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ツッコミはある日突然に  作者: ついしょ
第二章 ツッコミはある日突然に2
20/44

プロローグ

 ここからは第二章、二巻と考えてくださってけっこうです!

 春――

 それは出会いの季節。新たな学校や新たな友達。通う学校は変わらずとも、クラス替えくらいはあるだろう、皆新たな出会い、新たな環境に期待に胸膨らませ、ちょっぴりの不安とともに長い春休みを終える。

 この少女、月凪真奈(つきなぎまな)も同じだった。つい先月中学校を卒業し、この春から高校デビューというわけだ。残念なことに同じ中学で彼女と同じ高校に行く友人はいない、だがそれがまた彼女の期待を大きくする要因の一つでもあった。自分を知る人のいない学校、そこでの自分はどんな人間にもなることができる、そう信じているのだ。

「えーと、ノートよーし、筆箱よーし、上履きよーし、心の準備は? もちろんよーしっ!」

 クリーム色のカーテンにきちんと整理された机。女の子らしい部屋の中で彼女は明日の入学式に一人心を踊らせていた。

「明日から私も高校生かぁ、色々頑張るぞぉー!」

真奈は弾む心を抑え、眠りに就いた。


 同時刻、東雲家2階、空輝の部屋

 窓を出来るだけ音を起てないように開ける、部屋の電気が消えてから約1時間、さすがにもう寝ただろう。距離は1メートル、飛べば早いのだが、それでは彼を起こしてしまう。この為だけに用意したはしごを使い、侵入成功。部屋を見回す、彼女の目的は金でも物でもない。

 彼女の目的、それは空輝と共に寝る事だった。難無くベッドに侵入し目的を達成、彼の寝顔を見て頬笑みを浮かべ、彼女は幸福の中眠りに落ちた。



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