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ニコとオコ  作者: 芽中要
3/4

かえらないオコ

 ニコとであうまえ。

 あらごとになれていたオコはじぶんがおもっていたいじょうにせんじょうにてきおうすることができました。

 まんぞくにうごくことのできないしんぺいのなかでかれのそんざいはいしつそのものでした。

 まるでなんねんもせんそうをしてきたこさんへいのようにてきかくなうごきをします。

 てきをころさなければみかたがしぬ。

 それをしっているオコはだれよりもゆうかんにせんじょうでたたかいました。

 なかまをまもりながらてがらをあげる。

 かもくながらもせんかをあげていくオコになかまからのしんらいはあつく、かれはどんどんしゅっせしていきました。

 そんなあるひ。

 せんじょうのなかにオコはいました。

 そこではいつもとはちがうことがおこりました。

 にげおくれていたしょうねんがしゃせんのなかにはいっているのです。

「ニコ!?」

 しょうねんのすがたがニコとかさなります。

 まようことなく、オコはしょうねんをかばいました。

 そのだいしょうにオコはきずをおいました。

 ふかでです。もうたすかりません。

 ですが、そんなことはきにせずしょうねんにめをむけます。

 すると、しょうねんとニコはまるでにていませんでした。

 それでもよかったとオコはおもいました。

 たぶん、じぶんはこのしょうねんのいのちをまもるためにうまれてきたんだろうとかれはおもったからです。

 オコはちといっしょにじぶんのいのちがうしなわれていくのをかんじました。

 ああ、あいつとのやくそくをまもれなかったな……。

 オコにとってそれだけがゆいいつのこころのこりでした。

「すまない、ニコ。これじゃ、『やさしいうそつき』じゃなくてただのうそつきだよな……」

 そういってオコはうまれてはじめてかすかに、ほんとうにかすかにわらいました。

 それをさいごにオコがうごくことはもうありませんでした。

 初見でこの作品を読んで面白い、続きが読みたい、と思って頂けましたら、


何卒ブクマ登録、pt評価の方をよろしくお願い致します。


作者も人間ですのでptが上がればやる気も出ますし、その逆もまた然りですので。

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