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第十三話 毎週テスト!

「よーい…はじめっ!」

その合図とともに、教室にいる生徒は一斉に問題を解き始めた。


大問Ⅰ 以下の問いに答えよ。

① ポラリス王国の王城がある都市は?

② ①の都市には二つの王立学園がある。 その二つの学園の名前を答えよ。

③ ポラリス王国は何年に建国されたか?

④ この学園の学園長の名字は?


「…………」

ライムは絶句してしまった。これ、絶対商業に

関係ないだろ…


大問Ⅱ 以下の文章が正しければT、間違っていればFを記せ。


ま、まさかのTrue or False Question!?

外国の文章でも出てくるのだろうか…。


①商売で成功するのに必要なのは気合いと資本のみである。

②利益を出すには安く仕入れ高く売る必要がある。

③一つ売ると銅貨1枚の利益が出る商品を5個売ると、純利益は大銅貨1枚である。


ライムからすれば、いや、彼でなくても非常に簡単だと思える問題しかない。

大問Ⅰは①カンナギシティ、②王立商業学園/王立魔法科学園、③西暦648年、④クラベルだし、大問Ⅱは①F(知略や信用が必要だ)、②T(当たり前だ)、③F(銅貨10枚で大銅貨1枚となる)

大問Ⅱは若干商業に関係あるものになったとはいえ、5歳児でも答えられそうな問題ばかりだ。持ち前の前世からの知識が全くと言っていいほど使えなくてライムはがっかりした。彼的にはもっと「面白い」問題を期待していたのだが、それが裏切られた形となった。

「試験やめっ!」

先生の声が教室に響き渡った。

たった7問しかないためなのか、試験時間は短かった。

全員分の解答用紙と魔道具が回収されると、一斉に安堵の声が聞こえてきた。やはり、皆思ってたより簡単だと感じたようだ。

「ライム様、どうでしたか?」

ラッカルが尋ねて聞いた。

「言うまでもないだろ。全部常識問題だったからな」

「ですよね。多分、全員満点でしょうね!」

ラッカルは満面の笑みで答えた。

と言うか、この幼稚園児並みのレベルなら、満点取れて当たり前だろう…。

そう言いたいのをグッと抑えて、ライムは優しく微笑んだ。


読んでいただきありがとうございます!

最近すごく暑いので皆様体調には気をつけてお過ごしください。

筆者は外でたら溶けそうだったので家にこもっております…

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