表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/19

10、成長、そして学園へ!(ギルド編5)


山岳地帯に着いたのはいいんだけど...。


魔物が多すぎ!切っても燃やしても後からぞろぞろ出てくるんだけど!?


もう蒼炎魔法つかってもいいよね!?



「あはははは!早く逃げないと溶けちゃうよー?」


リコがフラスコのようなものを取り出すと魔物めがけて紫色の中身をぶちまけた。


ぎゃおぉぉぉぉ!?


オークやらゴブリンやらに液体が付着するとそこからは煙をあげ溶け始めたのだ。


なにあれ!?めっちゃグロいんだけど!


「どっせぇぇぇいっ!」


アーガスは見た目通りの怪力で身の丈ほどもある大剣を振り回していた。


一番以外だったのはシスターだ。


回復魔法が得意と言っていたが攻撃魔法も達者なようで雷を放って魔物を黒焦げにしていた。


「神に変わって神罰を下します。死に腐りなさい。」


...。

この中で一番怖いかもしれない。


あー、もういいよね。この中で隠しておくのも面倒臭いし。


「蒼炎魔法壱の型【纏い】」


魔法を発動させると蒼い炎が刀にまとわりついていく。


イマリが勢いよく刀を振るうと蒼い炎が衝撃波となって魔物めがけて飛んでいった。


「なんだこの攻撃は!?」


アーガスがめっちゃ驚いてる(笑)

ほかの2人もアーガスの驚きようを見て笑いを堪えられないようだ。


「てめぇら笑ってんじゃねぇ!」


それはさておき。


「それじゃ、先に行かせてもらうよ。」


そう言い残し、魔物が湧き出るポイントまで急ぐことにした。


魔物を切り倒しながら進むと洞窟の入口があった。今は魔物がいな...くはなかった!中からいっぱい出てきちゃったよ!


こういう時ってダイナマイトとかあれば楽なのに...。


......................................................あ!


そう言えば創造する力があったじゃん!すっかり忘れてたよ。最後に使ったのって赤ん坊の時だよね?うまく使えるかな...。


「創造する力...発動...。」


手に暖かい光が集まってゆく...。ダイナマイトって黒色火薬だったっけ?あ、ニトログリセリンだ!そんなことを考えながら形を整えていく。


...できた!


なんか...すごく不格好になったけど使えるよね?


魔法で火をつけ魔物の群れの中に投げ込んだ。


ドカンッ!


魔物の群れが一気に消し飛んだ。


普通に使えたけど...あれは作るの辞めよう。この世界の魔法とはかけ離れすぎてるし...。


そう考えながら洞窟の中に入る。


そこには一人の人物がいた。日本では玉藻や九尾と呼ばれている存在。妖狐?が居た。


「妾を見つけるとはお見事じゃのう。褒めて遣わすぞ?」


「お前がこの騒ぎの犯人か。」


「妾はちと遊んでただけじゃ。単なる退屈しのぎじゃよ。」


...。

こいつちょっと懲らしめてやろうかな...。


イマリは全開の殺気を放った。

すると、妖狐は耳や尻尾の毛を逆立て冷汗をかきはじめた。


「ひ、人の割にはなかなかの強さを持っとるようじゃのぉ...。」


じゃり...。


「ち、近寄るでない!」


スタスタ...。


「わ、わかった!わかったのじゃ!降参するのじゃ!済まなかったのじゃぁぁ。」


あー、泣きだしちゃったよ。


「もうしないか?」


コクコクっ!


「よし、許してやろう!その代わり僕と契約してくれないか?そしたら僕の仲間にも攻撃されなくて済むから。」


「わかったのじゃ。これからよろしく頼むぞ。主殿!」


こうして魔物騒動は解決したのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ