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角が有る者達 番外編または短編集  作者: C・トベルト
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【短編小説】悪女と補完計画 そのにっ!


『着替えを終えて』



ルトー「いっちばんのりーっ!」


ルトーはびょんと着替え室から出ていく。

しかし、外にはもうススとシティが水着に着替えて待っていた。


ススは紺色を基調としたフィットネス水着。

動きやすい水着で長い距離も泳げる、スポーツ的な水着だ。

対してシティは水色のビキニ。

体のラインや胸が出ていて、男性の目線を釘付けにする事間違いなしだろう。


ルトー「ふ、二人とも凄いや……

へへ、なんか恥ずかしくなるな。」

スス「そんな顔を赤くしなくてもいいのに。

水遊びする前に夏バテしちゃ、この先やっていけないわよ?」

シティ「ススも案外……まあいいわ。

それにしてもダンク遅いわね。

なにやってんのかしら……あら?」


シティが着替え室を見ると、金髪の男性が出てきた。

緑色の水着を着ていて、とてもイケメンである。

しかし、シティが記憶する限り彼が出てきた着替え室は、ダンクが先に入っていた筈だ。


シティ「……あれ、誰?」



『色鬼から色男へ』



イケメン「よお、」

シティ「へ……えっ?へ?私?」


不意にその男性に声をかけられる。

シティはビックリし、ほとんど反射で尋ねた。


シティ「だ……れ?」

イケメン「あれ、わからないか?

俺だよ俺。

ダンクだ。」

シティ「だ……ダンク?

あの透明ミイラのダンク?」

イケメン(ダンク)「透明ミイラ言うな。

このままじゃダメだから、変身魔法で昔の自分……ダンス・ベルガードに変身したんだよ」


ダンクはくるくるとまわり、自分の姿を確認させる。

……どこからどう見ても普通の男性である。


ダンク「どーだ、凄いだろ……?」

シティ「………………。」


どや顔するダンクにシティは無言で近付き、両肩をがっしり掴む。


ダンク「ん?」

シティ「びっくりしたわ!

びっくりしすぎたわバーカ!

びっくりしすぎて死ぬかと思ったわよ、バーカバーカバーカ!」

ダンク「うお、わお、うお」


シティは勢い良くダンクの肩を揺さぶり、ダンクは頭をガクガクさせる。


シティ「びっきりさせた罰としてに私にパフェを奢りなさい!」

ダンク「はあ?

俺は味が分からないからそんなの買いたくな」

シティ「いいからついてこい!」


シティはダンクを勢い良く引っ張った。

そのあまりの勢いにダンクは目を回すが、気にしない。


そして、あっという間にススとルトーだけになった。


スス「………………。

私達は私達で遊ぼっか。」

ルトー「…………うん…………」



『その頃のアイ・いち』



海岸の端、岩礁地帯。



アイ「ふっふっふっ……あいつら、しっかり海水浴を楽しんでいけよ。

その間に、俺はアイツを手に入れる!」


アイはニヤリと悪い笑みを浮かべた。

そしてビーチサンダルを履いた脚をドンとならし、高らかに宣言する。


アイ「そう、数十年前に『海賊』の天才、キャプテン・チャーシューが残したお宝!

こいつをゲットして、皆に自慢した後売って金にする!

これで家計簿の赤は消え、ススに無駄遣いするなとガミガミ言われる事も無くなる!」


とてもとてもしょうもない理由で、アイの大冒険が始まる!


アイ「あ、船がないと無人島までいけないじゃん!

よし、船作ろう!」


……多分、始まるから大丈夫。




『精一杯遊べ!!』




スス「おー、海だわー!」

ルトー「海だねー!」


ススとルトーは砂浜の上から海を眺めていた。

周りには観光客で賑わいとても楽しそうだ。


スス「よーし、精一杯遊ぶぞー!」

ルトー「それじゃーまずは海まで競争だよ!」

スス「いいわ、受けてたつ!」

ルトー「それじゃ、よーい、ドン!」


ルトーの掛け声と同時に二人が海に向かって走り出す!


ルトー「うおお!」

スス「おりゃああ!」


ルトーとススは楽しそうに海まで一直線に走る。


ルトー「よし、勝ちそうだ……!」

スス「まだまだー!

スピードアッープ!」


ドギュウウウウン!!


一瞬、ルトーのすぐ横を何かが通り過ぎた。

と思った瞬間、海に5メートルはある水柱が現れる。

そして海で遊んでいる観光客が何人か吹っ飛んだ。


ルトー「え……?」

観光客1「ぐわあああ!」

観光客2「なんだああ!?

何が起きたんだあああ!!」


トパパパパパパパアアアン!!!


観光客もルトーも驚いている間に、海の上に無数の水柱が現れては消えていく。

やがて、水柱も消えていく。

小さな波がルトーの足元の地面を侵食していく。

そして、十秒後に海の方から無数の水柱がルトーめがけて、やってきた。


そして、水柱の主が陸に上がる。


スス「…………はろー。」

ルトー「ハローじゃないよ!

能力使っちゃダメだよ!」

スス「はーい。」


すこししょんぼりしているスス。

しかし海は、倒れ伏す観光客で埋めつくされていた……。



『イケメェン……。』



シティ「さあ、早くパフェ食べたいパフェ!

早く海の家に行きましょ!」

ダンク「わーったからおすなって!

ほら海の家に着いたぞ!」


そう言ってダンクは何気なく海の家に入る。


ノリ「いらっしゃいませー!」


出迎えたのはノリ。

ニコッと可愛い笑顔で迎えてくれた。


シティ「げ、ノリ!?」

ダンク「なぜここに……!?」


対して目を丸くする二人組。


ノリ「席はこちらになるッス……。」(わあ、この男の人、凄いイケメンッス。

声をかけてみたいッス……。)


ノリもまた、別の意味で緊張していた。

こうして、ゴブリンズはバラバラに行動を始めたのだ!


ツヅク!



オマケ!



カタカタカタカタ方カタカタ。


ケシゴ「よし、これで仕事は終わりだ。

なんだかあっさり終わってしまったな。

……アイツラがいないからか?

ま、いいか。」


こうしてケシゴは誰もいない職場を去る。

水着を片手に持ちながら……。

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