表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/19

11、成長、そして学園へ!(ギルド編6)

今回は少し短めです

仲間の元へ戻りながら妖狐に訪ねた。


「そう言えば名前なんていうんだ?」


「名前はないのじゃ。妾の親は物心つく頃にはいなくなってたのじゃよ。」


「あー、なんかごめんな…。」


「気にしなくてもいいのじゃ。もう100年も前の話じゃからのぅ。」


「え!?お前...歳いくつ?」


「秘密なのじゃ。」


「お、おう」


なんか睨まれたんだけど...。


「そんなことより、主様に名前をつけてほしいのじゃ!」


「ぼ、僕が名前つけるの!?」


「当然じゃ!妾の主様なんじゃからな!」


名前か...。うーん...。


玉姫(たまき)...かな」


「たまき...いい名前じゃ!主様ありがとなのじゃ!」


「うわぁ!抱きつくな!」


その時、右の二の腕が発光しだしたのだ!


「え!?なにこれ!?」


コートを脱ぎ二の腕を見た。そこには狐が丸まった様な刻印が刻まれていたのだ。


「...なにこれ?」


「妾にもわからぬ。戻って聞いてみればよかろう?」


「そうだね。戻ったら聞いてみようか。ん?」


その狐の刻印の上の方、方のあたりにもう一つ月の刻印が刻まれていた。


こっちの刻印はなんの刻印だ?まぁいいか。これも戻ったら聞いてみよう。


「それにしても主様は綺麗な顔をしておるのぉ。まるで女子のようじゃ。」


「た、玉姫まで...」



そんなことをしているうちに仲間の元まで辿り着いた。


「急に魔物が出てこなくなったから拍子抜けしちゃったよー。」


「んで?そっちにいるのは誰だ?」


「あぁ、玉姫だよ。この事件の元凶。」


「よ、妖狐じゃないですか!しかも九尾の!SSS級の魔物ですよ!」


「大丈夫だよ。もう僕の使い魔だから。」


「ほんとうにー?じゃあさ、使い魔の刻印見せてよ!」


刻印?あぁー!さっきのか!


「刻印ってこれの事?」


「あ、ほんとうだ。君の使い魔みたいだね。」


「あら?その上の刻印は...。あなた、精霊とも契約をしているんですか!?」


肩の刻印のことを言っているようだ。


「精霊?あー、この刀は精霊武器なんだ。ヘル、出てきてもいいよ。」


刀が発光し、精霊が顕現する。


「マスター、ずっと鞘に入れっぱなしだと窮屈です。」


「武器精霊なんざ初めて見たぜ...。」


「身長はボクと同じくらいだねぇ!」


「イマリ君には驚かされてばかりです...。」


みんな驚いているみたいだ。


「そういえば、マリアさんは雷の魔法を使ってたけど...。」


「あぁ、あの魔法ですね。あれは私が編み出した新しい魔法属性です。これのおかげでSランクになれたのですよ。」


「なるほど。」


雷魔法か!思ってもみなかったよ。今度試してみようかな...?



そう考えながら帰路に就くのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ