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本能寺の変~もし、明智光秀が京都ではなく秀吉の後詰めに向かっていたら(パイロット版)  作者: 田丸 彬禰


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68/118

もし、明智光秀が秀吉の援軍に向かったら? 68 それぞれの状況 紀伊

紀伊。

史実にある秀吉による紀伊征伐は天正十三年の春におこなわれる。

この時の相手は根来衆、雑賀衆と呼ばれる僧兵、畠山貞政、湯川直春となる。


ただし、根来衆は信長とは比較的友好関係にあり、雑賀衆も親信長派に転じた鈴木孫一によって本能寺の変直前に協力関係が築かれている。

これは非常に大きい。

なにしろ雑賀衆とは信長の本願寺攻めの際の主敵。

それが消えたのではなく味方になったのだから。


そうなると、今回の主敵は本能寺の変を知った織田軍が退却したことにより勝利を得た高野山の僧兵ということになる。

ちなみに、その数三万六千。

その他、紀伊の信長勢力を加わって四万強というところだろうか。


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