始まり
初投稿です。
悪役令嬢とかを見ていたら思いついたので
そのまま打ち込みました。
pixivのほうにも投稿しています。
パクったつもりはございませんが、もし似たような作品があれば
申し訳ないです。
見つけていただいた方に楽しんでもらいたいという思いで作ったので。
良ければ読んでください!
ある日、友人のアレンの家に遊びに来たとき
「俺、勇者になる」
と言った彼。
リアムは、自分の耳を疑った。
彼は今何と言った?
勇者に?なる?
どういうことだ?
まさか、選ばれし者にしか抜けない
あの伝説の剣を抜いたとでもいうのか?
そしてこの国の、オウサマとかいう人間になにか言われたのか?
嫌な予感しかしねぇ
「おいアレン、どうゆうことだ」
そうアレンの親父であるアーランさんが問えば、
「いや~それがさ、昨日収穫の時に作物と間違えて
すっげーキラキラした剣を抜いちゃったんだ。」
まさか…
「そしたらなんか、貴族っぽい人達に囲まれちゃって、
気が付いたらでっけー部屋にいたんだ。」
「んで、高そーな服着たおじさんに
勇者になって魔王を倒してほしいって言われたんだ。」
嘘だろ…なんでアレンが?
「そうか。でもなんで勇者になるんだ?」
そう、アーランさんが言う。
そうだ、そもそもなんでなる
命がけで、得もないようなものに。
「だって嫌だし。
このままずぅっと魔王におびえて生きてくなんて」
「でもっ、危険だ、もしそこでお前が命を落としたらどうする?」
そうアーランさんが言えば
「だったらこのまま、いつ世界が終わるかもわからずにおびえて過ごせっていうのか⁉」
「だが、」
確かに、僕もそんなのは嫌だ。
でも、やっぱり危険だ。
小さいころからの幼馴染を危険な目に合わせたくない。
できることなら、やめてほしい。
それでも、やるといったこいつなら何を言っても聞かないからな。
仕方ない、
「その魔王討伐、僕も行きます。
戦うことはできないけど僕の両親は医者だから薬も作れるし、応急処置くらいはできます。」
そう言えば、嬉しかったようで飛び跳ねている。
友人一人で、行かせて死なれたりでもしたら後悔するだろうしな。
事情を話せば、分かってくれるだろうし。
「お、もうこんな時間だ」
もう時計の針が9の数を指している。
外も暗い。
「ここら辺は、夜になるとモンスターが出るからな。
アレン、送ってこい、練習は大事だろ。
一応言っておくが、まだ俺は認めてないからな。」
「えぇっ嘘だろぉ…」
そう言いながら、ランプに火をつけている。
「お邪魔しました」
そう言い、アレンの家を出る。
ぅうううぅぅう
という、何かの唸り声が聞こえる。
それに加え、女の子の悲鳴らしきものも聞こえた。
正義感が人一倍強いアレンは、
「助けに行こう!」
と、駆け出して行く。
「あ、おいっ待て!」
俺も走ってついていく。
息を切らしながら、やっと追いつけば泥水のような色で
ぐちゃぐちゃしたヤツが、6,7歳くらいの少女を飲み込もうとしていたのだ。
「ていやぁああ!」
アレンが、急に飛び出して、巨大な剣をふるう。
サクッという軽快な音を出して奴は、消えていった。
思っていたよりも、感情を言葉にするのは難しかったです。
ほかの方の作品を見ていると、簡単そうに見えてもキャラクターの一人称。
性格などを一から考えるのはとても大変でした。
この作品を楽しんでくれる人がいますように。