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Reversal World  作者: せーりゅー
最弱の錬金術師
18/46

辺境の村~採取結果~

気が付いたら宿のベッドで寝ていた

⋯今回は一応覚えている


薬草採取で疲れきった状態で車椅子に座ってから先の記憶が無いので、そこで力尽きて寝てしまったんだろう

トゥールさんには悪い事したな⋯




さて、トゥールさんに謝るのは来てからで良いとして先に薬草の種類を確認しておこうか


ゲームの時は初めて発見した、何の情報も無いアイテムはインベントリに収納する事で名前と大まかな分類⋯例えば薬草だと、分類・植物みたいに簡易的な情報を知ることが出来るようになっていた


勿論本や人に聞いたり鑑定をする事で知識を得てしまえば、表示される情報量もその分増えるんだけど⋯


【知識にない植物の葉の束】

薬草だと思われる細長く青い植物の葉

似た10本の葉を1つの束として纏めてある


【知識にない植物の葉の束】

薬草だと思われる植物の近くに生えていた赤い植物の葉

似た10本の葉を1つの束として纏めてある


【知識にない植物の葉の束】


【知識にない植物の葉の束】


⋯⋯⋯


これちゃんと調べないと駄目なやつ⋯






「昨日?は寝てしまってすみませんでした!」


「ひゃっ!⋯ってちょっとシエルちゃん!?部屋に入った瞬間に謝るのやめて!」


部屋に来た瞬間を狙った不意打ち謝罪は失敗だった

トゥールさんが来ると思ってドアのすぐ近くで待機して土下座したまでは良かったけど、まさかシンシアさんが来るとは⋯


「ねえ聞いてる?多分あの時の事を謝りたかったのは分かるけど、だからってドアの前で相手の顔も見ずにやるのは危険よ?」


「ここの宿主さんは人を見て優しい人だけを泊めてるからそんな事は起こらないけど、普通の安い鍵の付いてない宿でやったらシエルちゃんみたいな子は誘拐されてもおかしくないんだからね」


「だから今後は絶対禁止、謝りたいならちゃんと本人の目の前で謝るの⋯分かった?」


「はい⋯すみません⋯⋯何かもう本当に⋯⋯」


シンシアさん、何時もは兵士の装備でズボンを穿いているのに、何で今日に限って私服のスカートなんですか⋯


あんたは同性の今の俺に見られても気にしてないだろうけど、異性としてしか見られない俺にとってはショックなんだよ⋯


というかシンシアさんって、俺の事をトゥールさんから聞いてる筈なのに何で⋯




この世界の人達⋯好き勝手やっている帝国を除いた色んな世界の人達は、新しくこの世界に来たプレイヤー⋯日本の人達の事を警戒している


理由は単純、ゲームの世界だと決めつけて現実を見ようとしないバカが、勇者気取りで物を勝手に盗ったり暴れたりする輩が必ず現れるからだ


一応俺にも警戒の目は向けられていて、兵士のシンシアさんと冒険者のトゥールさんが監視役⋯という事になっていて、お互いに俺の情報について共有しているとか

とはいえ常に誰かに運んでもらってる弱そうな姿を見せ続けてるからか、立場上警戒する振りをしなければいけない村長を除いた村の人達からの警戒は解かれているらしい




だからなのか⋯


「あらいらっしゃいシンシアちゃんと、一緒にいる知らない子だからお嬢ちゃんがあの森から来た子ね歓迎するわさあさあ入って、可愛らしいわねー飴ちゃんなめる?それとも⋯」


採った薬草が果たして正解なのかを鑑定してもらうべく、シンシアさんに車椅子を押してもらい薬屋にやって来たのだが、ドアを開けた瞬間に誰かが来るのを待っていたのか、おばあさんが作業の手を止めて満面の笑みで話しかけて来てびっくりした


「はいおばあちゃんそこまで!子供が好きで構いたくなる気持ちは分かるけど、シエルちゃんが困るから待ってあげて下さい」


「あらあらごめんなさいねぇ、私ったら久しぶりに新しいお客さんが来て年甲斐もなくはしゃいじゃったわ」


「い、いえ⋯大丈夫です⋯お気になさらず⋯」


「あら気遣いが出来るなんていい子ねー、偉いから飴ちゃんあげ「ローザおばあさん?」あらやだ」


「ごめんなさいねぇ、このまま話してるとついつい構いたくなっちゃうから、先にシエルちゃん?の用事を終わらせましょうか」


「え⋯あ、はいお願いします?」




⋯ちょっと思考が追い付かない

びっくりした衝撃から次々と話が進んで、もはやなんとなくで返事している


「これは普通の薬草、これとこれもそうね」


「ここまでが普通の薬草だから20束が薬草ね、そしてこれは赤くて魔力を微かに持ってるから増血草、ちょっと青黒い点々の付いた緑色のは魔蓄草ね」


「薬草の束が20、増血草が9に魔蓄草が1⋯凄いわ、種類毎にちゃんと分けてあるし、魔蓄草はあんまり見付からないから希少なのよね」


「事前にトゥールちゃんに錬金術に使う事は聞いているから、薬草は返すわね」


「増血草と魔蓄草はどうかしら?増血草ならそのまま食べても効果は多少はあるし、錬金術の素材としても使えるわ」


「魔蓄草は⋯街に行って魔石と一緒に装飾品に加工して貰うのも良いし、凄腕の錬金術師さんになら加工も出来るみたいだから持っておくのも良いわね」


「⋯じゃあ増血草だけを8束分を売ります」


「分かったわ、じゃあ増血草80本で1200、銀貨12枚ね」


「あっはいどうもありがとうございます」


「こちらこそありがとうねぇ、増血草はこの辺りだといくら有っても良いものだから助かるわぁ」


⋯情報⋯⋯多過ぎ

情報は少ないだろって?

頭痛と身体の変化で思考能力が低下したシエルちゃんを嘗めてはいけない


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