怖〜い話
僕は幼稚園の迎えにいつもママに来てもらっている。
そしてそこでの楽しみは今日あったことを話したり、面白い話をすることなど色々あるがその中でもとりわけ好きなのが今日の夜ご飯のおかずを聞くことだ。
いつもお腹がぺこぺこでこれが楽しみになっているのである。そして僕はいつも通りママに聞いた
「今日の晩御飯なーに?」
するとママは答えた
「今日はお麩の味噌汁よ」
しかしそこには何故か元気が無かった。いつものママでは無かった。そんなことは気にもとめずに楽しみに考え事をしていた。
家に帰りすっかり僕は他の考え事で晩御飯を忘れてしまった。申し訳なさそうにママにもう1回聞きに行った
「ママ〜?今日の晩御飯何?忘れちゃってさ、」
するとママはまた答えてくれた
「今日はお麩の味噌汁よ」
しかし僕はよく聞き取れずにもう1回聞いた
「え?聞こえなかった!もう1回!!」
するとママの様子がおかしいことに気づいた。
いつもとは違う感じのママだ
「今日はお腑の味噌汁…今日は腑の味噌汁…」
いつものママとはもう完全に違う、別の誰かだ
恐怖の余り逃げ出したかったが足が震えてそれは叶わなかった。
その間にもママはこう繰り返す。
「今日、腑の味噌汁…今日、腑の味噌汁…恐怖の味噌汁!!!」
振り返ったママは手に包丁を持っていてこちらを睨んでいた。
僕は恐怖の余り泣くことしか出来なかった。




