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4、成長、そして学園へ(2)

今回も楽しんで下さいませ!

わからないことがありましたらご遠慮なくお聞きください!


7歳になりました!


上級魔法もかなり覚えてきたんだけど、やっぱり物足りない感が...。


そうだ!自分で魔法作ってみようかな!


あ、ちなみに。母さんには自分の属性を火と風って言ってあるんだ。


全属性ってこの世界じゃ有り得ないらしくて、大体は一つか二つの属性しか持ってないみたいなんだ。


しかも、二つ目の属性は一つ目の属性と相性がいいものしか発現しないみたいなんだよね。


まぁ、この話は置いといて...。


早速、魔法を作ってみよう!


まずは火属性の魔法からやってみようかな。


この世界の魔法は魔力を燃料として魔法を起こしている。


魔力を手のひらに集中させて火のイメージを作る。そして、スペルを唱える。


さて、ここでひと工夫。

この日の魔法に風の魔法を応用して酸素を取り入れたら...。


おぉー!できたー!

ちゃんと青い炎になった!



ガチャ!


え!?なんでエトワールが!?


あ!鍵閉めるの忘れてた!


「イ、イマリ様!?その魔法は...!」


ここは平然を装って、なるべく自然体に...。


「見てー!青い炎になったよー!」


「え、それって新しい魔法...!」


「そうなの?」


「お、奥様に報告を...。」


そう言いながらエトワールが部屋を出ていった。


あー、なんかややこしい事になりそうだ。


そう言えば、ステータスって教えてもらった時しか開いてなかったな。


ちょっと確認してみようかな?


「ステータスオープン!」


ーーーーーーーーーーーーー

イマリ・グリンフィールド


称号・転生者、蒼炎の使い手、魔法の麒麟児


適正属性・全属性

・空間魔法

・蒼炎魔法


スキル ・【創造する力】【魔力操作】【予測回避】


ーーーーーーーーーーーーー


あ、ほんとに増えてる。


ステータスを見ながら気を紛らわして夕食に向かった。



「イマリちゃん。あなた、新しい魔法を作ったんですって?」


「う、うん。そうみたいなんだ。」


...。


「凄いじゃない!なんでお母さんに教えてくれなかったのー?」


あれ?面倒くさくなるって予想してたんだけど、なんか喜ばれてる...。


まぁ、いいか。喜んでくれてるし。


10歳になった時、王都エーテリオの貴族が開催したパーティに連れていかれた。


僕こーゆー堅苦しいの苦手なのに...。


「イマリちゃん、貴族には貴族らしい振る舞いが大事なんだからね?」


「わかってるよ...。」


はぁ...。気が重いなぁ...。




屋敷に着き、馬車を降りて執事に案内され会場に入った。


な、なんか。すごく注目されてる気がするんだけど...。


「あら、あそこにアーガスティン家の娘さんのアンリエッタちゃんがいるじゃない。あなたと同い年だって聞いてるけど、お話して来たら?」



「う、うん。そうするよ。」


言われるがままその子のもとに向かった。


アンリエッタはプラチナブロンドの髪を肩のあたりで揃えた髪型をしている。見た目はとても可愛らしい。



「あら?見ない顔だけど、どなた?」


「僕はイマリ・グリンフィールド。よろしく。」


「僕?女の子じゃないの?」


「ち、違うよ!僕は男だ!」


「ご、ごめんなさい...。」


「あ、ううん。こっちこそごめん...。」



「あなたも苦手なの?」


「うん。こういった堅苦しいのは苦手なんだ...。」


「私と同じね!」


この子はとても明るい。話しているととても楽しい。


「私、エーテリオ第1魔法学園に入学するつもりなの!」


「え、そうなの?僕もなんだ!」


「入学したら一緒のクラスになれるといいね!」


「うん、そうだね!」


初めてパーティが楽しく思えた夜だった。

次の投稿で学園に入ることになると思います!

暖かい目で見守っててください。

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