第二話 超能力
主人公の周りや自分自身の変化について書きました。
学校に着き教室に入り座った。
いつもどうり、誰も話しかけてこない。
いつもどうり、僕を避けているような感じがする。
いつもどうり、みんなの動きがとても遅い。
(ん?いつもどうりじゃない!何だこれ?)と驚き、立とうとして足に力を入れた。
自分の動きも遅い、ただ目と思考だけは除いて。
(これは......超能力なのか?僕の目と思考以外全てスローモーションにする超能力?)とりあえず学校が終わってからこの超能力の特訓をすると決めた。
昼休みになった。
妙な事に気がついた、腹が減っていない事に。
今日の朝から飯を食ってないのに全然腹が空いていなかった。
今思えば昨日の夜もご飯食べてなかった気がする。
ていうか昨日の記憶がほとんどない。
(まあ、これ以上思えだせそうにないから気にしないでいいか)
学校が終わり早くこの超能力の練習をしたかったので急いで帰った。
母がまだ寝ていた。さすがに寝過ぎだと思った僕は母を起こすために揺さぶった。
「母さんー、もう夕方の5時だよー、寝過ぎだっ......て.....」母の肌がとても白かった。まるで死んだ人のように。
僕はすぐに救急車を呼んだ。
もちろん死んだ人は生き返すことはできない。
死因は不明だった。
死んだ時刻は昨日の夜。
警察に話を聞かれたがほとんどショックで何を聞かれたのか覚えていない。
アパートに引っ越した。
前に住んでいたマンションよりは当然狭いが1人暮らしには困らない広さだ。
しかも家賃はそこそこ安い。
僕は母が死んで悲しかったが涙は出なかった。
母は僕が中学生になるまで暴力をふるって来ていたせいかもしれない。
あれから、生活費を稼ぐためバイトを始めた。
学校が終わったらすぐバイト。
せめて高校卒業しないといけないと思ったからだ。
ただ何故かご飯を食べなくても生きていける体になっていたおかげで食費でういた金で貯金できた。
バイトがない日は超能力の研究や特訓をした。
研究結果は、使えば使うほど腹が減ること、超能力は調子が良くて30分まで発動できる、(ストップウォッチで測った)、スローモーションの速度も変えられた。
クールダウンは約5秒が発動時間が長ければ長くなるほど排泄物が無くなる、次に腹が減る、最後に脂肪が減る。
仮説だが、排泄物、飲み物と食べ物、脂肪、をエネルギーにして超能力を発動していると思う。
特訓をしたおかげで自由にに超能力を発動出来るようになった。
そんな生活をしてついに高校を卒業した。
まだ初心者ですが頑張ります。