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転生者対抗人生ゲーム  作者: 黒真黒
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第四話 ステータスプレート

 デイヴィッドが言うに、転生者は俺たちが初めてというわけでもないらしく、転生者がこの世界に現れるたびに、大きな変化が生じたようだ。凡そ100年ごとに、神から歴代の教皇に託宣が下され、転生者が2~10人の間で現れるらしい。転生者に与えられる試練も様々であり、恋愛ゲームや料理ゲーム、魔王討伐ゲーム等、転生者をバカにしている内容が多い様だ…デイヴィッドは試練のことをどう思っているか分からないが。こちらの世界に滞在する時間は、短くて1年、長くて100年を超えるものもあったらしい。…俺は20年で良かった。

 先に言った大きな変化の一つとしては、転生者が国を作ったり、国の成立を支えたりしたらしい。技術的な革新としては、衣類や生活用品、食材、武具など多岐にわたるらしい。

 その革新の一つとして、'モノリス’が配られたのだが…

 「目の文様の裏に数値が記入されている?」

 Name Hizumi Sakakibara Gender Male Age 10 Job Unemployed

 STR 70 CON 60 POW 40 DEX 70 APP 120 SIZ 90 INT 150

 神様の話では、'モノリス’はポイント関係と帰還の際のマーカーの役割だけだったはずだ。

 「それは過去の転生者様がモノリスを基に作成した、'ステータスプレート’と呼ばれるものです。皆様のモノリスには、ステータスプレートの機能が追加されております」

 若干不機嫌だった梵も、この板にすっかりご機嫌な様子だ。

 「これは、ゲームみたいにオレの現在の状態が書かれているってこと?」

 梵が話す間に、俺は紅茶に口をつける…今まで飲んだ中で一番うまいと感じる。あまり紅茶に詳しくないため、種類の判別が出来ないのが悔やまれる。

 「私の知るゲームと同じか分からないため、何とも言えませんが、とりあえず説明いたしましょう」

 デイヴィッドは、自国の歩兵と一般人男性を比較しながら教えてくれた。

 一般成人男性  

 Name Allan・Baker Gender Male Age 20 Job Baker

 STR 100 CON 100 POW 100 DEX 100 APP 100 SIZ 100 INT 100

 アイギズの歩兵

Name Andy・Hegarty Gender Male Age 20 Job Soldier

 STR 150 CON 150 POW 120 DEX 120 APP 100 SIZ 120 INT 110

 これを作成した転生者は、 STR…筋力 CON…頑丈さ POW…精神力、魔力 DEX…俊敏さ APP…外見の良さ SIZ…体の大きさ INT…知力 のように説明していたらしい。

 数値は100が平均として考えているようだ。

 魔力は魔法を使うための力であり、この世界は魔法を基に生活を営んでいるらしい。

 ステータスが英語なのは、これを作成した転生者が英語話者だったからか、日本人以外の人間にも読めるようにしたかったからか、それとも…。

 モノリスを裏返し、文様の方に目を合わせると、脳内にオンラインショップの様な画面が現れた。

 画面の右上には保有ポイント200と書かれており、その詳細を確認しようと思った瞬間、保有ポイントの内訳―行動ポイント 0、記録ポイント 100、トロフィーポイント 100が表示された。

 さらに各ポイントの詳細を確認すると、記録ポイントは“アイギズの人間との交流 100P”、トロフィーポイントは“転生成功の記念 100P”と書かれていた。

 現在交換できる商品について確認する。

 ポイント交換所

 魔鉱石 アカ … 50P

 下位魔法 火球 … 200P

 熊の毛皮 … 10000P

 以上の三つである。おそらく今後品数は増え、日々入れ替わっていくのだろう。特権と言われるものを見てみたかったのだが、今日はまだ交換できないようだ。

 魔鉱石とは何だ?そしてクマの毛皮…絶対に何かある。デイヴィッドに聞いてみるか。

 「デイヴィッドさん、私たちでも…転生者でも魔法は習得できるのでしょうか」

 俺が質問する前に神楽坂が質問した。

 「はい、可能ですよ。もしよければ、魔道学園に紹介いたしますが」

 魔道学園…魔法を学ぶ場所だろうか?

 「魔道学園とは何でしょう?」

 神楽坂が考えていたことをそのまま質問してくれた。

 「魔道学園とは、魔法や魔道具の研究を行う場所です。その研究者が行う講義に六年間出ていただき、卒業試験に合格すれば、魔道学園卒業の肩書が手に入ります」

 魔道具?

 「魔道具とは、鉱山や一部の魔獣から採取できる魔鉱石を燃料に動く絡繰りのことです。魔道学園ならアイギズにもありますし、この世界の情報を得るのにも都合がいいと推察いたしますが…」

 普通に生きていくならおすすめの選択だろう。しかし、俺たちはポイントを稼がなければならない。確かに学園でもポイントを稼げるだろうが、六年という時間を失うにはあまりにも惜しい。おそらく、在学中、他国に赴くことも難くなるだろう。過去の転生者たちは、大きな変化をもたらしてきた者たちであるため、下手に他国を強くするぐらいなら自国の強化に使うか、飼い殺そうとするだろう。

 「私…魔道学園に通いたいです」

 俺の思考が明けると同時に、宝生がそう告げる。俺が試行している間に、梵と神楽坂も魔道学園に通うことを決めていたらしい。

 「ヒズミ様はどうなさいますか」

 俺は…

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