表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Reversal World  作者: せーりゅー
錬金術師の少女と謎多き少女
42/46

辺境の街と帝国の戦力について(下)

「主力級その1、黒霊騎士」


「黒い鎧に剣、それに闇魔法で一瞬消えたり暗闇を発生させている事が呼び名の由来ね」


「相手の戦法は先ほどの闇魔法での撹乱をしつつ剣での接近戦なのだけれど、厄介なのは魔法耐性が高過ぎる事」


「その高さは過去に一度、決戦の時に上位の魔法職プレイヤーの放った単体向けの高位魔法でも殆ど効いてなかった報告から判明しているの」


「対策は無し、戦う場合は強い近接職のプレイヤーじゃないとどうしようも無いわ」


「ちなみに記録されている戦闘回数は7回、その内勝利回数は2回で、そのどちらも辛勝との事よ」





「主力級その2、白壁騎士」


「白い鎧に巨大な盾、それに結界魔法による守りからそう呼ばれているわ」


「戦法は結界で逃げ場を防いだ後の大盾での殴打、なんだけど⋯⋯厄介なのは結界の展開の早さと異様な耐久力、それと帝国の門にいる事ね」


「戦うなら先手を取って結界が展開される前に妨害しないと、結界で全員バラバラに閉じ込められて全滅⋯それか帝国全域を覆う結界を展開して閉じ籠って戦いにすらさせて貰えなくなるわ」


「妨害が成功しても隙さえあれば結界を展開されて仕切り直され、下手に攻勢に出ようものなら盾で圧殺⋯⋯帝国内に入るには戦わないといけないけど、出来る事なら戦いたくない相手ね」


「ちなみに戦闘回数は31回、その内の勝利数は2回よ⋯報告によれば殆どが盾に防がれて打つ手が無くなったとの事らしいわ」


瞬間火力が無いと厳しい⋯と


「その事もあって白壁騎士を倒せる程の力が無く、尚且つ時間に余裕がある場合は、結界で逃げられないのもあって自己判断で帝国に行かない様にお願いしてるの」


「貴女も強くなったからといってギルドに相談しないで行かない様にね」


了解です、余程の事が無ければ無茶はしません






「じゃあ主力級その3ね⋯」


「主力級その3、7人の帝国勇者」


⋯ん?勇者?


「⋯説明させてもらうと、彼等は勇者召喚の仕組みを利用して強化された改造兵士であって、本物の勇者では無いみたいなのよ」


なるほど?


「でも実力は本物で、過去に何度も戦って勝てた事は一度も無く、出来た事といえば相手が飽きて立ち去った事くらい⋯⋯なので情報も非常に少ないものになるわ」




「では勇者1人目、炎の勇者」


「名前、性別共に不明⋯話は通じず、帝国陣営の者以外が目に入ると襲い掛かる戦闘狂ね」


「攻撃手段が炎を多用したものからそう呼ばれているわ」




「勇者2人目、聖剣の勇者」


「名前はラナディス、性別は女⋯傲慢でよく人を貶す嫌な女ね」



「勇者の中ではあまり好戦的ではないものの、気に入らないものが目に入れば自慢の聖剣で潰しにかかる本当に嫌な性格をした女よ」


「主にエイクシア聖王国に滞在しているから、向こうに着いたら真っ先に学園を目指しなさいね?」


⋯危険なのもあるんだろうけど、多分実際に会って嫌いになったんだろうなあ




「3人目の勇者、呪いの勇者」


「詳細は不明、過去に帝国兵が喋っていた事と何度か敗北し倒れていたプレイヤーに呪いが付与されていた事から存在だけは確認されている勇者よ」


「姿も見せずに活動している事から戦闘には強くないと予想しているのだけれど⋯⋯当てにはしない様にお願いするわね」




「4人目、毒の勇者」


「名前はメルダー、所謂マッドサイエンティストの男性ね」


「彼は実験と称して所構わず人に毒を盛る非常に迷惑な勇者よ」


「毒を盛っては観察し、邪魔する者が居れば麻痺毒を盛ってついでとばかりに追加で別の毒を盛って観察対象に追加するから、兵士がやられた時は戦力ががた落ちして大変だったのよね⋯」


「全ての勇者に言える事だけど、近付くと毒を盛られて厄介な事になるから、とにかく接近しない事をおすすめするわ」




「5人目、眠りの勇者」


「名前は不明、性別は女性でいつも眠そうにしていて能力も分からない事からそう呼ばれているわ」


「毎回配下に戦闘を任せたかと思えば複数の魔法を同時に飛ばしてきたり、音も無く後ろから接近してきたりと行動が読めず翻弄された報告が大半ね」


「勇者の中では唯一手出ししなければ絶対襲われないから、危険度は低めね」




「6人目、変化の勇者」


「名前はナサリア・レイルガート⋯帝王の1人娘で同姓愛者のワガママ王女ね」


は?


「彼女の能力はものをランダムに別のものに変化させるもので、一度だけなら人だろうが動物だろうが何でも変化させられるみたいよ」


いや王女って

良くある非力なだけな王女じゃないのかよ


「彼女の側には必ず2人のトカゲの尻尾が生えたメイドの少女が控えていて、戦闘はいつもその2人が行っているの」


⋯⋯それって龍人族的な?


「ちなみに戦闘はいつも相手の完全勝利で、ろくに戦えもしなかったそうよ」



「⋯ただそれは男性の場合で、女性が彼女に出会った場合は特に何もなく終わるか、変化を試されて珍しい結果だったら連れ去られるかの二択ね」


「トッププレイヤーが帝王の手によってことごとく女性に変えられる原因であり、一部のトッププレイヤーが帝王に再挑戦出来ない元凶、それが彼女⋯ナサリア・レイルガートよ」






「では最後の7人目、召喚の勇者」


「名前は不明、不自然な金髪が特徴の自分勝手で強欲な酷い男ね」


不自然?


「戦法は全身鎧の騎士を1人召喚しての人任せ⋯その騎士がどの勇者よりも強いのだけど、不愉快な事に戦っている間に奴隷の女性と好き勝手やっているとの事らしいわ」



「居場所はロデシナク自由国の中心⋯⋯別の国ならメルニスと共に潜入して徹底的に苦しませてあげられたのだけど」



「冗談よ⋯⋯出来るなら今まで奴隷の子達にやってきた以上の事をやり返してやりたいとは思うけど、元プレイヤーの私達ではどう足掻いても不可能だもの」


「ともかく帝国の戦力情報はこんなものね⋯⋯あの帝王の事だからまだまだ隠してあるんでしょうけど、確認が出来ない以上ここまでになるわ」




「次はこの世界の元プレイヤーと現プレイヤーの違いについてかしらね」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ