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Reversal World  作者: せーりゅー
錬金術師の少女と謎多き少女
45/46

辺境の街と課題とその模索

「じゃあ僕は行くから、何かあったら後で来るエルメアちゃんに頼んで呼んでね」


「また晩ごはんの時に迎えに来るけど、昨日より厳しくなるだろうから、多少余力は残しておいてね」


⋯⋯⋯





さてどうしようか


目の前にあるのは大量の木材や鉱石といった物に、魔物の牙や爪等といった素材類だ


トゥールさんは自由に使って良いと言ってはいたが、自分で用意した物ではない以上は雑に試して無駄にする事は出来る事なら避けたい

とはいっても素人の俺には、どちらにせよ無駄にする覚悟で試さないと作れる物も作れない訳で⋯


そもそも錬金術は道具を作るものであって武器を作り出すものでは無いのでは?


⋯⋯⋯うん、悩むだけ無駄だなこれ

とりあえず何かしら作れそうな気がする物から試してみますか




そんな訳で試作1回目

とりあえずイメージが簡単な投げナイフを作れるか試してみる

材料は鉄鉱石に適当な木片と自作の魔力水、見分けるのは鑑定メガネが用意されてたので簡単に出来た


手順は錬金釜に材料を放り込み混ぜるだけ

本来なら無駄な石の部分を削ったり、ちゃんと適正な木を使うべきなんだろうけど、錬金釜も初めて使う事も考えて失敗してもいい物にしてみた


⋯これイメージだけで何とかなるのか?

まあ実験としてやってみるしかないよな






結果は失敗だった

5分程頑張って混ぜた材料は変色した木の塊に無数の鉄のトゲが生えたウニみたいになり、経験値も1すら貰えない残念なものになった


ただこれでイメージだけでは形すら再現出来ない事が判明したから良しとしよう

よし次だ




続いて試すのはイメージを一緒に入れてみる事

とりあえず紙に投げナイフの絵を描いてさっきと同じ材料と共に入れてみる

絵に関してはそこそこ自信はあるので上手く描けた筈だ


一応頭の中でイメージしつつ混ぜ混ぜ⋯⋯⋯




⋯これも失敗、一応ナイフっぽい形にはなったものの、鉄と木がぐちゃぐちゃに混ざって刃の鋭さの無い置物に変化した

一応紙に描いた絵にも軽く鉄と木の部分とで説明を書いてはみたけど、意味は無かったみたいだ


とはいえ一応形にはなったからこれも収穫といえば収穫だ、経験値は無かったけど

⋯文字は駄目で絵は多分意味があるっと




そこで1つ試してみる事にした

さっきと同じように絵を描いた紙と、同じ種類の木片だけで混ざらないようにしてみた


結果は少しだけ成功

形は多少違うものの、特に特徴の無いナイフっぽくはなったし、ある程度の経験値も手に入った

ただ⋯


【出来損ないの木製ナイフ】

初心者錬金術師が何の知識も無しに作り上げたナイフ。形は整ってはいるものの、耐久性に乏しく密度にバラつきがある為、武器として扱うには非常に厳しい


との事で、使えそうだったこの方法も、武器を作るには全くの無意味だというのが判明した


⋯⋯⋯どうするかなこれは






暫く悩んだ結果、一旦武器の作成については諦める事にした

絵の方でどうにかするのも考えてみたけど、絵が安定しないのに加えて、そもそもやり方が間違っている感じがしたので、素材を無駄にしない為にも違う物に挑戦してみる


それで思い付いたのはインゴットの作成

普通なら唯一作成経験のあるポーション辺りを試すべきなんだろうけど、せっかくなら後にも役立ちそうな物を作った方が良いかと思ってやってみる

実はちょっと楽しみでもある




さて最初に試すのは衝撃を与えると熱を発生させる紅蓮石と触れた物体の重さを軽減するらしいヘリューム鉄鉱石

これを軽く砕いて⋯力は無いからこれは適当に

そして明らかに無駄な石の部分を省いて錬金釜に入れて、魔力水を⋯


⋯⋯⋯


「お待たせしましたシエル様、食事の用意に少し時間がかかってしまって遅れましたが、これから私も⋯シエル様?」


「⋯魔力水が切れた」


よりによって一番重要な物が⋯

しかも忘れてたのか水は用意されてたのに魔石だけがこの場に用意されてないって⋯そんなのアリかよ⋯⋯



非常に申し訳ないのですが、これを書いている時点で創作意欲が非常に落ちており、この先の更新を一旦止めさせて頂きます

中途半端な事はしたくないのでその内更新をするつもりではありますが、音沙汰もなく数ヶ月を過ぎた時に書きかけの文で更新されてしまった場合はやる気を無くして書くのを止めたと考えて頂ければと思っております


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