14、学園編(クラスにて)
あけましておめでとうございます!
時間が無くて短くなってしまいました...。
入学式が終わり自分のクラスに向かうことにした。
クラスはF~Sまであり、入学試験の魔法実技の成績でわけられている。学年末試験の結果で次年度のクラスわけをするそうだ。
下から、F→E→D→C→B→A→Sの順である。
僕はSクラスか...。
廊下のボードに張り出されたクラス表を確認してクラスに向かう。
Sクラスの教室に入る。
ザワッ!
え!?なんでみんなこっち見てるの!?
「イマリ!こっちこっち!」
教室の窓際の席にアンリエッタがいた。
「ねぇ、何でこんなに注目されてるかわかる?」
「決まってるじゃん!イマリが可愛いからだよ(笑)」
「え、酷くない?」
「ごめんごめん、泣かないでよ。」
「泣いてない!」
ガラッ!
「お、みんな集まってるな?自分の席に座れー。机の右上の端に名前書いてあるから。」
担任らしき教師がそう言いながら教卓の前まで歩いてきた。
僕の席は...窓際の一番後ろだ。
「全員席についたな、私がこのSクラスの担任となるマリ・ナベリウスだ。よろしくー。」
なんか、ゆるい感じの人だな。
ナベリウス先生はメガネをかけた長身の女性だ。ぱっとみ、172cmくらいかな?
「よし!それじゃあ、端から自己紹介でもしてもらおうかね。窓際の一番後ろからお願いねー。」
窓側の一番後ろって...僕からじゃないか。はぁ、めんどくさいなぁ。
とりあえず、この自己紹介で誤解を解いておこう。
「えーっと、僕はイマリ・グリンフィールドです。皆さん誤解しているようですが僕は男です!宜しくお願いします!」
「「「「「ええぇぇぇぇぇぇっ!」」」」」
嘘だろ?
こんなに可愛いのに!?
いや、あれはあれで...。
まて、今変なやついなかったか?
「ま、マジか…。私も女だと思ってた...。」
え!?先生まで!?
自己紹介でも小さな嵐を巻き起こすイマリだった。