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Reversal World  作者: せーりゅー
錬金術師の少女と謎多き少女
39/46

辺境の街と狂わされた国々の今(上)

振り返りを終えた翌日の昼過ぎ


足の治療にあたり、もう無理をして怪我を負わない限りは大丈夫だとアファさんからお墨付きを貰った俺は、迎えに来てくれたトゥールさんとエルメアさんと共に冒険者ギルドに来ていた


「シエル様、もうギルドに到着してから言うのも遅いとは思いますが、せっかく歩けるようになったのに歩かなくて良かったのでしょうか?」


「あー⋯それは考えたんだけど、この後勉強会があるから下手に体力を消耗させない方が良いかなって」


それに度々止まる羽目になるし、遅くなって迷惑をかけるのが目にみえてるからね⋯

とりあえず立って歩けるだけで当面は大丈夫だし、急いで慣れる必要はないかな


「シエルちゃんは体力が無いからね、この後に疲れて寝ちゃうと駄目だから、それでいいと思うよ」


「それもそうですね、眠ってしまうとメイド長が怖いですから」


ナチュラルに子供扱いするのは止めてくれませんかね⋯

帝国の奴等に絡まれない様に警戒してくれてるから文句は言えないんだけども






場所を移動して、冒険者ギルドの個室

ギルドの受付嬢の案内を受けて、途中王子、又は王女の手の者であろうメイド達に捕まって着せ変えられるイベントを経た後に入った部屋には、以前出会ったドレスを纏った王女(?)とメルニスさんが優雅に紅茶を飲みながら佇んでいた



「来ましたね⋯お茶の用意が出来ていますので、シエル様はお席の方にどうぞ」


「トゥール様は⋯「僕は何か訂正する箇所があるかもしれないから、軽く装備の点検でもしながら居させてもらうよ」⋯そうですか、ではトゥール様の分もご用意させて頂きます」


⋯⋯これは


「ではシエル様、こちらの席に⋯シエル様?」


「⋯ちょっと良いですか?」


これは言うべきだよな?

⋯わざとなのか黙って促してきてるから、良いんだよな?


「では言わせて頂きますけど⋯今いらっしゃるのは、王女様ですよね?」


前に見た王子の時と違って、今の動きは自然な感じがするんだよな

王子の時は、最初に見た時は完璧な女性の仕草に見えたんだけど、今の王女が動いている姿を見ると、それが逆に違和感になってるんだよ

⋯上手く表現は出来ないけど



伝えてみたけど、依然として黙ったまま

⋯というより、入った時の笑顔のままじっとこっちを見続けていて、何を考えているのか⋯


「⋯⋯ふふっ」


⋯今笑いましたよね?


「ああごめんなさいね、弟から貴女の観察力が高いのを聞いて、ちょっと試したくなったのよ。⋯見つめ返してくる貴女が可愛らしくて笑っちゃったけど、決して悪気があった訳じゃないのよ?」






⋯少しして

全員が一度座り、軽くティータイムを楽しんだ後。王女様はどこからか取り出したメガネを掛け、チョークっぽい白い棒を持って(黒板は無いけど)立ち上がった

教師のふりかな?


「それでは始めましょう。質問は一区切りついてからにして下さいね」


「ではまずは、貴女の故郷の国と帝国を除いた8つの国⋯敗北して狂わされた国々の以前と今との差についてにしましょう」


お願いしまーす


「最初は私達の国、アストラード王国」


「帝国に敗北する以前の王国は、動物と人が共存する優しい国だったの」


「今の王国ではもう見る事は出来なくなったのだけど、かつては1家族に1匹はテイムされていて、街を眺めていると子供達と動物達が仲良く遊んでいる風景が日常の風景だったのよ」



「そんな私達の国は敗戦後、帝国によってテイムした動物達を剥奪され、穏やかな性格の動物が大半だった森も魔物の大群によって生態系が変わり、今では危険地帯となる有り様」


「豊かな森が自慢だった私達の国も、今ではこの辺境の街と、周辺の村を除いて魔物に襲われて全滅、王族も帝国のオモチャにされてバラバラにされてしまったの」


「そして避難してきた皆と一緒に残った街と村で何とか防衛する事が出来て今の状況に落ち着いた⋯という訳なの」



「⋯ごめんなさいね、私達の国だったから詳しく説明出来たけど、他の国に関しては知ってる部分になるわ」


「さて、次からは大陸が続いていく順番に教えるわね」




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