異聞酒呑童子絵巻 伊吹揺胡の百鬼夜行
藤堂源次十七歳、彼は奈良の大江山中にて偶然にも鬼と名乗る少女…伊吹揺胡と出会う。好奇心の結果封印されていた彼女を助けた彼は彼女の正体を知り、彼女を追って封印から目覚めた月に住まう神の末裔、月詠迦具夜との戦いに巻き込まれていく。嘗て地球を平定支配しようとして来た宇宙人《天津神》と、それらから地球を護ってきた妖怪達《国津神》の永い戦いの末にある平和な現代を、藤堂と揺胡は護る事が出来るのか。怪異と科学が混沌と存在する和製SFファンタジー、畏れ多くも開幕にございます。 ※第26回富士見ファンタジア文庫に投稿予定の作品です