表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
足跡まみれの異世界で  作者: 馬込巣立@Vtuber
第三章 遠方訪問~ルンディア特異湖沼~編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

78/430

付録 四人の女神

 それはまだこの世界にビーレフェルトが無かった頃の物語。


 海しか広がらない寂しい世界に、四人の女神様が訪れました。



 この世界全ての真実を知っているという智の女神。


 ありとあらゆる物を思うがままに操れる則の女神。


 誰が死ぬのか誰が生きるかを決められる命の女神。


 何も無くても炎や水を自由に作り出せる創の女神。



 彼女達四人は何もない世界をもっと楽しく、素晴らしいものに変えようと力を合わせることにしました。



 智の女神は「どうすれば命が芽生えるのか」「どうすれば美しい景色を生み出せるか」という智を他の女神に与えました。教えた後は他の三人のお手伝いです。


 則の女神は地面を盛り上げ、大きな大きな土の塊を作りました。とっても頼もしいこの土くれが、私達が住んでいる大陸の元になったのです。


 命の女神は空っぽの私達に命を吹き込んでくれました。最初はおバカな命ばかりだったようですが、お互いに助け合う中で皆仲良しになっていきました。


 創の女神は大陸や私達の材料となるものをどんどんと、たくさん作り出しました。この女神は一番の頑張り屋さんで、一番大変なお仕事をやってくれました。



 さてさて、世界は作ってそれでおしまいではありません。

 四人の女神様が力を合わせて作った世界を、今度は大事に大事に守らなくてはなりません。


 しかし困ったことが起きてしまいました。


 これまで一緒に頑張ってきた女神達でしたが、「大陸に住まう人々のお世話をどこまで焼くか」で喧嘩してしまったのです。

 智の女神はどこまでも面倒を見ようとして、則の女神はどこまでも放っておこうとして、命の女神は大好きな男の人一人だけを贔屓しようとして、創の女神は食べ物だけを望まれるだけ与えようとしていました。



 やがて命の女神は好きな男の人と一緒になる為人々の中に紛れて姿を消し、


 則の女神はもう人々の世話を焼くのは嫌だと命の女神に続くように去って、


 創の女神は仲間が二人もいなくなった哀しみに耐え切れずどこかに行って、


 一人ぼっちになってしまった智の女神だけがポツンと世界に残されました。



 最初は「仲間がいなくなってせいせいした」と見栄を張っていた彼女も、四人でやってきたお仕事を一人でなんてとてもできません。どうしても、どうしてもお仕事が終わらないのです。


 そこで智の女神は考えました。


「他の世界からお手伝いさんを呼ぼう」と。


 そんな智の女神のアイデアによってこの世界に呼ばれたのが、大陸にいる客人達なのです。


 客人の力で大陸には大きな建物や美味しい食べ物が溢れ返るようになり、智の女神も大満足。




 こうしてビーレフェルト大陸は賑やかに栄え、人々は幸せな日々を過ごせるようになったのでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ