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108/118

もし、明智光秀が秀吉の援軍に向かったら? 108 天正十一年春 22

九鬼嘉隆が小田原沖までは運び込んだ鉄甲船には大砲が積まれていた。

それで城門を吹き飛ばす。

しかも、相手の射程距離外。

いわゆるアウトレンジ戦法。

これが信長の狙い。

さらにこの大砲の射程には小田原城の中核部分も入る。

もちろん現代の大砲のような正確性はないが、それでもこれはその破壊力だけではなく攻撃を受ける側の心理的な影響も大きい。

船を黙らせなければ大変なことになる。

海側に城門を開くものの、そこに待っていたのは雑賀衆の鉄砲隊。

城内に籠る北条方の将兵が初めて浴びる洗礼だった。


退却。

もちろん池田恒興率いる摂津衆、毛利、さらに四国勢が見逃すはずもなく突撃。

難攻不落の小田原城。

その一部が突破された瞬間だった。


そして、この艦砲射撃による陸上施設の破壊という出来事は歴史の一項として記されることになる。


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