表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Reversal World  作者: せーりゅー
最弱の錬金術師
16/46

辺境の村~名前とレベル上げ~

おはようございます、名も知らない村に来て多分2日目の夜です

場所はやたらでかい公衆浴場から移動して宿屋です

宿賃はトゥールさんに払って貰いました


⋯吸血鬼に太陽は駄目だったよ

シンシアさんに公衆浴場に連れていかれた時は目立ちたくないのと吸血鬼疑惑で外套を被ってたから良かったんだけど、公衆浴場から移動する時には忘れててちょっとだけモロに浴びちゃったんだよ⋯

トゥールさんが気付いて引き返してなかったら軽い全身やけどじゃ済まなかったと思うし、数時間寝ただけじゃ回復もしなかった筈だ




さて、起きてすぐだがこの世界での自分の名前を考えようと思う

今まで俺は忘れていたゲームの時の名前は、ステータス画面を見さえすれば書いてあるものだと考えて名前は何も考えずにいた

だからお嬢ちゃんとか雑巾ちゃんって言われても

仕方なく聞き流していたんだけども⋯


さて、元の世界で俺がゲームのキャラに着けていた名前は、大体元の世界の⋯ややこしくなるから日本で良いか、とりあえず俺は日本の自分の名前を外国語に変換して使用していたんだ


多分空白になったこのプレイヤーネーム欄も、元はその中のどれかだとは思うんだが⋯


今後を考えると女性の名前っぽいのにした方が何かと危険が減らせる気がする

ゲーム時代の事はあんまり覚えてないけど、トッププレイヤーとなるだけあって嫉妬や恨みを向けてきたプレイヤーが何人か存在するんじゃないかと俺は予想している


ゲーム時代なら返り討ちで済ませられた

けど今は無力で、自分で言うのも変だが美少女の自分がトッププレイヤーの俺だと気付けば確実にろくでもない目に遭うのは間違いないと思う


なので男らしい名前は残念ながら無し

そして女性らしい名前候補は2つ

日本の俺の名前、緋月 空から1文字を別の国の言い方に変えたものだが⋯



⋯⋯⋯よし決めた






「じゃあ君のことはシエルって呼んだら良いんだね?」


「うん、後誰か知らない人が居る時は遠慮なく女扱いして」


2つの候補の内、フランス語で空を表すシエルに決まった

もう1つはスペイン語で月のルナだったが、吸血鬼になったのもあり変に夜を匂わせて弱点を知られたくなかったので止めておいた


「え、いいのかい?君はそういうの嫌がると思ってたけど⋯」


「⋯確かに嫌だけど、極力危険な目に遭わない様にするには必要だから」


そう言うとトゥールさんはちょっと困った顔をしながらも、同じ事を考えていたのかすぐに納得してくれた


「⋯でも今までと何も変わらないんだよね(ボソッ」




~辺境の村・夜間用小型門前~


あの後少し話をして考えを伝えた後、俺は用意してもらった車椅子に座ってトゥールさんと小さな門の前まで来た


そう車椅子⋯なんとこの世界にもちゃんとした車椅子が、質は良くないものの存在していたのだ

座り心地は日本でちょっと座った時よりも悪いし、舗装されてない道を移動しているのもあってかなり揺れるが、それでも車椅子だ


お姫様抱っこから解放されたのは非常にありがたい、精神的に消耗する事が無くなるのが非常に⋯非常に⋯⋯!


「おーいお嬢ちゃん?お嬢ちゃん聞いてるー?」


「ああシンシアさん、今初めて嬉しそうな表情をしてるんでちょっと待ってあげて下さい」


車椅子⋯神の乗り物だったのか⋯!


「嬉しそうなのは可愛いから良いけど、これすぐに戻らないと思うわよ?」




~数分後~


「なんか⋯すみませんでした⋯」


「いいのいいの、私も可愛い顔を堪能させてもらったから気にしないで大丈夫よ」


「いやまさか車椅子でこんなに喜んでくれるなんて思わなかったよ」


正気に戻ったら黒歴史を生み出していました

何だよ車椅子に座って満面の笑みを浮かべて車椅子万歳って⋯

しかもそれを2人に微笑ましい目で見られてたのが非常に恥ずかしい⋯


「さて、シエルちゃんが元に戻った所で今からやることを説明するよ」


「今回の目標はシエルちゃんのレベルをいくつか上げること、とはいえシエルちゃんが戦うのは危険だから、生産職のみ使える採取での経験値獲得でやっていくよ」


「僕とシンシアさんはシエルちゃんの護衛、それと最近ゴブリンが目撃されてるから、それの排除が目的だね⋯何か質問はあるかな?」


シンシアさんが手を上げる


「じゃあ聞くけど、何で夜にレベル上げを?シエルちゃんがトッププレイヤーって聞いてたけど何か関係があるの?」


「それがね、どうもシエルちゃんの吸血鬼って種族は太陽の光に当たると焼けちゃうみたいで、知らなかった最初は昼に行こうかと思ってたんだけど無理そうだったから止めたんだ」


「お手数をお掛けします⋯」


「気にしないで、何も理由が無いなら危険だから止めてたけど、夜にしか行動出来ないなら仕方ないわ」




「じゃあこれ以上遅くならない内に行こうか、シエルちゃんはスキルを忘れてないかな?」


「はい、とりあえず必要なのを選びました」


レベル上げをする前に俺は最低限必要なスキルを2つ選んで装備していた

1つは筋力強化、足りない力を補う為に選んだこれは、普通ならLV1の段階でSTRが5上がる筈だったんだけど、呪刻印の影響で1しか上がらなかった

それでもSTRは2になって小さいナイフなら片手で持てるようになったのでかなりマシになった


2つ目は視力強化、これは見える距離が広がるだけじゃなくて見る事全般が強化されて汎用性が高いので採用


装備も軽く新調

小さくて軽い採取用のナイフが一本

黒のワンピースに赤色のポンチョと黒い布の手袋

黒のタイツに革のブーツ


⋯仕方ないんだ、身体が貧弱だからどうしても防具の類いは装備出来ないし、肌を出すと葉っぱや太陽で傷を作りかねないからこうなったんだ


後シンシアさんに協力を得る為にズボンは許可されなかったのもある⋯




何はともあれこれで装備は万全

この世界で初めての採取、良いものがありますように

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ