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トランスポーターφ  作者: 相馬熊五郎
プロローグ
1/9

目覚め

目が覚めると草原だった。


遠くに森があり、空はきれいで澄んでいる。

空気もきれいで風に運ばれてくる匂いも草原の少し草っぽいが嫌いじゃない匂い。

テレビで見た映画の1シーンみたいだ。


さっきまでいたと思われる日本のビルが立ち並ぶような景色じゃない。


「えっと?なんでこんなとこに?」


頭を抱えて思い出してみる。


今日は朝起きて学校に行って帰ってゲームをする予定だった。

だから早く帰るために走っていたはずだった。


そうだ、思い出した。

その途中で女の子が道路にボールを追いかけて飛び出して車に引かれそうになってるのを――。


「助けようとしてそこからの記憶がないや。

 ただ女の子が泣いていてそれを確認したら安心して意識がなくなったね。」


死んだということでいいのか?

ただ自分の体を見ても怪我はなし、たださっきまで着ていた学生服はなく白いTシャツにGパンだった。

変な腕輪が両手にあるぐらいで、荷物はほかにない。


「ていうかここどこだよ…。」


あたりを見渡すがここが日本ではないことは確かだ。

なぜなら草木がまず日本の植物ではない。そして空を飛んでいる鳥が人並の大きさだ。

うん、外国か?でもあんな鳥世界にいたら今頃ニュースで話題だよなー。


だってさ、翼に爪あるし、牙は鋭い感じだし。尻尾も太くて皮膚もごつごつしててまるでドラゴン。


「って、ドラゴンかよぉぉぉぉぉ!!!!」


少年の絶叫が草原に響き渡った。


少年の名は大和やまと) 穣助じょうすけ)突如異世界に転移した不幸な少年である。

この物語は穣助が異世界で好き勝手に生きていく物語である。


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