女の子と情報と3
チケットを使っていろいろと交換して並べる。
チケット使うときになんかテーブルとかもイメージしたらついいてきたからそれに座って食べている
のだが……
「……すごい食べるね?」
そう、彼女は彼女の体積以上に食べているのだ。
チケットで食べ放題メニューを想像して使ってなかったらチケットがやばいことになってた。
「すいません、こんなにおいしい食事初めて食べるので、つい。
これってあなたの世界の食べ物ですか?」
「そうだよ?たぶん僕の世界でも一握りの人間しか食べられないけど。」
最高級の食べ物なんてセレブしか食べれないだろう。
「あの、そのチケットすごく使っていますけど、大丈夫なんですか?
貴重なものなんじゃ?」
「んー、チケット自体は貴重なんだろうけど、大丈夫かな?
たくさんもらったしね。」
ていうか増えて無くならないかな?
「もらったって女神様からですか?」
「うん、アーニャっていう女神様かな?
会ったことはないけど。」
メモ一枚で異世界に放り出されたけど。
「……アーニャ様ですか?」
エルゥは少し考え込んでしまった。
アーニャってこの世界の女神じゃないのか?
まぁ、いいか。
しかし、チケット最高だなぁー。
『ゼロスキル』も解除されているみたいだし、町に行ってとりあえずこの先の目標たてるかな。
「とりあえず、情報ありがとう!
とりあえずアカツキって町に行ってみるよ。」
いろいろ試したいしなぁ。
「えっ!?あ、はい。この程度でいいのですか?
これならだれでも知っているというか。さっきの食べ物に合わないというか。」
申し訳なさそうにシュンとしている。
「うーん、でも俺にとっては十分かなって思うし、
とりあえず『渡航人』に危険はないっていうのが分かっただけでよかったよ。」
最低限サポートみたいなのをしてくれるらしいし、最悪チケットで何か出して売ればいいだろうし。
こっちの食事は結構受けがいいみたいだし。この子の反応みるかぎり。
「ですがその、申し訳ないというか…。」
「いいよ!気にしないで!それじゃ!」
と女の子と別れて外にでたとき、やけに暗かった。
ん?まだ夜にはなってないようなと上を向いたとき恐ろしいものが映った。
グルルルルル
とうなり声、その両眼はしっかりと俺を捉えていた。
巨大な体、翼、爪、見覚えがある。
「どどどどどどどどどどっど、ドラゴンだぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁあ!!!!!!」
二日連続ドラゴンに遭遇。
これだめぽ。