Fly to the Moon
朝目が覚めたら世界が変わっていた
空は青くてまるで空みたいだったし
これはNHKのみんなの歌という番組で山田康雄さんが歌っていた『まるで世界』という曲の歌詞の引用で、今回の企画のタイトルから私が真っ先に思い浮かんだのがこれでした。
初めて聴いた時には正直アホかなんて思ったものですが、この当たり前が当たり前であることへの戸惑いというのはそうでない状況にあってこそ感じられるもので、つまりそんな日常が普通であることへの感謝を謳った曲だったようです。
さて、それで今回の企画のテーマ話なわけですが、上記の当たり前の日常を覆す何かの物語が溢れることとなるでしょう。いや、非日常的な異常ばかりとは限らず、日常の中のちょっとした希望の可能性を描いたなんてものもありそうです。
で、そんな中現在私が思い浮かぶ朝起きたらというと──。
手を洗う 髭を剃る 歯を磨く
窓しめる やたらたくさんカギかける
会社行く 仕事する
会社出る 夜になる
布団敷く 眠りこむ
朝がくる
残念ながらサーカスの『ケッペキにいさん』のような日常。実際歌詞を抜粋して引用してます。(著作権がヤバいかも)
どうやら私には創作の才能は無いようです……。
まあ、それでもなんとかがんばってみるつもりではありますが。
再び話は変わりこのエッセイのタイトル『Fly to the Moon』ですが、有名なジャズ曲『Fly Me to the Moon』を思い浮かべたのではないでしょうか。「私を月に連れて行って」なんて訳されているようですが原曲のタイトルは『In Other Words』でその意味は「言い換えると」なんですよね。因みに双方の曲を知らない私は「え? In Other Worlds じゃなくて?」なんて思ったりもしたものです。
まあ、今回の企画にはその曲は関係ないですし、それなら私の勘違いである後者の方のイメージでもよいはずですよね。というわけで『Fly to the Moon』は「幻想世界への誘い」と意訳させていただいております。
因みに今回の企画タイトル『朝起きたら』の意訳は『Fly to the Morning』です。
というわけで今回の企画の煽り文句を考えてみたのですがこんな感じでいかがでしょうか。
Fly you to the Moon with Fly to the Morning.
月の魅せる幻想と狂気は朝を一変させる。
あなたはこの奇妙な冒険への誘惑に抗うことができるか?
う~ん、moonとmorningの対比が面白かったからって月に拘り過ぎたかも。お陰で朝のイメージが薄れている気が……。
因みに、morningは朝という意味ですが、間違ってmooningと書くと尻を出すというスラングになるそうです。
つまり「Good Morning!」は「おはよう!」ですが、「Good Mooning!」だと「いいケツしてるぜ!」という意味合いに……。
しかし朝起きたらいきなりこんな馬鹿なジョークって、いったい私は何をやっているんでしょうね……。




