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ヒューマンカインド/Brightness of life  作者: 猫山英風
第1部 影を纏う者 ―第2章 “死”と“誕生”―
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第25話 秘密(9) 赤坂とアマテラス

自分は隊長にふさわしくないと判断した赤坂は、辞表を軍に提出した。だが――


 赤坂は部屋の片面が窓になっている一室で、直立して立っている。窓枠で切り取られた富士の霊峰が、絵画のように存在しているその部屋は、明らかに空気が違った。

 日本軍総司令部、幕僚長室。この国の防衛の中で、最も高い地位にある者がいる部屋だ。

 彼女はあの『死』との遭遇の後、軍上層部へ辞表を提出しに静岡にある日本軍本部へ出頭していた。普通に考えても、辞表を提出することは軍人として当然のけじめだった。だが、彼女の意志に反して上層部は辞表を受け取らず、それどころか普通呼ばれることのないこの部屋へ引っ張り出されていた。


「辞表を提出したそうだね。」


 白髪交じりの軍人が、両手を机の上に置いて上目使いで聞いてくる。


「はい。――今回の作戦の失敗の責任は、私にあります。私は――特殊部隊隊長としてふさわしくありません。故に、当然の責任の取り方をしたまでです。」


 赤坂は低く冷たい声で言葉を返す。自分の中に辞職することによる敗北感はあった。だが、それでも責任は取らねばならない。そこから、自分は逃げることが出来ない。それを彼女は理解していたし、其れこそが自分の在り方だと思った。だからこそ、辞表が受け入れられていないことに強い不信感を覚えていた。


「後任が心配だというのでしたら問題ありません。推薦した石倉晃崇は成績優秀で、信頼できる男です。山田宗次や大原結子も優秀ですが、まだ若すぎます。彼らはこれからもっと多くのことを学ぶべきでしょう。」


 幕僚長は座ったまま答えない。


「あの、幕僚長、何か――」


 言いかけて、彼女は気づく。幕僚長の手に、()()()()


「貴様、何者!」


 彼女はあの『死』の存在を思い出した。あの異常な存在との遭遇以来、彼女は常に周囲を警戒していた。いつ、またあの『死』が現れるか分からない。そんな状況の中、目の前で再び怪しげな現象が起きたのだ。拳銃を抜くのには十分すぎる精神状態だった。


「やはり流石ね。赤坂隊長。」


 目の前の老躯の男が、似つかわしくない柔らかな女の声で言う。

赤坂が眉をひそめると、その姿は揺らめき始め、全く別の姿へと変わった。彼女の目の前に現れたのは、幕僚長とは対照的な穏やかな栗色の瞳をした老婆だった。その老婆は口元に皺を寄せて赤坂に微笑んでいる。


「あなたは――大原茜さん!?」


 大原茜。日本史上No2の実力を持つ特秘能力者『アマテラス』その人が、赤坂の前に座っていた。


「わたしの『光に関する能力』はこういう『蜃気楼』という使い方もできるのよ?まぁ、声は変声器を使っているけれど。」


 彼女はそういうと、首に巻いたその『変声器』なる装置を取り外し、軍には似合わない黄色いドレスの裾をもって立ち上がる。


「なぜ、茜さんが、いや、『アマテラス』さんがここに――」


 赤坂は拳銃を下ろしながら疑問を投げかける。彼女はあきらかに戸惑っていた。自分の前に『()()日本最強のダイバーズ』が姿を見せる理由が、全く思いつかなかったからだ。本当に本人なのか、それとも何かの罠か――彼女はそう思っていた。

 すると『アマテラス』はそれを察したのか、再び赤坂に太陽のような明るい笑みを浮かべて言った。


「ふふ。幕僚長にはわたしが直接話すといっておいたのですよ。ほら、『レジェンド権限』でね。

 いいわよね。『レジェンド権限』。軍や研究機関のお偉いさんに、なんでも言いたい放題言えるのですもの。もっと若いころに活用しておけばよかったわ。おほほほほ。」

「はぁ……」


 赤坂は依然として腑に落ちない様子だったが、アマテラスの穏やかな雰囲気から罠である気配は感じ取れなかったため、警戒を解いた。彼女は拳銃を腰に戻すと、陽気な表情を見せるアマテラスに言った。


「それで、なぜ『アマテラス』さんがこちらに?」

「ああ、それはもちろん、あなたにお話があったからですよ。赤坂美桜(みおう)さん」


 赤坂は少し目を細めた。そして彼女が予想した通りの言葉が、アマテラスの口から放たれた。


「わたしはあなたが辞職することに反対しています。」


赤坂の顔が引き締まる。


「いえ。これは辞職すべき案件です。」

「なぜです?」


赤坂はアマテラスの問いに、彼女を見てはっきりと答えた。


「私には、上に立つ資格がないからです。自分の実力を、見極め切れていませんでした。部下を率いて調査できるだけの実力が、足りていなかった。だから、部下を危険な目に合わせるという失態を犯しました。この責任は取らねばなりません。」


赤坂のまっすぐな瞳を、アマテラスもまたまっすぐに見つめ返した。


「確かに、部下を危険な目に合わせないようにすることは大切です。

 あなたは軍人。かつてわたしもそうであったように、時にはその危険に、部下を差し向けなければならない。そのとき、自分の判断力が、チームをまとめ上げるリーダーとしての指揮力の高さがものを言います。」

「はい。」

「もちろん、犠牲などあってはならない。部下を、仲間を、死なせることはあってはならない。我々の肩に載る責任は、アトラースの背負う天のように重い。ですが、それを実現させるのは容易ではありません。誰しもすぐにできるものなどではありません。このわたしも、『ラセツ』も、そして草薙隊長の祖父である『スサノオ』も、特殊部隊になりたてのころは、あなたのような失敗を繰り返してしまっていた。恥ずべきことに、私たちは何度も部下を危険な目に合わせてしまったのです。

 しかし、だからといって辞めてどうなるのです?ただ一度の失敗で辞職して、どうするというのです?」

「ですが――」

美桜(みおう)さん。我々が目指すべきものはなんですか?」


 赤坂の言葉を遮り、アマテラスは右手を前に出していった。赤坂は小さく唾を飲み込んでから答えた。


「我々は治安部隊です。民間人の生活を、命を守ることが使命であります。」

「そうです。では、あなたが今ここで辞職して、その使命は守れますか?」

「それは――」


その力のない自分がいては使命は果たせないと言おうとしたが、赤坂はその言葉を飲み込んだ。アマテラスがその先何を言おうとしているのか、分かってしまったからだ。


「無理でしょう。命を守るということは、()()()()()()()()()のですから。

これまであった脅威に、今降りかかる脅威に、これから降りかかる脅威に、対処することが我々の任務。

 山登りと同じです。我々の目的は、使命は、簡単ではありません。1つの失敗ですぐにあきらめるのは、足元の石につまずいて下山するようなもの。山頂にたどり着くには、そのようなつまずきで挫折してはいけないのです。たとえそれで、他人からどれだけ非難されようと、ね。そうやって一歩ずつ前に進まなければ、我々の目的は達成できません。」


 赤坂は視線を外し、富士の霊峰を見る。人を寄せ付けない赤い岩肌が、赤坂の目に映った。

 アマテラスはその様子を見ると、声色を変えて言った。その声は落ち着いてはいたが、低く、凄みのある声だった。


「少し昔話をしましょう。

わたし達、初代特殊部隊の隊長達の半数は、『強制徴収兵』です。」


アマテラスは富士山の頂を見ながら、思い出すように言う。


「中東に突如建国を宣言した国家、『アトランティス』。彼らは『能力至上主義』という、『ダイバーズが世界の中心にある国家体制』を望みました。彼らは中東およびその周辺国を侵略し、2030年、第三次世界大戦が勃発しました。『アトランティスの戦い』と呼ばれるこの戦争では、彼らを打倒して占領された国家を開放するために、世界各国からダイバーズが()()()()兵士として集められました。そして、『ラセツ』や『スサノオ』、そしてわたしを含む10名のダイバーズは、日本からの『強制徴収兵』として戦場に駆り出されました。」

「それが、『レジェンド』ですね。」

「ええ、そうです。わたし達『レジェンド』は、この戦争から帰還後、この日本に、世界に平和をもたらすために活動し続けました。あのような戦争を、悲劇を起こしてはならないと――」


彼女は目を閉じて言う。


「そんな中、この日本で最大の障壁となったのが『黒箱』です。彼らは戦争の終わった2年後、2033年から活動を始めました。彼らの目的はこの日本を、第2の『アトランティス』にすること。

 あなたもご存じでしょう?」

「セカンド・アトランティス――」


 赤坂は、彼らの合言葉を口にする。


「そうです。そして、わたし達『レジェンド』は、第1期『黒箱』を討伐。リーダー“黒岩(たける)”をとらえ、国際監獄『タルタロス』へ収容しました。しかしその11年後、2046年に第2期『黒箱』が台頭してきました。リーダーはコードネーム『黒眼(こくがん)』。……彼は非常に強力なダイバーズでした。」


 アマテラスの声が痛々しくなる。

 赤坂はアマテラスが何を言わんとしたかを察した。


「『スサノオ』さんと『ラセツ』さんは、『黒眼』との戦いで殉職されたと聞きました。お悔やみを申し上げます。」

「――ありがとう。ええ、そう。2061年に二人とも死んでしまったわ。いつも、『レジェンド』の皆は、私を置いていくんだから……」


 2084年現在において、『レジェンド』のメンバーはアマテラス1人を除いて全員他界していた。ともに死線をくぐったかけがえのない仲間を、人を失うことのつらさを、赤坂は身に染みて理解していた。アマテラスのその哀愁を、彼女はひしひしと感じ取っていた。


「それでも、『ラセツ』は相打ちで『黒眼』を打ち取りました。まぁ『ラセツ』は、そんな()()()()()は好きではないので、はっきり“殺した”といった方がいいのかもしれないですが。」


 アマテラスは苦笑いし、話をつづけた。


「そうして、2070年になるまでの9年間は平和が続きました。しかし――」

「2070年、第3期『黒箱』の台頭、ですね。」


 赤坂は奥歯を強く噛みしめる。苦々しい記憶が、甦る。


「第3期の『黒箱』のリーダーは黒岩猛の孫、“黒岩豪鬼(ごうき)”。当時20歳だった彼は、これまでの『黒箱』同様、能力至上主義を掲げています。ですが、この第3期は異質です。」

「異質、ですか。」


赤坂はアマテラスを見て同意するように言うと、アマテラスは少しその顔を引き締まらせる。


「確かに、能力至上主義を掲げてはいますが、活動がこれまで以上に過激、かつ研究施設への攻撃が多い団体です。今回のような民間人が集まる場所を標的に選ぶこともありますが、それ以上に能力者研究施設を標的にした強襲や爆破事件が多い。

 それに、構成員もこれまでとはその性質が違います。」


 その異質さは赤坂も感じてはいた。今回の『黒箱』はそれまでの『黒箱』と違い、糸川秀則のような金の亡者ともいうべき、能力者至上主義とは関係のないダイバーズも多く所属していた。それについて軍は『戦力を増強させるため』という見解を示し、赤坂もいささか腑に落ちないところはあったが、それを肯定的にとらえていた。故に、赤坂はアマテラスに尋ねた。


「もしや、アマテラスさんは、今回の『黒箱』の目的は別にあると考えているのですか?」

「ええ。おそらくね。私は第3期の『黒箱』の報告書を読んだとき、戦争であったことを思い出しました。あの戦争で、わたしは多くを学びました。戦う理由。戦争が何故起きるのか。そして――どんな戦いにも、『目的』があるのだと。」

「――」


 赤坂は自分の『目的』を思い出す。自分の夫を殺した犯人を見つけ出し、必ず捕らえるという目的を。


「赤坂隊長。わたしは、この今回の『黒箱』の本当の目的が知りたいのです。わたしの孫が、そしてその子孫たちが平和に暮らせる世界を、わたしは望みます。そのために、あなたの力をお借りしたい。あなたは、この国を守るために必要な人材なのです。たとえ、大島隊長が何と言おうとね。」

「それは――」


 赤坂は目を閉じ、そして深々と頭を下げてから答えた。


「日本史上ナンバー2であるアマテラスさんに協力をお願いされるのは、大変光栄です。ですが、今回の責任はどうあってもとらねばなりません。そして、私では力不足です。その資格は、私にはありません。」


頭を下げる彼女に、『アマテラス』ははっきりとした口調で言った。


「では、その実力を身に着けてきてください。」

「――は?」


 突然の言葉に赤坂は顔を上げる。アマテラスは少し苦笑いをすると言った。


「あなたは、自分にも他人にも厳しい方。だから、きっとそういって決して特殊部隊には残ろうとしないだろうと、あの人は言っていました。」

「あの人?」

「あの人はこういいました。あなたはふさわしい『罰』がなければ納得しないと。」

「『罰』……ですか?」


 『アマテラス』はまっすぐ赤坂を見る。その目は、優しい穏やかな老婆ではない。死線をくぐり、世界を守るために戦った、軍人の目だ。


「だから、私はあなたに命令します。」

「!」


赤坂は両足のかかとをつけ、彼女の前に直立する。


「『レジェンド権限』をもって命ずる!現特殊部隊第9隊隊長、赤坂美桜!

当方を、来年4月をもって隊長を解任とする!

そして――加えて命ずる!

来年4月より、当方を『特殊留学訓練生』に任命する!」

「!?」

「当方はフィンランドに渡り、フィンランド能力者特殊部隊チーム大隊長『ホワイト・ヴァルキリー』の元で軍指揮能力、身体能力、そして、『複合創造』について学び、鍛え上げよ!」


『アマテラス』は表情を和らげる。


「以上が、あなたに与える『罰』としての任務です。あなたの辞表の意志は、指揮能力が低い、という点によるものでしたので、それを考慮してのことです。よいですね?」


 『アマテラス』の発言に赤坂は目を見開いていた。解任されるまでは自身が提出した通りだったが、その先は予想外のことだった。


「ちょ、ちょっと待ってください。」

「何か、問題がありますか?いえ、これは命令なので受けてもらうしかないのですが。」

「いや、その、ただ――」


 赤坂は小さく笑う。アマテラスが言ったその『留学訓練』の内容は、赤坂にとって報酬に等しかったからだ。


「フィンランドの『ホワイト・ヴァルキリー』は、『アマテラス』さんと同じフィリピンの『強制徴収兵』にして特秘能力者です。そして、()()()()()『複合創造』の使い手として知られる人物。歴史の生き字引であり、こと軍人において、その方の元で教えを乞うことは、勲章ものの栄誉あることです。とても『罰』、という訳では――」

「いいえ罰ですよ。あなたは、これから()()()()()()である、“『黒箱』の本当の目的”を探るために強くなってもらうのですから。そのために海外留学までしてもらうのです。あの方の元で学ぶとなると、5年くらいは日本に帰って来れないでしょう。それはかなりの自由の制限になると思いますよ。」


彼女はにっこりと微笑み、そして言った。


「そして、そのついでに、あなた個人の目的を果たそうとしても、誰も文句なんて言いませんよ。」


 赤坂はまいったな、という顔をした。現在日本最強のダイバーズ、『アマテラス』がわざわざ人生で一度あるかないかの栄誉を提供してくれたのだ。それをどう断ればいいのかなど、赤坂には分からなかった。

 そして、彼女はチャンスをみすみす逃すような人間でもない。自分の目的を、仇を打てるチャンスがあると言うのなら、彼女は喜んでその選択肢を選んだ。

 彼女は右手を額の前にあて、敬礼する。その姿は霊峰のように幽玄で、そして凛々しかった。


「――了解しました!」


 『アマテラス』はその様子を見て微笑み、赤坂にこの任務は秘密裏に行われるということ、既にフィンランド側に承諾は得ていることなどを詳細に話した。

 赤坂が驚いたのは、この話自体が、ショッピングモール爆破事件後に持ち上がったものだということだった。まだ事件から2週間もたっていないこの短期間で、向こうの承諾を得ていることに彼女は心底驚き、『アマテラス』に尋ねた。


「そんなに短い間によく承諾してくれましたね。『ホワイト・ヴァルキリー』の元で学ぶには、相当前から対談しなければならない決まりになっていると聞きましたが……」

「ええ。確かにそうねぇ。でもまあ、古い付き合いというものよ。本当に、『あの人』のおかげだわ。」


 赤坂は、先ほどから『アマテラス』の言う『あの人』とは誰なのかが気になった。話を聞く限り、『ホワイト・ヴァルキリー』に関係している誰かであり、しかも自分を知っている人間のようだが、そのような人物に赤坂は心当たりがなかった。

 アマテラスは、赤坂から『あの人』について尋ねられると、そうねぇと言ってから思い出したように答えた。


「ああ、それについて聞かれたら、こういってほしいと頼まれていたわ。

“これは、質問した『詫び』だ”と。」


 赤坂は、目を見開いた。

そして数秒の間固まっていたが、彼女自身、気付いたときには小さく吹きだしていた。


(なんだそれは。

『ホワイト・ヴァルキリー』に連絡を取り付けたのは()()()()()』だと言うのか。

 なんということか。

そんなことが出来るのは、相当な()()でしか不可能だ。

それこそ『不死鳥』や『レジェンド』のメンバー並の大物だ。)


 自分はとんでもないダイバーズに会っていたのだと思うと、赤坂は奇妙な震えを感じた。

 彼女の脳裏に、『死』の言葉がよみがえる。


――知りたければその頭脳と知恵を絞ってたどり着け――


(まるで挑戦状だ。

あいつは、おそらくほとんどの真相を知っている。

()()()()()()()()()()()()()

私がどこまでできるのか、どこまでハイエナのように喰らいついていけるのか、見ていやがる。

あいつは、『お前は真相にたどり着けるのか』と、高みの見物でいるのだ。)


 赤坂は『アマテラス』に一礼し、幕僚室を後にする。

彼女は強く床を踏みしめながら、歩き出す。



挑戦状?――いいだろう、上等だ。


『黒箱』の目的と、夫の仇の正体を、突き止めてやる。

お前が言う『裏切り者』という言葉が何を意味していたのかも、私が暴く。

そして、お前がどんな化け物級のダイバーズなのか、その正体を暴いてやろう。



「待っていろ、全ての真相は――私が暴く。」



赤坂の狼のような瞳には、闘志が宿っていた。


読んでいただき、ありがとうございます!

いかがでしたでしょうか。

赤坂はアマテラスが予想した通り、この後2085年から5年間フィリピンに渡ります。

彼女の活躍に期待ですね!


『ラセツ』や『スサノオ』ですが、『ラセツ』に関しては『第13話』で高木勇人がサラリと紹介しています。また、『スサノオ』に関しては今後触れていくのでお楽しみに!

ちなみに、アトランティスの戦いに最初に触れたのは第4話です(矢島が一言言っているだけですが)

また、この話を書き上げた後に、第零話『新硫黄島にて Ⅱ』の長嶋王司の台詞にある年代が間違っていたので、訂正いたしました。そちらには、『黒箱』最初の活動が2084年になっていましたが、正しくは2070年です。申し訳ありません。


にしても、日本史上最強と言われた『ラセツ』と相打ちになる『黒眼』て、どんだけ強いねん・・・・・・


そして、ついに、ついに、あの言葉が――

次回は明日零時更新です!お楽しみに!


次回『バ ア ス デ イ(前編)』


彼は叫んだ。

――お前みたいな化け物、友達なんかじゃない!


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