りに落ちていく

またさっきの夢に出てきたような暗闇に一人

なんだろう夢の中までひとりぼっちなのかな


「よ・・・・し」「ねぇ・・」

はっきりしないけど聞き覚えのある声が聞こえてきた

誰?僕は声のする方に聞いてみる

「あ・・し」 「あたしよ」

お母さん?

暗闇の中から人があらわれた

何で夢にお母さんが?

「夢、そうね夢かもしれないね

お店でお客さんの相手してたらね急に眠気がきて寝ちゃったのね

そうしたら夢の中に知らない女の人が出てきて、あたしたちを幸せにしてくれるって言うのよ。

最初は何言ってんだこの人と思ったんだけど夢なら良いかと

お願いしますって、へへ」

「はぁー」

夢の中とはいえ何言出すんだこの人


「でね、その代わりにあんたが欲しいんだって」

{はぁー」

変な夢だなこれ

「だから、そんなことで運命かえてくれるなら喜んでさし上げまーすって言っちゃったー」

「へっ」

言っちゃったーってなにそれ夢とはいえそれは酷くない

「でも、これでお互い幸せになれるならいいよねーどうせ夢だもん」

いやいやそういう問題じゃないでしょ

「じゃー、元気でね」

そう言うとお母さんはどんどん、小さく遠く消えていく

なぜか、本当に会えなくなる予感がして

止めようとして気づく夢の中だとしても、もし幸せになってくれるなら良いかな

そう思って消えていくお母さんを見送くることにした

また、あのときの声が聞こえてくる

「君は優しいね」

そんなことないよ、お母さんは僕がいるからどこにも行けない

一人だったら・・・・・きっと幸せになれる

だから・・・・・これが夢だとっしても

「そう」

声だけの人は少しさみしそうだった

「でもね、あなたも幸せになれるから大丈夫」

「えっ」

僕が声のした方を振り向くと

白く光るきれいな女の人が立っていた

「ただ、運命が少し変わってしまうから・・・それだけは許してね」

さてそろそろ、目が覚めるわね

また、会いましょ・・・・・・

そう言って女の人は消えていった

夢とはいえ何かリアルで暖かでボーッと立っていると、少しずつ周りが明るくなってくる

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ミト、ミト」

うん?ミトって誰

「ミーーーートっ」

揺すられて

急に目が覚めてガバッと起き上がった


「やっと、起きたのミト」

「えっここは?」

「寝ぼけているの、早くしないと、すぐお迎えが来るわよ

早く顔を洗ってご飯食べちゃいなさい」

そう言った人を見ると、ものすごい美人がいた・・誰?このきれいな人

まだ、夢の途中?

僕は思いきってその人に向かって聞いてみた

「あの・・・おばさんは誰?」

僕がそう聞くと

その人はにっこり笑いながら僕に近づき笑顔のまま

僕の頬を思いっきりつねりあげた

痛い痛い痛い

「寝ぼけているとはいえ母親に向かって誰とは何です?おばさんとは何です・・・」

痛い痛いってゆめじゃないの

「ごめんなさい、ごめんなさい・・・」

そう言うときれいな女の人は手を離してくれた

「おかあさん・・・・・??」

痛い頬をさすりながら探るように聞いてみると

まだ寝ぼけてるのと、笑いながら部屋を出て行く

つねられた頬をさすりながら夢にしてはすごい痛かったな

痛い?って夢じゃない・・・

寝ぼけていた頭が一瞬で覚醒する

僕は周りを見渡してみた

なんだここ、何が起こったの?









あまり、面白い作品ではありませんが 本人楽しんで書いていこうと思います



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