登場人物紹介 (2章)
※2章目ラスト(28話)までのネタバレを含みます。
※読まなくても全く問題ありません。
〈主な登場人物〉
【ロザリンド】(肉体は)18歳・生存率0.3%
この物語の主人公。
アラサー非正規から、公爵家の令嬢に運よく転生。
運悪く、大量の死亡フラグと戦ったり、ヘタレの恋のお世話をするハメになる。
金髪ロングウェーブ・赤目で、長身・巨乳の美女。
「オヤジでゴリラでヤクザ」と言われる、強烈な性格の持ち主。
前衛向きのパワー型で、スタミナと攻撃力に優れるが、攻撃が雑でよく外す。
寿命50年と引き換えにゲットした魔力は、「線香花火ぐらいの炎が放てる」程度の能力。
【シェイド】15歳・生存率不明
ロザリンドの従者。
黒髪・黒目で背が低く、右目が前髪で隠れている。
真面目で短気でお節介。
典型的なツンデレ従者で、うるさくガミガミ言いつつも、主人の世話を熱心に焼く。
中衛向きのスピード型で、回避と命中に優れるが、パワーと耐久に難がある。得意な武器は、ピストルと投げナイフ。
【ミハエル】19歳・生存率0.2%
キングストンの第二王子で、ロザリンドの婚約者。
主人公の推しキャラだが、とにかく異常に死にやすい。
長身・金髪・緑の瞳。見た目はとても爽やかで、絵に描いたような王子様キャラ。
性格はクールで腹黒。カンが鋭く、ツッコミが割とキツい。
バランス型で、魔法も物理も、遠近どっちも、全部ハイレベルでこなせる。何の欠点もなさそうに見えるが、実は幸運値が超低い。
【ルシフェル】20歳・生存率50%
表の顔は外国の皇太子、裏の顔は悪魔のプリンス。
長身・赤毛・金の瞳。ホストみたいな派手な髪型。
のんきなお人好しで、恋愛面は超絶ヘタレ。
サクラと両思いになることで、津波から大陸を救える。
……のだが、ヘタレなので何もしない。
遠距離・魔法型で、肉弾戦はすこぶる苦手。
戦闘意欲もすこぶる低く、「話せば分かる」などという、甘い幻想を持っている。
【サクラ】16歳・生存率40%
原作ゲームのヒロインで、ロザリンドの友達。
黒髪セミロング・青い瞳。小柄で貧乳。清楚系。
やさしく女の子らしい性格だが、ちょっぴり天然。
男キャラと死亡フラグに愛されまくり、ロザリンドをヒヤヒヤさせまくる。
防御と回復に特化したサポート型。
その場にいるだけで男性キャラの士気が上がる、特殊スキル「聖女さまの微笑み」を所持している。
【ウィズ】25歳・生存率10%
平民生まれの天才魔術師。
長身・明るい茶色の髪と瞳。ロン毛でタレ目で泣きボクロ。
金にも女にもだらしない、自由人で怠惰なクズ。
ミハエルの兄に父を殺害されたため、上流階級の人間、特にミハエルが大嫌い。
多分遠距離・魔法型だが、やる気がない。
【オルフェウス】17歳・生存率不明(失踪率は高)
外国から来た吟遊詩人。
腰までの銀髪ストレート・紫の瞳。細身で中性的な見た目。
気が弱く、落ち込みやすいロマンチスト。
Mっぽい雰囲気があり、その手の変態を引き寄せまくる。しかし、本人はいたって純情。
性格的に、人と争うのが好きじゃない。
【リチャード】18歳・生存率80%
国内一の商会の跡取り。
黒髪・灰色の瞳。メガネキャラで関西弁キャラ。
プライドが高く、見栄っ張りだが、商売にはとことん真面目。
金で人を雇って戦わせるか、戦わなくてもいいように立ち回る。
【ソード】20歳ぐらい・生存率30%ぐらい
騎士団長の息子で、スポーツ選手。
超長身で、髪と目は暗い茶色。
無口な堅物で、存在感が異様に薄い。
正々堂々戦うのは好きだが、ルール無用の殺し合いには向いてない。
〈その他の登場人物〉 ※トムと死か恋だけ覚えればいいです
【トム】
モブの名前は、みんなトム。
同じ家にトムが何人いようが、これっぽっちも気にしない！
だって、死か恋はクソゲーだから。
とにかく男は、みんなトム。そして女は、みんなアン。
【お父様】
ロザリンドの父親で、フェンサー公爵家の当主。
娘を溺愛しているが、ワガママ放題にはさせない。
小柄な中年男性で、まん丸に突き出たお腹と、薄毛が気になるお年頃。
ウィズの作った薬を塗ったら、ほんのちょっぴり毛が生えてきた。
【セバスチャン】
ミハエルに仕える従者。
小柄な渋い老人で、白いおヒゲがチャームポイント。
10年ミハエルに仕えており、
あまり顔には出さないが、ミハエルのことを、孫のように思っている。
強盗ごっこが出来るぐらい元気だが、最近ちょっと腰が痛い。
【ウィズの弟子のトム】
真面目で素直なウィズの弟子。
年齢は10歳くらい。
実は簿記ができるので、リッチマン商会の現地オフィスで、わりと重宝されている。
弟の名前もトムで、父の名前も、もちろんトム。
【キャバクラのママ】
ウィズ行きつけの飲み屋のママ。
60ぐらいの派手な女性で、見るからに姉御肌。
公爵令嬢にゲンコツを食らわせたが、店は潰れることなく、今日も健在。
酒豪たちによる「世紀の名勝負」が話題となり、客が日に日に増えている。
【王太后】
先代国王の妃で、ミハエルの実の祖母。
厳格な性格で、優れた政治感覚をもっており、引退後の現在も、何かと頼りにされている。
薬指のサファイアは、亡き夫からの贈り物。
ロザリンドと出会ってから、黒いドレスを着るのをやめた。
【毒島家】
ロザリンドの前世の実家。
父は暴力団員で、酔っ払って日本刀で斬りかかり、相手に返り討ちにされた。
兄は心やさしい少年だったが、立派なゆすり屋に成長。麻薬と暴力も覚えた。
母は恋多き女性で、父親の違う子供を5人産んだが、全員どこかに捨ててきた。
【ハートブレイカー】
この章のボス。
原作ゲームのチュートリアル戦闘で出てくる中ボス。
強くて固くて動きが早くて、当たり判定が異常にシビア。
かなりのハードゲーマーでないと倒せない強敵で、プレイヤーの心だけでなく、ゲームの売り上げにも甚大な被害を及ぼした。
物理攻撃にはめっぽう強いが、魔法防御は紙なので、ルシフェルがいれば楽に倒せた。
【死か恋さん】
ロザリンドが生前ハマっていた、伝説のクソゲーで、
この物語のラスボス。
乙女ゲームのくせに、やたらキャラを殺したがる困った人。
特にサクラとミハエルを気に入っており、執拗に二人の命をつけ狙う。
ルシフェルが推しキャラらしく、サクラが他の男とくっつくと、盛大にご機嫌を損ね、大陸ごと海の底に沈めようとする。
