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Reversal World  作者: せーりゅー
最弱の錬金術師
19/46

辺境の村~錬金術再び(上)~

ローザおばあさんに増血草とやらを売った後は、何かやけに時の流れが早かった

買い取った増血草を少し青い液体の入ったビンですぐさま保存のを見ていたと思ったら、次には店の奥からクッキーや飲み物を載せたトレーを持ってきて軽く食べてねと言われて少しつまんでいると、いつの間にか作っていたらしいサンドイッチと蜂蜜飴をお昼にと渡され、少し会話した後に植物の情報が色々と書き込まれたメモを何枚か貰って解散になった


「シエルちゃん、かゆい所はあるかな?」


シンシアさんによれば、これがローザおばあさん流の初対面の人のおもてなしらしい

俺の場合、トゥールさんに聞いた上でこの後に用事があって長く居られなかったのもあり、予め用意していた物だけでもてなしてくれたみたいだが、普通に子供がやってきた場合は嫌がらない範囲でお菓子や料理を振る舞ったり、珍しい植物の話等をして長い間楽しんでいるらしい


「それじゃ今から流すからねー」


ローザおばあさん、子供が本当に好きみたいでずっと笑顔でいたなあ⋯


「泡の流し残しは無し!それじゃお風呂に入るよー」


⋯さて、昼からは錬金術を再び試す訳なんだが、メインは生産を行う事での経験値の入手で、一応新しく考えた方法で前に試したポーションを作ってみる予定だ


「あー⋯朝風呂もたまには良いわねー⋯」


ちなみに採取ではレベルは上がらなかった

そこそこ採取はしていた気はするけど、多分経験値がおまけ程度にしか手に入らないのだろうと思っている


「ねえシエルちゃん、黙ってるのは良くないかなー?」


今回の錬金術でいくつかレベルが上がれば楽になる筈、呪いのせいで期待は出来ないけどせめて1でも上がってくれれば⋯


「シエルちゃん?シエルちゃーん?⋯駄目だこの子、人形みたいに目を瞑ったまま何にもしないや」


そもそも普通位のステータスだったらこんな事にならなかったんだけどな⋯


「はぁ⋯元々男の子だったのは分かってたけど、どう頑張っても暫くは女の子のままなんだから慣れてくれないと困るのよね⋯」


アーキコエナイノロイノセイカナー






ローザおばあさんの薬屋から出た俺達は、サンドイッチを食べた後に公衆浴場に併設された加工場に来ていた

最初は炊事場に行こうとしていたけど、ちょうどお昼時だったのもあり臭い物を作ってしまう可能性が高く迷惑をかけてしまいそうだったので、先に準備出来そうな物だけを加工することにしたという訳だ


さて、今回も低級回復ポーションを作る訳だが、ローザおばあさんから良さそうな情報を手に入れたんだ


それは魔力を含んだ水があるという事

その水は生産物の質を向上させるらしく、治療用のアイテムは効きを良くし、攻撃用の爆弾を錬金術で作れば火力が増し、装備品を作る際の研磨を行う時に掛けて磨けば長持ちしたり切れ味が良くなる等⋯他にも色々あるそうだが、まあそれは今は置いておく


重要なのは物に魔力が含まれている事

現状、魔力が一切使えない俺にとっては錬金術が使えるかどうかを左右する唯一の素材だ


勿論魔石や魔物の素材なんかでも魔力を持つ物は数多くあるが、そもそも1つしかレシピを知らない俺にはあまり意味が無いのでそれは置いておく




今からやるのは、その魔力を含んだ水⋯長いので魔力水と呼ぶが、それの自作を試す


使うのは井戸水とローザおばあさんから買ったゴブリンの魔石⋯買った5個全部を使う

値段については余裕が無い俺に気を使って後払いにしてくれたので、また後程⋯


話を戻すが、作成方法については簡単で、水に細かく砕いた魔石の粉を水と混ざらない様に布で包んで浸す⋯ただそれだけ


下準備はローザおばあさんに頼んで砕いて貰ったので無し、セットもすぐに終わった


後は結果を待つ間に薬草を刻むだけ

STRが2になって使えるようになった採取用のナイフに感謝だ




~1時間後~


この後のかき混ぜ作業の為にゆっくりと刻み続け、全部処理しきった頃

魔力水になる素を見ていたシンシアさんが変化した事を報告してくれた


「これが魔力水らしいね、魔力があるからちょっと光って見えるよ」


「⋯⋯⋯全然分からない」


「あはは⋯シエルちゃんは魔力が使えないみたいだからね、多分その影響だね」


「⋯つまり魔力が見えない⋯と」


「そういう事だね⋯まさか魔力が見えないなんて思わなかったよ」


⋯魔力、使えるようにしたいな







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