31/118
もし、明智光秀が秀吉の援軍に向かったら? 31 四国編
七月二日。
予定より三日早く毛利軍が四国上陸。
彼らが三日とはいえ予定より早く動き出した理由は四国に上陸した羽柴軍の活躍である。
このまま伊予の大部分も平定されては予定通り安芸一国に押し込められることになる。
こうなれば旧領に拘らず四国のどこでもいいので手に入れる。
それが毛利の心の声。
まず元々影響力を行使していた河野領を完全に掌握し、続いて東進し金子氏と戦い、来島通総とともに羽柴秀長と斎藤利三率いる別動隊は西側を平定していく。




