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Reversal World  作者: せーりゅー
最弱の錬金術師
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生きる為の模索

とりあえず武器を作ってみた

空になっていたビンを割りバラバラに散らばったガラスの破片の中から長細いものを選び、キッチンに置いてあった砥石で形をどうにか整え、持ち手を木で挟み適当な布を巻いたナイフだ(ちなみに砥石は重くて持てなかった⋯)


刃渡りは5cm位、刃はガタガタで振るとぐらつき安定せず、軽い筈のこれでさえ両手でギリギリ持って振れるレベル


無いよりはマシ⋯だと思いたい⋯⋯





食料については問題は無かった

キッチンの隣の倉庫らしき部屋にビンに密閉されてたハチミツと乾燥した何かしらの豆の入った袋が残されていて、試しに臭いや味を試してみたので食べられるのはちゃんと確認済み

水についても、底に白い石の入った樽に異臭も無い澄んだ水が大量に入っていたので試しに少量飲んでみたところ、僅かに痺れた以外には特に味も無く異常は感じなかったのでとりあえずはこれで良いんじゃないかと思ってる。





とりあえず食べ物や飲み物はあるから家に居るだけなら生きれるけど⋯

問題は移動手段の確保だ


足が動かせるなら臭いを消すなりして慎重に動けばなんとかなるかもしれなかった

ここが森の中じゃなければ通りかかった人に助けてもらえたかもしれないし、そもそも苦労しなかったんじゃないかと思う。


一応この現状で考えられる手段が2つあるが、どちらも非常に厳しい


1つ目はテイム

今ある食料でどうにか乗れる大きさの動物をテイムする

これは今の身長から最初に出会ったホワイトウルフでも可能⋯⋯なのだが、テイマー系のジョブではない無力な自分だと確率は非常に低く、失敗した瞬間に終わるのでやるのは危険過ぎるし却下


2つ目は待機

家に備蓄されていた食料でひたすら時間を稼いで、誰かが通るのを待つ

こっちが現実的⋯なんだけども放棄されてしばらく放置された家に誰かが来るのはほぼ無さそうだし、もし見付けて来るとすれば怪我人か盗賊位だろう



⋯⋯⋯もう1つ手はある


元になる物はないけど、代わりになる物は倉庫にあったから問題なく使える手ではある。




⋯⋯⋯あの悪臭袋だ

アレの効果は抜群だったし、実際安全に家に移動出来た実績もある


⋯⋯⋯⋯⋯あるけど臭いんだよ

ゲーム時代だったら臭いもほぼ感じなかったし効果も抜群だから重宝してたけど、現実だと臭いがダイレクトにきて目が染みるし起きた瞬間に残ってた臭いで危うく吐きそうになったし出来ることなら取りたくない手段なんだよ



⋯⋯⋯⋯⋯でも、多分これが安全なんだろうな





⋯⋯⋯⋯⋯嫌だなあ

検索しただけなので間違えているかもしれませんが、実際に天然の加工していないハチミツや乾燥させた豆類は適切な環境で保存すれば長期間保存が可能らしいです



水も最初はお酒だけどアルコールを飛ばせば~

みたいに書くか

汚れた水だったけど、ろ過すれば~

の別に二択があったけど、未成年がアルコールを抜いたとはいえお酒を飲む描写はどう考えてもアウトな気がするし、ろ過のくだりにするにしても主人公の虚弱体質じゃどうやっても生きるだけで限界になるイメージしか湧かなかったので止めときました。



尚最後の葛藤

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