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足跡まみれの異世界で  作者: 馬込巣立@Vtuber
第十五章 樹海と人海の波濤編

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十五話 絶望と希望

「これで目立つ奴は大体片付けたけど」


 空中から第二魔術位階【バニッシュメント】をシプカブロガの各所に向けて撃ち、一通り“ラハイアの座”が再現した巨大疑似生物を破壊して圭介が着地した。


 降り立ったのはホテルの屋上。

 既に付近の学校施設や体育館への避難が済んでいるため、今この建物には誰もいない。


「こっからが本番なんだよね」

『ええ。【ベッドルーム】を用いても探れない場所はあります。恐らく相手もそれを見越して罠を張っているでしょう』


 ただでさえ首都ということもあり遮蔽物が多く、地下街がある関係で外観以上に高低差も激しい。

 地上も地下も階層で区分けされているシプカブロガという土地では、あらゆる索敵魔術がその機能を十全に発揮できないのだ。


『マスター単独で空中を移動すればンジンカ緑地まで安全に移動できるはずなのですが』

「そうもいくかよ。その緑地までの安全な避難経路を地下に作れるのが今のところ僕だけなんだから」


 現在“ラハイアの座”及びその協力者たる何人もの観光客らは、一般人への加害行為にも躊躇が見受けられないと報告があった。

 先ほど破壊した巨大なゾウは高級住宅を何軒も踏み潰していたし、現時点で観光客を説得しようとした騎士の中に重傷者も出ているらしい。


 加えてこれは口頭で済まされたとはいえ、ゾネ君主国騎士団からの正式な依頼でもある。


 自分だけの都合で人々の危機を放置するわけにもいかない。

 最悪の場合国際問題にまで発展し、アガルタ王国の王族にも迷惑がかかるだろう。


(ていうかそれ抜きにして考えても、僕一人で空から行った方がややこしそうなんだよね)


 アズマには言わずにおいたが、もしも緑地までの道のりで怪我人などがいれば圭介は即座に見捨てることができない。

 それでいて即座に助けることさえできない。“ラハイアの座”による偽装工作の可能性があるためだ。


 判断に迷い、どちらを選んでも後悔する可能性が残り、確実に時間だけは奪われる。


 どうせ時間がかかるのなら相手の目論見を少しでも崩せる道の方が望ましい。

 だから圭介に選べる道は地下道しかなかった。


「じゃ、行くか」


 言ってすぐ【アロガントロビン】による加速を用い、事前に索敵で場所を把握していた地下道へと飛び込む。

 傍目には“アクチュアリティトレイター”含めて何かの影が一瞬通過したようにしか見えなかっただろう。


 念動力で索敵した限り、トンネルと呼べるほどに大きな帯状の空間は地下を進めば進むほど輪郭を結んでいく。

 中にいるまだ避難できていない人々は“ラハイアの座”の人形と区別ができないため、避けて通った。


 が、向こうも圭介の意図に気付いたらしい。


 複数の人形が通路上に折り重なり、一枚の隔壁に変形するのを感じ取る。


「どけ!」


 もちろん最初から即興の障害物でしかないとわかっていれば対処は容易だ。

【サイコキネシス】と【エアロキネシス】をしっちゃかめっちゃかに振り回して雑に吹き飛ばし、より下へと続く通路を滑空し続けた。


 やがて人形の反応すらなくなる。

 闇の住人でもなければ足を踏み入れない深さに入ったためである。人の気配はないものの未だ稼働する機械やモンスターらしき動きまで見えた。


『七体の魔力反応あり。いずれも中型から大型のモンスターですが、マスターの敵ではないでしょう』

「トンネルまで楽に進めると思ってたんだけどなこれでも!」


 確かに都市の地下だ。モンスターが生息する洞窟とは微妙に違う。

 だがそこかしこ崩落して露出した鉄骨が突き出し、奈落の先には紫色に輝く怪しげな水場が見える。


 そして魚の骨で構成されたような外殻を有する不定形の生物がうぞうぞと、圭介に向かい壁を這って移動し始めていた。


「なんだアレ気持ち悪っ!」

『ブラッディスライムの亜種でしょう。小動物や魚類、あるいは人間の死骸を取り込み続ける中で消化しきれなかった骨が体内から体外へ突き出している状態のようです』

「ああ、そういやユーがそんな名前のモンスターの討伐依頼に行ってたとかって話してたな……。とにかく今はこんなのの相手してられないんだ」


 体内に流れる電流を【エレクトロキネシス】で“アクチュアリティトレイター”に流し込み、空気中の水分から【パイロキネシス】で熱を奪って氷の粒とする。

 これによって生じた冷たい霧を【エアロキネシス】で回転させ、衝突を無数に繰り返させながら放電現象を引き起こす。


「第四魔術位階【サンダーボルト】!」


 雷が闇を照らし、着弾地点となる水面から全ての水を伝って中にいる生命へと流れ込んだ。


 当然ただ放電させるのみに留まらない。電撃の槍は四方八方へと雷の速度で分散し、壁を這いずっていたブラッディスライムにも命中する。

 それぞれがパン、と弾け飛んで絶命するのを確認してから圭介は水面に浮くその存在へと目をやった。


 まともに相手していればスライムなどより遥かに厄介だったであろう、小舟ほどの大きさの生き物。


「無計画に降りてたら食われてたかもしれないな」

『仮に腹を裂いて脱出しても有毒物質による汚染は免れなかったでしょうね』


 圭介らの眼下にあるのは、紫色の光を身に宿した巨大な魚の死体。

 結晶のような歪に尖っている鱗を全身から伸ばし、鋭い牙が並ぶ口を今はあんぐりと開けている。


 この水場を支配する中型モンスターだ。

 具体的にどういった生物かなど知らないが、これもまた何らかの亜種なのだろう。


「ともあれようやく安全に先に進めるよ」


 溜息一つ吐いてから、圭介の姿がその場から消える。


 有毒な物質で汚染された金属の棘、周囲の環境に溶け込むブラッディスライム、そしてそこかしこに潜む中型から大型のモンスター。

 通常の冒険者であればパーティメンバーを揃えても踏破は難しいであろう道のりを、彼は速度と破壊力により強引に突き抜けていった。


 しばらく進んだところで恐らくトンネルであろう空間へと繋がる広い空間に出る。

 突入と同時、天井から垂れ下がる花のような形状の棘皮動物と向かい合った。


 花のような、と言っても大きさは風車に等しい。

 いかにも頑丈そうな表皮は生半可な攻撃など物ともしないだろう。


「【水よ来たれ】!」


 口腔に当たると思しき花の中心部を周囲の花弁にも似た器官とともに大きく開いたところへ、圭介が第六魔術位階【インスタントリキッド】により生成した水が迸る。

 呼吸器官も兼ねているであろうその穴全てに液体が侵入したことで、名称すらわからないモンスターの動きが止まった。


 そこへ容赦なく【サンダーボルト】が叩き込まれ、管楽器の音にも似た鳴き声が空間全域に響く。

 怯んだその次の瞬間には花で言えば茎に当たるであろう胴体部分が、周囲から調達した水の刃で切断されていた。


「何だって市街地の地下がこんな化け物だらけなんだよ! これじゃ避難経路にも使いづらいじゃねーか!」

『ここまで増改築の痕跡が無数に散見されました。騎士団が把握している地下の状況は情報が古いのかもしれません』

「つまり前はもっとトンネルまでスムーズに行けてたってわけか!」

『それを知って[ヴァージャーズ・ロウ]か[色無き御旗]が道を塞ぐようあのモンスターを配置した可能性が高いかと』

「裏社会の人間ってそういうとこ変にマメで嫌なんだよなぁ!」


 何にせよこれでトンネルへ侵入できる。

 そう思って先の空間に続くドアを周囲の壁ごと破砕して進んだ先には、確かにトンネルが存在した。


 金属の壁に覆われた筒状の通路。ンジンカ緑地まで続くという話を裏付けるかのように、【ベッドルーム】による索敵でもその先までは探れない。


 目視した範囲では異常らしい異常も見当たらなかった。


 目視した、範囲では。


「壁の振動が不自然だな……」

『魔力反応もトンネル内で複雑に変化し続けています。恐らく隔壁の裏側には植物が潜んでいるものかと』

「じゃあ壁ごと根こそぎどうにかしなきゃ、普通の人は通れないか」


 元は避難経路に使うためこのトンネルを通過するつもりで来たのだ。

 自分一人どうにかこうにか通れる状態では、到底使える道とも言えまい。


 それでも自分だけが通り抜け、早急にンジンカ緑地で“ランスロットの座”を倒すか。

 あるいはそれより道の確保を優先してここで暴れ回り、誰でも通れる道を作るか。


「全部滅茶苦茶にしながら急いで進もう」


 圭介は両方を選んだ。


「とっとと緑地行って植物使う人を倒さなきゃな。でなきゃどうせまたここまで根っこ伸ばしてくるだろうし」

『賛成です。元を絶たねばこのトンネルは永久に使えないままでしょう』

「うっし、行くか」


 呟くと同時、全力の【アロガントロビン】でトンネルへと突っ込む。

 直後、通過した通路の壁と床と天井を構成する金属板が【テレキネシス】で引っぺがされ、内部に潜む木の根が【パイロキネシス】と【エアロキネシス】の嵐に焼き砕かれた。


「無事でいてくださいよ、ウォルト先輩……!」


 進む先にある壁からも突き出された根を目視と同時に回避しながら、圭介は緑地に住んでいる知人の無事を願う。

 過去のいざこざから生じる軋轢などは、とっくに消え失せていたから。



   *     *     *     *     *     *



 空港前の広場にてドラゴンを再現した“ラハイアの座”は、仲間たる協力者達を避けながら爪牙を振るい炎を吐いていた。

 それに相対する騎士団も、ゾネ君主国の首都を護りし精鋭部隊である。前衛で各々が展開した結界を幾重にも重ね、攻撃を防ぎつつ対応はできている。


 ただ、対応するのがやっとという現状にこそ問題があった。


「くそっ、まただ!」


 ゾネの騎士団に属する者は全員が習うヘクス状の多重結界【マジョリティ】。

 一枚一枚が脆くとも一ヶ所に集合した無数の六角形は、それぞれに加わる衝撃を間隙に受け流して形状を維持する。


 魔力の消費量こそ激しいものの広範囲で効率的に防衛できるため、数々の強敵難敵が繰り出す魔術をこの結界と陣形は防ぎ切ってきたのだ。

 歴史を守り民草を守り、何より騎士の矜持を守ってきた彼らにとって最高の盾である。


「また守りを崩された!」


 だが今回。

 ドラゴンの猛攻を支援するかのように、その一枚一枚の六角形を的確に射抜く魔力の矢が前へ出ようとする彼らの命を削り取っていた。


 騎士団に向けて驟雨の如く降り注ぐ矢を放つのは、ドラゴンの背後で浮遊しているハーフエルフ。

 上下を赤紫色のジャージで揃えた人物であり、手にはグリモアーツと思しき青黒いクロスボウが握られている。

 一度にいくつもの矢を作り出し放っているのは、クロスボウの先端に燦然と輝く小麦色の魔術円だろう。


 何枚も並ぶ小さな結界にそれぞれ神経質とさえ言える正確な精度で魔力の矢を命中させている。

 これでは個々の防御力がそこまで高くない【マジョリティ】など、すぐに崩壊してしまいかねない。


「づっ、ああああいってえええええ!」


 何より恐るべきは、無数に放たれた中から突如新たに出現する数本の矢である。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、小麦色の死神はこれまでに三人の騎士を結界の隙間から容易く貫いていた。


 苛烈なまでの弾幕と認識の外から飛来する矢の波状攻撃で、多くの騎士が怯えで満足に動けない。


「ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう! こっちのは一発も当たんねえってのに!」


 前衛が追い込まれている一方、後衛部隊からも悔しそうな悲鳴が聞こえてきた。


 銃剣型の魔道具からタイミングをずらしつつ何発も魔力弾を撃っているが、まずドラゴンの皮膚には通用しない。

 そしてその他、周囲にいる協力者らに届かんとする弾丸は、その全てがゼニスブルーに輝く綿のような何かで防がれていた。


 動きを見る限り綿そのものではない。というより、どういった物体なのか定義するのすら難しい。

 重力を知らないように見えるほど縦横無尽に動き回り、分裂と集合を繰り返す。


 時としてハーフエルフの女性が放った矢を吸収したかと思えば、その軌道を内部で加速ないし屈折させるなどの厄介な小細工まで弄してくる。


 操っているのはサキュバスと呼ばれる魔族に分類される、一見して若く美しいこれまた女性。

 こちらは大昔に魔族の間で流行したと言われる露出の多い真っ赤な戦闘装束を着て、朗らかな笑顔のまま踊るように腕を振り回していた。


 腕に握られているのは、鎖。

 そして鎖の先端にあるのは、鳥籠。


 内部に充満する綿らしき何かが格子の隙間から外に飛び出し、触れた何かの動きを定めているようにも見える。

 未だ詳細はわからないものの、サキュバスもまた綿に載ってハーフエルフとは反対に位置する形で浮いていた。


「あの二人だ! あの二人さえ、どうにかできれば……!」


 だが砲撃用の魔動兵器を搭載した特殊車両は、既にドラゴンに破壊されてしまっている。


 主要な兵器を失ってから、それを用いるべき新たな敵の存在を認識するに至った。

 彼女ら二人を早急に殺害できていれば、戦況は今より遥かに楽だっただろうに。


 あまりにも痛恨の判断ミス。時は巻き戻らず、相手の守りを突破できないまま自陣の守りを削られ続けるという地獄が、彼ら騎士団を取り巻いていく。


「あの、二人さえ……!」


 憤激と悲哀が入り混じった声を吐き出した男に、小麦色の矢が迫る。


 突如、目の前に現れた。

 相手から目を逸らしてなどいなかったのに。


「…………ッ!」


 もはやこれまで、と目を閉じる暇さえなく。


 彼の眉間を貫く直前、山吹色に輝く花弁が矢と男の間に舞った。


「…………ぇ」

「やらせるか!」


 満開の花が咲き誇る樹木でも振るったのかと思うほど、大量の花弁が戦場に飛来した。

 全てが山吹色に輝き、全てが小麦色の矢を防いでくれる。


 そして、気付けばすぐそこまで迫っていた矢も、同様に。


「騎士団からの要請に応じて来ました! アガルタ王国のミア・ボウエンです!」

「同じくアガルタ王国の、レオ・ボガートっす!」


 呆然とする騎士団の前衛部隊より更に前、ドラゴンの目前に少年少女が立ち塞がる。


 本来なら止めるべき相手であり場面であるはずだ。

 しかしどうしてか、誰も彼ら奇妙な闖入者を場違いとは思えなかった。


「こっちにいたんですね、パトリシアさん」

「……ミアちゃんお久しぶり。そちらは噂の彼氏さんよね?」

「そうっす。初めまして」


 そう言って今度は少年の方が背後、騎士団の前衛に向けて紙吹雪のような何かを放り出す。

 葡萄色に輝き鎧と鎧の狭間をするりと飛んでいくそれら破片が包帯を細かく千切ったものだとわかった瞬間、大半の騎士は痛みと疲れが引いていくのを実感した。


 彼らは知らない。

 こんな速度と出力で、ここまでの範囲に効果を及ぼす回復魔術など。


「ミアさんからお話は聞いてるっす。……仲良くなれるうちから、知り合っておきたかった」

「あまりそれがいい事とは思えませんがね。だってやりづらくなるでしょう?」


 会話する間にハーフエルフのクロスボウが、その先端にある魔術円を光らせる。


「私達とは違って、ね」


 言った瞬間、ミアと呼ばれた獣人の少女が右手に持った盾型グリモアーツを真上に掲げた。


 直後、盾の表面で弾ける小麦色の魔力。

 一瞬の間を置いてからまたも大量の矢が放たれる。


「レオ君」

「うっす」


 短いやり取りの後、レオと呼ばれた少年がミアの背後に隠れる。


 矢は全てが少女に命中した。

 そして全てが刺さらなかった。


 肌の表面でカチカチと音を鳴らしてそれらが雲散霧消する。

 まさかの肉体のみで防ぎ切ったミアは、次に盾の先端をドラゴンの頭部に向けた。


「【遠く昏きを厭わず灯せ 道の果てに燭台が待つ】!」

「させないわよ」


 ゼニスブルーの綿が集まり、津波のような帯状の怒濤となってミアに向かう。

 今度はそれを見たレオが動いた。


「させないのはこっちの方っす!」


 伸縮する包帯を縦と横に組み合わせ、一秒もしないうちに葡萄色の大きな風呂敷を作り出す。

 それが綿の波に覆い被さったところで、その上をミアが駆ける。


「あら……まあ…………」

「【其は闇を不要と断ずる聖の焔 立ち止まる闇よりもその先の景色を求めし者】!」


 獣人の身体能力は高い。

 鍛え抜いたものともなれば、特に。


 波を乗り越えた先で包帯によるサポートも手伝い、ミアは浮遊する女二人を見下ろすほどの高さまで跳躍してみせた。


 見上げる二人の女がそれぞれグリモアーツを振るおうとするも、もう遅い。


「【何となれば手当たり次第に丸ごと焼いて暗がりを照らそう】!」


 詠唱が完成した。


 ハーフエルフが撃っていたものとは比べ物にならないほど、丸太のような太さと長さを持つ山吹色の矢が盾の中心から先端を突き出す。


「【ホーリーフレイム】!」


 射出された炎の矢はドラゴンの頭から顎にかけてを容易く貫通し、その足元の地面で爆発を起こした。

 頭部と足場を破壊されたドラゴンが横転する直前、それらは空中でバラバラに分かれて一体一体の人形へと変形していく。


「あ、アガルタ王国の……国防勲章受勲者……」

「もしかして“暁光”の仲間か!? ありがてえ!」

「油断するな! 俺達は俺達で結界の展開と後方支援を維持し続けろ!」


 素性を知るが故に、騎士団の士気が回復した。


 まだ充分に戦えるほどに。

 これに重ねて支援まで受けられたなら、勝ててしまえそうなほどに。


「っ、勝つぞぉ!」


 普段ならわざわざ口にしない大前提を、誰かが声高らかに叫んだ。

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