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沢田歩の観戦日記  作者: 大宮
4/5

1-4

 練習後

所沢市の商店街にあるカラオケ屋。佑司の誘いで新入生四人とやって来た。

「改めて、西川野球部の主将、秋山だ。今年は一年の一軍が珍しく複数いるから、歓迎会を開くことにした。監督から粒揃いと聞いている。まずは6月から始まる県予選に向けて戦うことになる」

「はーい。泉は西野泉(にしのせん)だよ。キャッチャーやってます。ちなみにスイッチだよ」

片岡美希(かたおかみき)よ。セカンドとショートを守れます。守備と足に自信あります」

「牧和久です。牧田選手に憧れてアンダーになりました。よろしくお願いします」

「ボクは沢田歩。左のアンダーだよ。よろしくね」 

「あの、秋山先輩。沢田さんの幼なじみと聞いています。野球を始めたのは沢田さんのおかげって聞いてます。ホントですか」

「なんだ。もう知っていたのか。確かに俺と歩は幼なじみだし、野球始めたのも歩のおかげだ」

「ふふーん。今年のドラフト最上位候補と幼なじみなんだぞ」

「最上位か。今年、甲子園行ければな」

「大丈夫だろ。ボクと牧くん、佑司がいて、二年には松本先輩、今井先輩と次期ドラフト候補もいるしな」

 こうして、西川学園野球部は新たな選手を迎えて、夏の県予選と向かって行く。


 練習後

「歩。久しぶりに野球行かないか」

「いいけど……それ見に行くわけじゃないな?」

「ああ。実は、某プロから抵触しない程度に練習見てもらってるんだ」

「マジかよ」

「見てもらわないか?」

「ボクも?」

「シンカー投げたいって言ってただろ?」

「たしかに、言ったけど。いまのプロにシンカーいたか?」

「まあ、最近はツーシームをシンカーっていう選手もいるし、シンカーをツーシームっていう選手もいるからな」

「ニールとかな」

「山崎とか」


 

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