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角が有る者達 番外編または短編集  作者: C・トベルト
12/49

デュエルつのつの!!!!

ガチデッキはあまり使わない派。

この話はデュエルつのつの3の続きです。

今回は前編後編に分かれてます。




ダダダダダ!


ノリ、ルトー、ペンシの三人はダンクとシティのデュエルしている広場まで走っていた。



ノリ「ペンシさん、本当にやるッスか!?」

ルトー「はっきり言って死ぬフラグ満々だよ」

ペンシ「だが、あいつに建物直させないと私の気がすまん!

 よくも私の建物を…私のボケのタイミングを間違えさせてくれたな!」

ルトー(そっちか〜、ブレないなーこの人)

ノリ(シティさん相手に適うわけないのに…大丈夫かなあ)

ペンシ「到着するぞ!」


そして、広場に出た三人が見た物は、

圧倒的に追い詰められたシティの姿であった。


ペンシ「な、なんだと?

 じょ、状況はどうなってる!?」




現在の状況。11ターン目 シティドローフェイズ


シティ LP 1700 手札2枚墓地12枚 除外1枚

フィールド がら空き


ダンクLP 1000 手札0枚墓地2枚(内一枚は『魔都アタゴリアンからの使者』)除外15枚

フィールド 『トゥーン・ワールド』

『トゥーン・デーモン』

『ゴブリンズNo3 色鬼ダンク』




魔都アタゴリアンからの使者 通常罠

このカードは自分のライフが1000以下の時のみ発動出来る。発動後、このカードを墓地に送る。発動せず墓地に送られた場合、このカードを除外する。このカードを墓地に送った後、自分の墓地のカードをこのカード以外全て除外し、フィールド上の魔法使い族一体を除外する。このカードが墓地に存在する限り、自分はダメージを受けず、ライフを払う事はない。このカードが墓地から離れた場合、自分はデュエルに敗北する。このカードを発動後、デッキ、手札から『ゴブリンズNo3 色鬼ダンク』を特殊召喚 しなければならない。



ゴブリンズNo3 色鬼ダンク 闇属性

レベル8  魔法使い族

効果 このカードがフィールド上に存在する限り、お互いのプレイヤーは一切のコストを無視して魔法カードを発動する事が出来る。また、相手ターンでもセットした状態から魔法カードを発動出来る。(この場合、スペルスピードは2になる。)自分フィールド上にこのカード以外の『ゴブリンズ』と名の付くモンスターが存在する場合、『ゴブリンズ』と名の付くモンスターは手札・デッキに戻らない。次の効果は無効化されない。●自分ターンのエンドフェイズ時、墓地のカードを五枚除外しなければならない。自分の墓地のカードが五枚以下の場合、このカードを破壊する。●このカードがフィールド上から離れた場合、墓地のカードを全てゲームからしなければならない。

Atk2300  Dfe3000


トゥーン・ワールド 永続魔法

1000ライフポイント払って発動する。



トゥーン・デーモン 闇属性

レベル6 〈悪魔族〉

このカードは通常召喚出来ない。自分フィールド上に『トゥーン・ワールド』が存在するときのみ、フィールド上のモンスター一体をリリースして特殊召喚する。『トゥーン・ワールド』が破壊された時このカードを破壊する。このカードは特殊召喚したターン、攻撃出来ない。このカードは500ライフポイント払わなければ攻撃出来ない。相手が『トゥーン』を操っていなければ、このカードは直接攻撃出来る。

Atk2500 Dfe1200




三人「……って、差が有りすぎるだろ!?」


三人は思わずツッコミを入れた。

しかし、二人の間には決定的な温度差がある。


シティ「さあ、続きを殺るわよ」

ダンク「あ、あわわわわ」


シティの眼にはギラギラした光が灯り、ダンクの顔には明らかな動揺が見えていた。


シティ「私のターーーン!!、ドロー!!」


シティ 手札2→3枚


シティ「カードを一枚セット!!

 そして、モンスターを裏守備表示で召喚!」


モンスター→裏側守備表示


ダンク「え?それだけ?」


ダンクは思わずがっくりする。

あれだけ気合いを込めといて、やる事は完全な守備モード。

…少なくとも、一瞬はそう思ってしまった。


シティ「さあ、地獄を始めるわよォ…」

ダンク「え?」

シティ「手札から魔法カード発動。

 『太陽の書』。」


太陽の書 通常魔法

フィールド上の裏側守備表示のモンスター一体を表側攻撃表示にする。


シティ「このカードは裏守備表示のモンスター一体を攻撃表示に変更するカード。

 この効果で、私の裏側守備表示の『メタモルポッド』を攻撃表示に変更!!」


メタモルポット 裏側守備表示→表側攻撃表示


メタモルポット 地属性

レベル2 岩石族

リバース:互いは手札を全て捨てる。その後互いはカードを5枚ドローする。

Atk700 Dfe 600


現れたのは古い石で出来た壷。

しかし、壷の中身には一つ目の怪物がニヤニヤ笑いながらこちらを眺めている。


ダンク「メタモルポッド!?」

シティ「そして、効果発動!!

 互いはカードを5枚ドローする!」


シティ 手札0枚→手札5枚

ダンク 手札0枚→手札5枚


両者の手札が一気に潤う。

しかしその手札を使えるのはシティからだ。


ダンク(まずい…『色鬼ダンク』は破壊耐性がない、今ならサンドバックでやられる!

 そうなったら…)


ダンクの記憶に先程の電柱の記憶が蘇る。

そして思考に浮かぶのは、

あの電柱のようなラッシュ攻撃をされて木っ端微塵に潰される自分そっくりのモンスターの姿。


ダンク(あ、俺死んだーー!!??

 マジ死んだーー!!

 電柱に串刺しにされて死んだーー!!)

シティ「…わたしは、

 カードを4枚伏せる。」


シティの場に次々と伏せカードが現れる。


ダンク「!?」


ノリ「カードを全部伏せた!?」

ルトー「罠カードしか無かったッスか?」

ペンシ「…いや、違う…」


ペンシは眼をすっと細めた。

ダンクは反対に眼の部分の包帯がパカッと開く。

(こうして表現するとホラーみたい)byダンク


ダンク「な…!?」

シティ「ダンク…勝負よ!」


シティはダンクにびしぃ、と、指さした!


ダンク「へ?」

シティ「私は今までダンクの盤の上で戦っていたわ!だから罠にかかったり、勝てるタイミングを逃したりしていた!

 でも、今度は違う!」


シティはダンクの前にいる『色鬼ダンク』を見た。


シティ「『色鬼ダンク』はセットしていれば、相手ターンでも魔法カードを発動する効果があるわ!

 そしてその効果は私にも使える!」

ダンク「…まさか!」

シティ「今度は私が貴方の盤の上で戦い、私が勝つ!!」


シティはグッと左手の拳を握り締める。


シティ「それでこそ、本当の勝利!!

 それでこそ、戦いの勝利!!

 それでこそ、高鬼シティの勝利が得られる!」



ノリ「な、なんて豪快な考えッス。

 勝機をわざわざ逃してまで、ダンクと勝負するなんて…」

ルトー「シティらしいと言えばシティらしい…」

ペンシ「ふふ、これは面白くなってきたな

 これは、乗らなきゃ馬鹿だぞダンク?」



ダンク「…。」


ダンクは最初、ぽかーんとしていたが、

次の瞬間、口をへ、とゆがませてデュエルディスクを構える。


ダンク「言うじゃないか。

 だったら、望み通りやろうぜ、勝負を!

俺のターーーン!!ドロー!!」


ダンクは勢い良くカードをドローした。

そして、そのカードと自分の手札を見比べる。

いま、シティとダンクの魔法大戦が始まる!


ダンク(…。

 このターンで勝負は決まる。

 それなら、)

「俺は色鬼らしく、ド派手に勝利してやるぜ!

 魔法カード発動!『大寒波』!!」


大寒波 通常魔法

このカードは自分メインフェイズ開始時にのみ発動できる。互いは魔法・罠カードを発動出来ず、カードをセットする事が出来ない。この効果は自分ターン終了時まで続く。



ダンク「『大寒波』の効果で、互いは次の俺のターン終了時まで魔法・罠カードを発動出来ない!」

シティ「え、それって…」

ダンク「これでシティの魔法・罠を封じる!」



ビュウウウウウ、とダンクの後ろから強力な冷気が吹き出し、シティの伏せカードを凍らせていく。

シティが冷や汗をたらす。

だが、それだけですまない反応を持つものが三人いた。


三人「「「ブウウウウウウウ!!!???」」」

ダンク「うお、なんだ!?」


あまりにダンクの発動した魔法カードが酷すぎて、思わず吹き出す三人。

それもそのはず、『大寒波』は強力な魔法・罠封じのカードだ。


ノリ「ズルい!セコい!マジ最低!!」

ルトー「シティの行動、完っっ全に無視したぞてめぇ!馬鹿だ!マジ馬鹿だこいつ!」

ペンシ「空気読め!自重しろ!

 アホ!バカ!オタンコナス!」


ブーブー鳴り響く三人の罵声。

読者は決して上記の言葉を他人に使ってはいけません。


ダンク「ええーい黙れ黙れ!

 勝てばいいんだ勝てば!!」

三人「「「BooBoo!!」」」


ダンクが喚く三人を睨みつける。

シリアスな雰囲気どこいった?


シティ「いきなり『大寒波』とはやるわねダンク」

ダンク「シティ…!」

シティ「ここで全てを無力化されてたまるか!

カウンター罠カード発動!」


ダンク(カウンター罠カード!?)

シティ「『神の宣告』!」


神の宣告 カウンター罠

ライフを半分払う。魔法・罠・通常召喚・反転召喚・特殊召喚の内どれか一つを無効にする。


ダンク「いい!?」

シティ「ライフを半分払い、相手のカードを潰す強力なカウンター罠!

 私はライフを半分払い、」


シティ LP 1700→850


シティ「『大寒波』を無効にする!」


大寒波→無効×


吹きすさぶ冷気が一瞬にして消え、爽やかな風がシティの髪をなびかせる。



ノリ「イェーーーーーーーイ!!!」

ルトー「シティー、やるー!!」

ペンシ「応援してやるぞ、シティ!!」


先程のブーイングはどこへやら、やんややんやと大騒ぎする三人組。


ダンク「あの外野ども…(怒)」

シティ「ありがとー、私、頑張るわー!

 そして、カウンター罠カードを発動した事でこのドラゴンを特殊召喚出来る!!」

ダンク「!?」

シティ「『冥王竜バンダルギオン』!

 攻撃表示で特殊召喚!」



冥王竜バンダルギオン 闇属性

レベル8 〈ドラゴン族〉

効果 相手のカードを自分のカウンター罠で無効にした時、手札からこのカードを特殊召喚出来る。この効果で特殊召喚に成功した時、無効にしたカードの種類によって以下の効果を発動出来る。

魔法カード・相手ライフに1500ポイントダメージを与える。

罠カード・相手フィールド上のカード一枚を破壊する。

効果モンスター・自分の墓地からモンスター一体を特殊召喚出来る。

Atk2800 Dfe2000


バンダルギオン『グオオオオ!!!』


シティの後ろから、闇のような漆黒の堅い皮膚を持つ、冥王竜が現れた。

シティがパチンと指を鳴らすと、冥王竜の口から緑色の炎が生まれる。


シティ「『冥王竜バンダルギオン』はカウンター罠でカードを無効にした時手札から特殊召喚出来る!

 更にこの効果で特殊召喚に成功した時、無効にしたカードの種類で効果が決まる!

 無効にしたのは魔法カード!

 その効果で、1500ポイントダメージを与えるわ!」


冥王竜の口から、ダンク目掛けて緑色の炎が放たれる。


ダンク「だか俺の墓地に『魔都アタゴリアンからの使者』が存在する限り、俺にダメージは与えられない!」


ダンクの周りにオレンジ色のバリアが現れる。


ダンク「残念でした〜!」

シティ「それにチェーンして魔法カード発動!『魂の解放』!」


魂の解放 通常魔法

互いの墓地からカードを5枚まで選択し、ゲームから除外する。


ダンク「!?」

シティ「『色鬼ダンク』の効果で、私の魔法カードは速攻魔法のように発動出来る。

そしてこのカードは互いのカードを5枚まで除外する魔法カード!

 除外するカードは当然『魔都アタゴリアンからの使者』!!」

ダンク「げげ!?」

シティ「私の狙いはこっちよ!」


ノリ「そうか…!『魔都アタゴリアンからの使者』を除外されたらプレイヤーは敗北するッス」

ペンシ「シティもダンクの弱点を狙ってきた!」

ルトー「通れ!やれ!ぶっ潰せ!」


ダンクがキッと目を細める。


ダンク「させるかぁ!

 速攻魔法発動!『終焉の地』!」


終焉の地 速攻魔法

相手がモンスターを特殊召喚した時に発動出来る。自分のデッキからフィールド魔法を発動出来る。


ダンク「『終焉の地』は相手が特殊召喚した時、デッキからフィールド魔法を発動出来る!

 この発動条件はシティが『冥王竜バンダルギオン』を特殊召喚した事で満たしてる!」

シティ「!」

ダンク「デッキから、『王家の眠る谷〜ネクロバレー〜』を発動!」

 

王家の眠る谷〜ネクロバレー〜 フィールド魔法

『墓守』と名の付くモンスターは攻撃力、守備力が500ポイントアップする。墓地に効果が及ぶ魔法・罠・効果モンスターの効果は無効になる。お互いに墓地のカードを除外出来ない。



ゴゴゴゴゴ!!


ダンクとシティの周りの大地が隆起し、とても大きな谷が現れた。


シティ「『ネクロバレー』!?

 何、このカードは!?」

ダンク「『王家の眠る谷〜ネクロバレー〜』は墓地を守る墓守のフィールド魔法。

 この地で戦う物達は、何者であっても墓を荒らす事は許されない!

 『魂の解放』は無効化される!」


フィールド→王家の眠る谷〜ネクロバレー〜


ラーラーラーと楽しそうに歌を歌う聖霊が『魔都アタゴリアンからの使者』を手にして空に飛ぼうとする。

 しかし谷の底から現れた黒い無数の手が聖霊の手、足、体を掴み、谷底へ引きずり込んでいった。


シティ(こ、ここで私がこのカードを使えば…ダンクに勝てる!

 …でも、今使うわけには行かない!

 私が完全勝利するために!)


魂の解放→無効


シティ「く…」

ダンク「かくして『冥王竜バンダルギオン』の緑の炎は、」


冥王竜バンダルギオンが放った緑色の炎は、ダンクを覆い隠した。


ダンク「俺の『魔都アタゴリアンからの使者』バリアによって無駄撃ちに終わりました、と…」


ばあん!と緑色の炎が弾け、中からオレンジ色のバリアが現れる。

 そのバリアが消えると同時に無傷のダンクが姿を現した。


ダンク LP1000→1000


シティ「…」

ダンク「シティの場には伏せカードが三枚。」

シティ「対してダンクの手札は4枚…

 一枚、あっちが多いわね。」

ダンク「そして俺のトゥーンは直接攻撃が可能なモンスターだ。このまま何もしなけりゃ負けるな。」

シティ「さあ、どうかしら?」


ノリ「な、なんて戦いッスか…」

ルトー「まだバトルしてないのにこのせめぎ合い、しかもシティは上級モンスターを出してるし、ダンクはまた『魔都アタゴリアンからの使者』を狙われないよう墓地を守っているし…

 一体どっちが勝つんだ?」

ペンシ(…気になる、あのシティの三枚の伏せカード。

 あの中の一枚が、妙なオーラを出している、一体何を伏せているのだ、シティ。)


三人は静かに見守っている。

この戦いの行く末を、静かに見守っている。


ダンク「…あえてフラグたてたけど、本当にどうやって勝利する気だ?

 ここまで来て『実はハッタリでしたー』は無いよな?」


ダンクはシティに質問を投げかける。

駆け引きなしの、仲間としての質問。

シティはフッと笑う。


シティ「当然でしょ?

 私は最も高い鬼、シティ。

 私が勝利する事も、貴方が負ける事も、

 全て決まっているのよ。

 貴方こそ、伏せカードが三枚もあって怖くないの?」

ダンク「まさか、俺は色鬼で魔法使い。

 魔法使いが魔法にびびってちゃ、何にもならないだろう?

 例え負けようと、勝とうと、ド派手に染め上げて見せるさ」


二人は戦いながら、少しずつ準備をしている。

後に戦う激戦のための準備を。


この戦いを制するのは、果たしてどちらか!

ダンクは本当に死ぬのか!

…後編に続く!









シティ(まあ、負けたら腹いせにダンクを潰すだけだし。勝ったらおしおきとして潰すだけだしね)

ダンク(まあ、負けたらおしおきに何かされそうだから逃げるし、勝ったら腹いせとして何かされたそうだから逃げるけどね)


一応、終わった後の算段も考えてる二人。

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