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角が有る者達 番外編または短編集  作者: C・トベルト
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【短編小説】第二回手紙DE相談コーナー!

アイとユウキだけが友達さ・・・。

ルトー&ノリ「「第2回、手紙DE相談コーナー!!

 はっじまっるよ~~~!!!」」



どんどんパフパフ!


紹介

MC、ノリ

ボクッ娘な刑事。常識はある。語尾に「~ッス」をつけるッス

MC、ルトー

ゴブリンズの隠れ鬼。常識はある程度ある。

特別ゲスト

????????



ノリ「また始まったッス。

 様々な方からの質問に答えるこのコーナーが!」

ルトー「今回も様々な方からの質問に答えたり、変な奴呼んだり、変な事したり、阿呆な奴をOVERKILLするから、皆最後まで見ていてね!イエ~~イ!!」」

ノリ「最近暑いッス。ルトーは冷房対策してるッスか?」

ルトー「僕たちのアジトには氷鬼アイが持つアイスボムがあるから、それで充分アジトを冷やせるよ。28度から19度まで自由自在だからね」

ノリ「羨ましいッス…こっちは一度冷やすだけでも怒られるのに…」

ルトー「これも全てアイというクーラーがあるからさ。あいつ程良い冷房はないね!」

ノリ(自分の上司をあいつ呼ばわりって…)

ノリ「ま、それはともかくまずは手紙の質問に答えるコーナーッス!

では第一枚目『コマチ』さんからの投稿ッス」

ルトー(コマチさん?誰だろ?)

ノリ「『ノリ、ルトー、こんにちは、コマチよ。最近私の出番が無いわ、どういう事!?』」

ルトー「どういう事って言われても…。

 僕はコマチさんが誰かも知らないし」

ノリ「『あらルトー、私を忘れるとは良い度胸ね!後で電柱の雨を見せてあげるわ』」

ルトー「電柱!?てことはシティ!?

 しかもなんで今言った事がわかるの!?これ手紙だよね!?」

ノリ「『私の目は誰よりも高い所にあるのよ。

PS・お土産宜しく。』」

ルトー「しかも内容書いてない!ただのお土産催促だこれ!」

ノリ「どうするッスか、ルトー。ハンドタオル送る?」

ルトー「い、いや、あの人がハンドタオルで満足は…」


ズドオン!!


ルトー「うわあああ!電柱が落ちてきたああ!」

ノリ「ひえええ!

 あれ?何か書いてある?」


電柱『私、ニワニワ印の高級プリンが欲しいわ

 それ以外の贈り物をしたら…』


ルトー「もしもし、ニワニワ会社!?

 今すぐプリンを持ってきて下さい!

 え?こっちは出前じゃない?

 知ってるよそんな事!!(怒)」

ノリ「もしもしハサギさん!?

 冷蔵庫にプリンありましたよね!?

 今すぐ持ってきて欲しいッス!

 え?これはケシゴのプリン?

 今は他人より自分の命が優先ッス!!」



十分後。プリンは無事にシティの所へ届けられました。



ルトー「あ゛~~。死ぬかと思った。」

ノリ「君の仲間はデンジャラス過ぎるッス。

 あんなの誰も逆らえないッスよ」

ルトー「うう…仲間の恥ずかしい所を見せちゃって、恥ずかしい…」

ノリ「いやいや、話の合わない同僚なんていっぱいいるッス。

 この前だって…」


「何を嘆いておる、馬鹿者ども!!」


ルトー「うおっ!?な、何今の怒声は!?」

ノリ「い、今の声は…ペンシ!!」

ペンシ「全く…特別ゲストに呼ばれたから来てみれば、なよなよした影薄キャラの愚痴話か!

 同じ仲間として恥ずかしくないのか!!」


紹介、ペンシ。

真っ白いタキシードに黒いベルトが印象的な女性。武道の天才で、怒ると怖い。


ルトー(怖!(T_T))

ノリ「ま、まあまあペンシさん落ち着いて」

ペンシ「ダメだダメだ!

 そんななよなよした回答では、メダルも笑いもとれないぞ!もっとインパクトがないとな!」

ルトー「インパクト…って、どれくらい?」

ペンシ「27時間テレビに出てきたエガちゃん位!」

ノリ&ルトー「「それは十年出演禁止レベルじゃないか!!無理!!」」

ペンシ「99人が呆れても、一人が笑えば我々の勝利じゃないか!

 さあ、ライブで輝くぞ!!」

ノリ「え、これラジオ…」

ペンシ「さあ、2枚目の投稿だ!!ペンネームはチョキチョキ!こいつハサギだな!あの馬鹿者め!」

ノリ「ええ、ハサギさんの!?

 それは凄い気にな」


ビリ!ビリビリビリ!!


ノリ「(゜Д゜)」

ペンシ「悩みがあるなら手紙を使わずテレフォン使え!!私は一般視聴者と会話する「いいとも」が見たいんだ!!」

ルトー「いやだからって手紙破くなよ!

 番組なりたたないだろ!」

ノリ「最初の手紙を破いた奴が何言ってるッスか…」

ペンシ「上司の手紙は破り捨てるもの!!」

ルトー「言い切りやがった!!」

ペンシ「さあ三枚目だ!

 …むっ!何をする!離せ!!」

ルトー「今だよノリ!」

ノリ「分かった!(ペンシから手紙を奪って)

三枚目は白山羊さんから!」

ペンシ「チッ!覚えてろよ三下!!」

ルトー(とても警察の台詞とは思えません!)


と、言うわけで三枚目、言ってみよー!


ノリ「『皆さんこんにちは。白山羊です。

 わかる方はわかる白山羊です。出番の少ない白山羊です。ええええ、強要なんてしませんよ?』」

ルトー「し、白山羊さん?なんか怖いよ?」

ペンシ「白山羊なのに黒いとは…。

 やるな!!」

ルトー「何が!?」

ノリ「『さて、本題ですがルトーさんの組織はゴブリンズ、と言うのですよね。何故そんな名前なのか不思議で不思議で…。

 宜しければ答えていただけませんか?』」

ペンシ「む、意外と皆が気にしている事を切り出してきたな。

 どうだ、三下。わかるか?」

三下「三下違う!ルトーだ!!」

ノリ「ボクも気になるッス。わかるッスか?」

ルトー「ああ、ちょっと待って、今ネタバレノートで調べるから…。(パラパラ)

あ、あったよ。」

ペンシ「どれどれ、貸してみろ。

    ふむふむ、読めないな。」

ルトー「僕と作者しか分からない言語で書いてるからね。僕より先にネタバレなんてさせないよ」

ペンシ(ち、気付いてたか…)

ノリ(なんでペンシさんこんなに笑いに必死なの?)

ルトー「このノートによると、設立者アイがゴブリン(小鬼)に憧れたからと書いてあるね」

ノリ「小鬼に、憧れた?」

ペンシ「なんだ?何で奴は化け物の…しかもおとぎ話の脇役みたいな奴に憧れたんだ?

 そんなの厨二病でもあまり無いぞ」

ルトー「えーと…。

 小鬼は確かにおとぎ話で様々な姿で登場しているけど、アイが憧れたのはブギー・バギーのベッド下に出てくる小鬼だね。

 これは昼はベッド下に隠れて住んでいるけど、夜にはベッド下から出てきて部屋の中で遊んだりするんだ。

 寝ている子には何もしないけど、夜寝ないで遊んでいる子は一緒に遊び、ベッド下に連れて行って食べてしまうんだって」

ノリ「完全にお母さんが子どもに聞かせるしつけ的な小話じゃないッスか…他には何も書いてないの?」

ルトー「書いてないね。これだけだ」

ペンシ「そんなのに憧れるなんて、アホのやる事ですな」

ノリ「やっぱり犯罪者の考える事を理解するのは難しいッス」


二人は呆れるが、ルトーは別の事を考えていた。


ルトー(…。

 アイは、昔戦争で腕を無くしたと言っていた。でもその前は片腕一本で基地を壊滅させる、とても強い兵士だったってススから聞いてる。

 もしかして、アイはそんな怖い兵士であるよりも、小さな鬼になって子どもが悪い事をしないよう見守る存在になりたいから、

ゴブリンズを結成した…なんてのは、僕の考え過ぎかな?)

 「…。

 考え過ぎだね。」

ペンシ「?」

ルトー「いや、なんでもないよ。

 それより時間は?」

ノリ「あ、そろそろッス。

 じゃあ今回の答えは『アイがゴブリンに憧れたからゴブリンズを結成した』でいいッスね。

 投稿してくれた白山羊さんには後で媚薬入り香水を」

ルトー「渡すかバカ!

 後でニワニワ印のプリンを送るよ!てかもうさっきシティのついでに送ったし!」

ペンシ「…ん?

 あいつ(白山羊)、ロボットじゃなかったっけ?」

ノリ&ルトー「「あ」」


あ、と二人が気付いたのと、その後ろでオーケストラ邸から発射された、『粗品』と書かれたミサイルが三人のいるスタジオに到着したのは、

ほぼ同時であった…。



ノリ&ルトー、手紙DE投稿コーナー、完!!



ノリ「ぎゃあああああああああ!!!」

ペンシ「あばばばばばばばばばばばば!!」

ルトー「あっちいいいい!!

 こ、この程度でやられてたま…」


更に、プリンをとられたことにより激怒したケシゴが放った象の大群が、ドシンドシンと音をたてながら少しずつ三人に近づいてきていた。


ノリ「いやあああああ!!!」

ペンシ「逃げろおおおおおお!!!」

ルトー「続かせてやる……!

 何が何でも生きて、このコーナーを続かせてやる~~~!!」




続く………………か?

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