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従魔の宝玉

ノウンは穴を掘って手に入れた宝石を確認する。


従魔の宝玉

特殊スキル テイム を発動する。

再使用には魔力(MP)の補充が必要。


テイム

魔物を従わせる事が出来る。魔物との好感度が高くないと成功しない。


ノウン

「!?好感度だと?」


ノウンは魔物の好感度をどうやってあげるか考えるが餌を与えるかお互い戦いあい絆を深めるぐらいしか思いつかない。


ノウンは蜂蜜を買いプチベアにあたえてみる。


プチベアは蜂蜜に夢中になっている。


プチベアが蜂蜜を食べ終わるとおかわりが欲しそうにこちらを見つめてくる。


ノウンは従魔の宝玉を使った。


プチベアは驚き涙を流し始めた。


ノウン

「なっ!?好感度足りなすぎたのか?」


プチベアが従魔になりました。名前をつけてください。


ノウン

「ん?テイムは成功したのか。なぜ泣いているんだ?」


プチベアはノウンの脚に顔を赤くしながらしばらく抱いていたがノウンが困っている事に気付き抱くのを辞める。


ノウン

「名前は、うーん?雄なのかな?」


プチベアは驚いた顔をし、頭をぶんぶん左右に振る。


ノウン

「言葉が分かるのか?」


プチベアはうなづいた。


ノウン

「名前はそうだな。リンゴでいいか?」


プチベアは快く頷く。


名前はリンゴでよろしいでしょうか?

はい。 いいえ。


はいを選択する。


従魔言語翻訳技能はOFFになっています。

ONにしますか?

ON OFF


従魔翻訳技能

従魔の言葉が分かる。


ノウンはONを選択する。


ノウン

「リンゴ聞こえるか?」


リンゴ

「聞こえますよ。ご主人様。」


ノウン

「そうか。さっき泣かせてしまったな何か悪いことでもしてしまったか?無理について来なくてもいいんだぞ?」


リンゴ

「そんなぁ!悪いことなんてしていません!ちょっとびっくりして泣いてしまったんです。ご主人様!置いていかないで!」


ノウン

「わっ、わかった。置いていかないよ。でも思ったよりオーバーリアクションだったからね。」


リンゴ

「だって。ご主人様がいなかったら。わたし、生きていけない。私は魔物だもの。」


ノウン

「ん!?」


リンゴ

「気にすることは何もないですよご主人様!テイムされる前の魔物はただ飢えているだけですから。」


ノウン

「そうだな。だがリンゴは飢えていないようだが?」


リンゴ

「従魔になると心がなんだがすっきりして来たんです。」


ノウン

「そういうもんなのか。従魔はなんでもいうことを聞いたりするのか?」


リンゴ

「なんでもするわけではありませんが。わっ、私ならお役に立てられるのならなんでもします!」


ノウン

「え?なんでも?」


リンゴ

「はい。なんでもします。」


リンゴは緊張しているようで体を震わせている。


ノウン

「ふふふふふ。」


リンゴ

「なっ!何笑っているんですか?はっ!もしかしてご主人様は悪い人ですか?」


ノウン

「ん?うーん。そうだな。まあよろしくな。」


リンゴ

「はい。よろしくお願いします。ご主人様。」


ノウン

「ノウンでいい。それよりもリンゴは武器使えるのか?」


リンゴ

「使えないことは無いですけど。まだ使ったことが無いのでわかりませんね。」


ノウン

「そうか。」


ノウンはメニューを開くと従魔の項目が追加されている。


従魔をせんたくすると従魔のリストが出現する。


リンゴ


リンゴを選択するとステータスが表示される。


リンゴ Lv1

種族 プチベア

職業 戦士 Lv1

HP164/164 hu8

MP14/14 mu1

STR 8

DEF 6

INT 2

MDF 2

VIT 8

AGI 4


武器スキル

強撃


魔法スキル

マジックボール

プチストーン


基礎スキル

なし


種族スキル

はちみつパワー

ベアオーラクロー


固有スキル

なし


特殊スキル

なし


プチストーン 消費MP2

小さい石の塊を飛ばす。


はちみつパワー

はちみつを食べるとはちみつによって特殊な効果が起きる。はちみつの質が良いほど効果は高い。


ベアハニーオーラ

はちみつで蓄積されたはちみつパワーを放出する。はちみつによって違いがある。はちみつの質が良いほど効果は高い。


ノウン

「物理特化タイプだな。」


リンゴ

「わぁ、初めて見ます。これがステータスってやつですね。」


ノウン

「そうだな。何かわからないことはあるか?」


リンゴ

「えっとHPの右にある謎の記号はなんですか?」


ノウン

「ん?huとmuのことか?アップデートで追加されてたな。」


リンゴ

「いえ?huはVITが1上がることにより増えるHPの量、muはINT、MDFが1上がることにより増えるMPですよね。私がわからないのは1とか8です?強さを示していることはわかりますが?」


ノウン

「それは数字って言って0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22と高くなるんだ。わかった?」


リンゴ

「なんとなくわかりました。」


ノウン

「ん?これは!」


リンゴ

「どうしたのですか?」


ノウン

「いや、少し試したいことがあって。少し算数を教えよう。」


リンゴ

「はい。わかりました。」


数分後


ノウン

「45+135は?」


リンゴ

「180!」


ノウン

「正解だ。150=30a。aはいくつだ?」


リンゴ

「a=5だよ。」


ノウン

「正解だ。5x+7y=120、10x+42y=1032 xとyは?」


リンゴ

「24y792。y33。5x-111。x-22.2。xは22.2でyは33だよ。」


ノウン

「ふむ正解だ。計算速度はまあまあ良い方だな。」


リンゴ

「これもノウン様に教えてもらったおかげです。」


ノウン

「だが、まだまだた。Soraには及ばない。」


リンゴ

「Soraさんは計算が速いのですか?」


Sora

「ああ、あいつの頭には、化け物級の加速装置が入ってるから一瞬で計算出来る。」


リンゴ

「ノウンさんにも入ってるんですか?」


ノウン

「いや、入ってない。入れたら頭おかしくなって爆発しちゃう。」


リンゴ

「ええ?そうなんですか。怖いですね。」


ノウン

「一度街まで戻ろうかな。」


リンゴ

「そうですね。」


ノウンは街まで魔物を倒しながら歩いている。


リンゴの戦いを見ているが敵を引っ搔いたり、噛み付いたりしている。


ノウン

「戦い方は魔物の時と一緒だな。」


リンゴ

「そうですね。魔法を使ってもあまり威力がありませんし。」


ノウン

「そうでもないぞ。魔法を飛ばして相手が回避した隙に攻撃すれば。」


リンゴ

「なるほど!石の塊、プチストーン!」


リンゴが作り出した石の塊は自分の足に向ってぶつかる!


リンゴ

「痛っ!まさか自分にあててしまうなんて!?」


ノウン

「集中しよう。気合いでやるんじゃない。目標に向かってまっすぐ飛んでいくように。」


リンゴ

「わかりました。石の塊、プチストーン。」


リンゴが作り出した石の塊は、問題なく飛んで行った。


ノウン

「うまくいったな。」


リンゴ

「はい。ですが魔法発動の後に隙が出来ませんか?」


ノウン

「魔法は発動さえすれば自由に動いても大丈夫だ。特訓すれば走ったり敵の攻撃をかわしている最中でも的確に狙えるようになるぞ?」


リンゴ

「そうですか。おや、あれはなんですか?なんか木が転がっていますよ。」


ノウン

「ああ、あれはロボットだよ。魔物じゃないから間違って攻撃しないようにね。」


リンゴ

「へぇ。変わったロボットですね。木製の玉なんて。」


ノウン

「いや、最初はあれなんだよ。転がるしか出来ないんだよ。魔物倒すのも大変なようだね。弓をつければだいぶ良くなるみたいだけどそうしたら転がりにくくなるみたいで。」


リンゴ

「大変そうですね。」


ノウン

「そうだな。体の部品を作ってからキャラ作成したほうが良いな。さて、街の前まで着いたがこのまま中に入っても問題ないのだろうか?」


リンゴ

「大丈夫ですよ。注目はされるかもしれませんが、従魔と魔物は違うものになります。街の中に入っても警鈴はならないでしょう。」


ノウンはリンゴを抱え街の中に入ると問題なく入ることが出来た。


街の中のプレイヤーたちがちらちらこちらを見ていたがどうやら前にも魔物をテイムしたプレイヤーがいるらしくそれほど騒がしくならなかった。


Sora

「あっ!ノウン。従魔いるみたいだね。」


ノウン

「そうだな。もしかしてSoraもか?」


Sora

「いや、ただ蛹がね。魔物を服従させたみたいだね。」


ノウン

「服従か。なるほど何の魔物だ?」


Sora

「グリフォンみたい。」


ノウン

「はあ、相変わらず凄いな。」


Sora

「せっかくだし、見に行く?」


リンゴ

「私もグリフォンみてみたいです。少し怖いですが。」


ノウン

「そうだな。」


ノウン達はグリフォンを見るため蛹がいる場所に向かって行った。


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