秘密
遅れて申し訳ございませんでした。
次の日の朝。
俺はいきなりのピンチに陥っていた。
どういうことかというと・・・・。
「テンシ・・?貴方何か隠してない?」
おぉっと。
いきなりどういうことだ?
確かに隠していることはある。
この世界の人間じゃないとか。
しかし・・・・。
「どうしてそう思うんだ?」
「女の勘よ。」
「そんな簡素に言い切るな!」
「じゃあ、女の勘。」
「かっこいいけどさ!」
なんなんだよ・・。
すごくペースが乱されるな。
「いわないとこうよ?」
そういうとアスナは近くにあったりんごを一つ無造作に掴み・・・・
グシャリと握りつぶした。
「えぇっ!?俺のどこをそんな風にするつもりなんだ・・・!?」
「えっ?やだ。そんな恥ずかしいことを言わせないでよ!」
と頬を赤らめている。
「恥ずかしいのはお前の頭、脳だ!」
「なによ!」
「一度医者に診てもらえ!」
「私の頭には何の問題もないわ!ノープロブレムよ!」
「・・・・・脳プロブレム?」
「うまいこと言うな!!」
まさかここで、某ラノベの台詞が役に立つとは・・・。
しかしこれは・・・・仕方がないか。
「ちょっと!何連絡用の通信機器を取り出してるの!?」
「えっ?ちょっと通報を・・・。」
「まさかの119番通報!?」
こっちにもあるんだ119。
だが・・・・。
「ちがうぞ。110番通報だ。」
「警察組織!?私が何をしたと!?」
「不審者として・・・・?」
「不審者じゃないわよっ!」
警察もあるんだ。
ってかならギルド要らなくね?
突っ込みつかれたのか息が荒い。
「疲れるほど突っ込まなくてもいいのに・・・。」
「あんたのせいじゃない・・・・。」
まあ、いじるのは楽しいけどこのくらいにしておくか?
「で、結局何を隠しているの?」
忘れてなかったのね。
「いいなさい。」
「わかったよ。」
俺はアスナに俺がこの世界の人間ではないこと、
もとの世界で死んでしまい、この世界に来たことを話した。
「そうだったの・・・。なんかごめんなさい。」
「気にするな。」
こうして俺の秘密をアスナは知ることとなった。
「誰にも言うなよ?」
「言わないわよ。言ってもまた医者を紹介されそうだし。」
俺の話はドンだけ信用ないねん。
「まあこれからもよろしく。」
「もちろんよ。」
宿題がっ・・・・!!
感想をください。
では失礼します!




