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本能寺の変~もし、明智光秀が京都ではなく秀吉の後詰めに向かっていたら(パイロット版)  作者: 田丸 彬禰


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91/118

もし、明智光秀が秀吉の援軍に向かったら? 91 天正十一年春 5

鉢形城。

史実どおり三千の兵で守る北条軍に対し、織田軍は滝川一益の一万、木曽義昌の二千、真田昌幸の二千、その他上野国衆が千、計一万五千。

主力の滝川隊は新参者が多いうえ、は本来対北条戦に参加するはずの北信濃の森長可が柴田軍に加わったため予定より兵数は少ない。


八王子城。

こちらの三千ほどの兵で立て籠もる北条氏を千余りの兵を率いる主将の織田長益、河尻秀隆の五千と毛利長秀の二千を中心とした八千が攻めるものの、難攻の山城を攻めるには数が足りないためここも膠着状態になる。


忍城。

結城晴朝及び宇都宮氏を中心とした下野の国衆が包囲を開始する。



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